唐突ですが、私(上村夫)は子供の頃から手先が不器用です。
小学生時代、自分で結べるようになるまでヒモ靴は買ってやらんと親から言われ、高学年までマジックテープの靴を履いていた苦い思い出があります。
大人になり色々なエロ事を覚え、妻と出会いました。
マゾ性の強い妻との行為には、自然とSM的な事が含まれていきます。
その中で唯一と言って良いかも知れませんが、「緊縛プレイ」、これだけは一度もやった事が無いのです。
手錠を使っての拘束プレイは時々行います。
しかし、縄やロープを使ってのプレイは、不器用な私にとってハードルが高すぎました。
望めば叶う…という事があるのでしょうか。
今年に入ってすぐの事です。
何度か妻の寝取られプレイに協力して頂いている斉藤さんという方と、今年のスケジュールなど話しがてらお酒を飲みました。
妻は別の用事で同席しませんでしたが、個室居酒屋だったので、妻のプレイ動画像など観せながら男二人盛り上がります。
何の気なしに、私が緊縛プレイについての話をしたのがきっかけでした。
斉藤さんから、一人の男性を紹介されたのです。
船田さんというその男性。
年齢は60歳。仕事を早期退職した後、実家のある長野県の山村に移住して田舎暮らしを始めたそうで。
若い頃から登山に携わってきたらしく、現在も登山のインストラクターや山小屋番など時々やられている方です。
その船田さんには別の顔がありまして…
緊縛を中心としたSMプレイに深い造詣と経験があり、AVの製作現場やSMパーティーなどに縄師として関わる事も多くあったのだとか。(副業厳禁の職業だった為、あくまでも趣味としてだそうで…)
話はスムーズに進み、二月に入ってその船田さんとお会いする事が叶いました。
想像よりも小柄ながら、山登りをなかば生業としているその体型はかなり引き締まって見えます。
妻の感想は、白髪の多い灰色の短髪が、若作りをしない自然な印象で渋いかも…でした。
そのような経緯を経て、私は緊縛のいろはを師事する為、妻はマゾ性の更なる調教を目的として、船田さんを師匠・ご主人様と仰ぐ事になったわけです。
船田さんは所用で時々都内に来る事がある為、そこに合わせたり、私達夫婦が長野県に出向いたりして、現在のところ月に一回か二回程度お会いしています。
先月の事。
私達夫婦は長野県の山あいにある船田さんのお宅にお邪魔していました。
お母上は既に他界され、お父上は介護施設に入所されているそうで、だいぶ昔に離婚されている船田さんは、旧家然とした広いお宅に独り住まいです。
そのため、私達がお邪魔する際は宿泊での訪問となります。
その日は、数えて五回目の緊縛講習とマゾ調教でした。
五回目となっても、やはり生来の不器用な私。
妻を教材として縛り方を教えて頂くのですが、あまり上達は見られません…
緊張感の漂う、なかなかにシリアスな雰囲気なのですが、あまりの下手さに教材である妻が笑ってしまう程です。
船田さんも苦笑しつつ、「とにかく自宅でも練習を重ねてください…」としか言いようが無い状態で。
この日は早々に緊縛講習を切り上げ、妻の調教へと移りました。
緊縛の練習が終わり、一旦衣服を着直す妻を船田さんが止めます。
「奥さん、そのまま。今日はそのままで外に出るよ。」
裸で屋外に出る事を命じられた妻は、少し緊張感を漂わせながら、しかし船田さんに促されるまま後を付いて行きます。
「じゃあ奥さん、まずはそっちの道路の手前まで、ゆっくり歩いて。」
庭に出ると、さっそく妻への命令。
私達を含め、街中で暮らす者の想像する「庭」とはかなり異なるそこは、家があと三軒は余裕で建ちそうな広さ。
その敷地内から生活道路へ出る為の路地を歩け、という命令なのです。
「奥さん、隠すのは禁止。」
妻はせめてもと、乳房と股関に当てた手を外す事を余儀なくされ、力無く両手を脇に垂らしゆっくり歩きます。
振り返る妻に、船田さんはもっと向こうという合図を繰り返しました。
最も近い隣家まで徒歩15分程度かかるそうで、まず歩いて生活道路を通る人間はいないそうですが…
妻が裸で歩く最中、二度、軽トラックが通りました。
エンジン音が聞こえるたびに、妻は脇の草むらに紛れようとしゃがみこみ、その必死な姿に哀愁というのか哀れさを感じ、それがまた私の興奮となります。
路地と生活道路の境に到達した妻は、踵を返し、再びゆっくりと歩きました。
恥じらいを紛らわそうと浮かべる笑みが引きつり、極限に近く羞恥心を責められている事が伝わってきます。
「お帰り。恥ずかしい?」
と、船田さん。
「はい…」
小さく頷く妻。
命じられるまま、石段のような所に裸のまま座りました。
「奥さん、大きく股を開いて。」
しばらく躊躇したものの、逆らう術もなく股関を開いていく妻。
「ほら、上村さんもよぉく見て。」
促されるまま妻の陰部を見つめました。
見ただけでわかる程、妻の陰部は滲み出た体液で滑り、陽光を照り返します。
「奥さん、恥ずかしかった?」
頷く妻。
「何が一番恥ずかしかった?」
「あの…車が…通って…」
紅潮した顔で答える妻。
「恥ずかしくて、オマンコが濡れてきちゃった?
