私に嘘をついて、曽我と会う事を選んだ当日。
20時を過ぎた頃に、信也用の携帯に嫁から書き込みが…。
嫁「多分、戻れないと思う。今、お手洗いに来て
中から連絡したよ。 曽我さんに言うしかないよね。
また、報告するね」
もう、この時点で嫁は戻れないと判断したようでした。
ただ、食事をして、店を色々変えながら飲んでると遅くなると
いう意味かもしれません。 そうだと思いたかったのですが、
今までの流れで、私には、真逆の展開しか想像が出来ませんでした。
21時になろうとしていた頃だと思います。
嫁「2件目のお店に来て、飲んでます。 もう少しで、ここの
店も出ると思います。店の中では、説明というか…。話が出来ないので
店を出たら話すつもりです。 この後、席に戻ったらキツイお酒
一気飲みかな。 そうでもしないと、言えそうにないよ。
また、報告出来たらするね。」
嫁は、完全に決心した様でした。 どんな説明をするんだ?
私は、信也用携帯に嫁からの報告が有るのを待ちました。
22時を過ぎていました。
嫁「信君~。とうとう曽我さんに言っちゃいました。今なら少し
ラインできるよ。 先に3件目の店に入ってもらったから。
少し、頭を冷やして店に入るっていってるから…」
信「信君~。なんて、酔ってます? 酔ってますよね。
それで、どんな説明したの?」
嫁「もう一度、信君との条件破っていい?」
信「条件を破る?」
嫁「電話していい? 一方的に私が喋るから話だけを先に聞いてくれる?
ラインだと、上手く打てないから。今回だけダメ?」
確かに、電話では話さない事をお互いの条件で、ラインの友達に…。
そんな経緯もあります。当然ですが、その条件は、私の声を聞かせられない
事もあってのことです。
信「分かった。話を聞いて、何か返事を書くことが有れば、
俺が後で、ラインするよ。」
すると、嫁から着信がはいりました。
嫁「もしもし、信君。 先の店を出て、話があるって外で
話を聞いてもらったよ。 要点だけ話すね。 曽我さんに
少し嘘を付いた部分もあるけど、これが私の精一杯の
お願いというか、説明できる事だったの。
旦那とテレエッチとかしるのって告白したの。
また、抱いてねってお願いしたよ。
そしてね…。そして、曽我さんに抱かれている時に
旦那とテレエッチがしたい。って…。 そう言うしかなかったよ。
そしたらニコってしてくれて、そのまま先に店に入って行った。
もう変になりそうなの。 いつも信君に、こんな話ばかり聞かせて
ごめんね。 私ね、信君がラインで友達になって良かった。
………。 」 こんな内容で、説明が終わると嫁は電話を切りました。
信「了解です。 飲み過ぎに注意ですよ。 飲み過ぎて、旦那さんに
バレないように頑張って~」
私は、信也として、今回も注告も含めた能天気な返事を返しておきました。