数年前、まだ大学生だった頃。
友人Fの家で、カップル3組で集まり飲み会をした日のことです。
Fは実家暮らしでしたが、その日は両親ともに家を空けていたため、私と私の彼女(Y子)、それからいつも遊んでいたメンバーで集まり宅飲みをしていました。
また、Fは最近彼女にフラれたばかりだったこともあり、この日の飲み会でフリーはFだけ。皆でグチを聞いてやりながらも、かなり盛り上がっていました。
夕方から飲み続けたため、24時を過ぎる頃には私も他のメンバーも、かなり酒が回っていました。
とくにY子は酒に弱いクセに、その場のノリでつい飲み過ぎたようで、もうベロンベロンの状態。
Fに「Y子と寝てくるから、どこか部屋使わせてくれ」と頼みました。
2階の客間なら自由に使っていいぞ、とのことで、私たちは2階へ。
他のカップルも、1階の各部屋を自由に使い、寝る準備に取り掛かっていました。
2階の客間にはベッドがあり、そのすぐ下には布団が敷かれていました。Fが気を利かせて、あらかじめ用意してくれていたのでしょう。
私は今にも崩れそうなY子を、なんとかベッドへ寝かせ、自分は下の布団に倒れこみました。
そこからは、記憶が飛んだように寝てしまい、まったく記憶がありません。
時間はわかりませんが、おそらく深夜2時~3時頃。
なぜかパッと目覚めると、ベッドの方にぼんやりと灯りが見えました。
また、かなり控えめですが、「ギッ、ギッ」とベッドがきしむ音も聞こえます。
私はゆっくりと腰を浮かせ、ベッドの上を覗きこみました。
そこには、まだ眠っているのか、もしくは寝ぼけているY子と、Y子の股の間でモゾモゾと動くFの姿。
Fは下半身のみ裸、Y子は上半身、下半身ともに中途半端に服を脱がされたような状態で、ブラはグイッと上にずらされ、胸を露出しています。
あまりに突拍子もない現実に、「あ、SEXしてる」と、ただただ茫然。
理解が追いつかない私は、腰を振るのに夢中になっているFを、しばらくポケーっと眺めてしまいました。
Y子は時折「うぅぅ...」と声にならない声を漏らしているものの、目覚めてはいない様子。
己の理解を超えた現実が、実際に目の前で展開されていると、意外にも冷めた状態でそれを見つめてしまっている自分がいました。
それから間も無く、Fの動きが微妙に変わります。
同じ男だからでしょうか、私は直感的に、「あぁ、こいつイクな」と思いました。
私はFに、「おい、外に出せよ」と呼びかけました。
なぜ止めに入らなかったのかは、自分でもよく分かりません...。
Fは一瞬驚いた様子を見せましたが、腰を振ることはやめず、そのままラストスパート。
Y子からムスコを抜くと、そのままY子めがけて射精しました。
Y子のお腹や胸を、Fの精液がビュッ、ビュッと汚していく様子を、私はただただ眺めていることしか出来ませんでした。
しかし、眠さと訳の分からなさからか、なぜか怒りの感情はほとんど湧かず、感じたことといえば「うわぁ、すげえ出してんなぁ...」くらいなもの。
FはY子に射精し尽くすと満足したのか、私にむかって「ごめん...」と謝ってきます。
私はただ「ちゃんと拭けよ」とだけ伝えました。
Y子は寝ぼけているのかなんなのかよく分かりませんが、取り敢えず起きてはいない模様。
Fはティッシュを取ると、Y子の体に付いた精液を拭き取り始めます。
きっちり拭いたのを確認した後、私はそのまま横になって、また眠ってしまいました。
次の日、目が覚めるとY子を起こし、1階の皆のところへ。
まだ寝ているやつ、起きているやつとまばらでしたが、Fは起きていました。
深夜の出来事がぼ~っとした脳裏に浮かびましたが、その日は何事もなく解散。
後日、Fから正式に謝罪されました。
彼女に振られて溜まってたのと、酒に酔った勢いで、と必死に謝ってきたFが、なんだか可哀想に思えて、結局許してやりました。
本人には聞けませんが、その後のやり取りの感じでは、Y子もまったく覚えていないみたいでしたので。
その後、Fにも新しい彼女ができまして、仲良くやってるみたいです。
大学を卒業した今でも、Fとは友人関係のまま、仲良くやってます。
たまに、「お前の彼女ともやらせろよ!」と思いますが、胸の中にしまっております。