恥ずかしいっていうのは嫌な事じゃないの?」
問い詰められ、俯く妻。
船田さんは妻を立たせ、今度は私達を先導して歩きました。
広い庭に作られた広い畑を眺めつつ、家の裏手に回ると、そこも船田さんの土地だという雑木林に出ます。
緑濃い自然の中、なんとも似付かわしくない全裸の妻。
船田さんの指示に従い、独り散策します。
「奥さん、その辺で四つん這いになって。そう。
奥さんは獣と一緒。獣になったつもりで歩いてみな。」
さすがに躊躇う妻。
「嫌ならやめる?」
と、船田さん。
妻がどんな反応をするのか、正直私にはわかりませんでした。
少し間があった後、妻はその場で四つん這いになり、歩き始めたのです。
何か、初めて見る妻の姿に、表現の難しい感情を抱きました。
「この辺は鹿、猿がよく出るよ。たまに猪も。
俺はまだ見た事ないけど、熊が出る事もあるらしい。」
と、話し始める船田さん。
「奥さんはもう獣だよ。雌猿、雌鹿…雌猪かな。
盛りのついた雌猿か。」
抜粋ですが、これまでに聞いた事の無いような台詞の言葉責めでした。
なんとも新鮮というか、妻の感情を想像する前に、私が勝手に興奮していました。
語彙豊富な船田さんは、次から次へと妻に言葉を投げかけ、そして四つ脚のまま歩き回らせます。
次第にこちらまで、雌猿を見ている…そんな気持ちにさえなりました。
「奥さんこっちへおいで。」
全裸の妻が四つ脚で近づいて来ます。
「恥ずかしい?」
頷く妻。
「だめだねぇ。恥ずかしいんじゃ、まだ獣になりきれてないな。」
と、笑う船田さん。
「そろそろ家に戻るけど。その前に仕上げをしようか?」
船田さんの言葉に、妻が地面から見上げます。
命令を聞いた妻は、何度か頭を振り、二回目の同じ命令に黙って頷きました。
それは初めて見る妻の姿でした。
四つん這いで尻をこちらに向けた妻。
しばらく静止した後、尿を放ちます。
相当我慢していたのか、長い長い放尿でした。
浴室などで妻に放尿させた事はあります。
しかし、屋外で全裸…さらに四つん這いのまま、というのは見るのも初めてですし、当然妻も初めての経験です。
放尿が終わり、立ち上がる事を許された妻ですが…
腰が抜けたように自分で立つ事がままならない状態でした。
ビクッビクッと小刻みに震える体は、妻が絶頂を迎えた時と同じ反応です。
船田さんに抱きかかえられるように前を歩く妻を見つめながら、私は後をついて歩きました。
屋外での四つん這い歩きと、自らの尿で汚れた妻はシャワーを勧められます。
その間私は、まだ日暮れまで少し時間はありましたが、船田さんに勧められるまま軽くお酒を飲み始めました。
SM談議やら寝取られ談議に華が咲きます。
妻がシャワーを終え、お酒と軽い食事で三人ともほろ酔いになったのが、外が暗くなりかけた頃。
そこからは、家の中での寝取られ調教プレイが始まりました。
その話はまた次回に。