(episode1)「野外露出の刺激」
11月に入り、過ごし易い気候になっていた。この季節は露出には最適だ。暑くもなく寒くもなく、しかもコートを着ていても不自然じゃない。春先もいいが、私は秋の方が好きだ。女性が綺麗に見えるような気がするからだ。
いつものように駅で待ち合わせした。出会うまでの待ち時間、私は妄想する。今日の彼女の服装、これから起きるであろう刺激的な時間の事を。
その日も彼女は時間通り現れた。サーモンピンクのコートを羽織り、少し小走りに車に駆け寄ってきた。その瞬間、彼女以外の景色はモノクロになり、私の目には彼女しか入らなかった。
「キレイだ…。」彼女がドアを開ける直前に私はそう呟いた。
『ゴメンね!待った?』いつもの心地よい声だ。
「いや、今着いたばかりだよ」
私は嘘をついた。もう20分程ここに車を停めていた。いつもそうだ。早まる気持ちを押さえる事が難しいのだ。だが、待ってる時間も心地よい。
押さえる事の出来ない衝動が私を襲い、彼女が助手席に座ると同時にキスをする。まだ昼過ぎの駅前にはタクシーやバスが行き交い、主婦や会社員、学生等で溢れていた。
もう何秒キスを交わしただろうか?彼女特有の唾液を交換するような情熱的なキスは、まるでセックスそのもののような錯覚さえ覚える。
なんとか理性を取り戻した私は、車を走らせた。まだ私の唇には彼女の温もりが残っている。狭い車内には彼女のやさしい香りが漂っている。いつものように彼女の太腿に手を滑らせる。
「天気もいいし、公園でも行こうか?」
『あぁ、はい…。』
既に彼女は感じている。熱く湿った局部でそれは解る事ではあるが、彼女の話し方が敬語になっている時は感じている証拠なのだ。
サーモンピンクのコートの下には極端に短いミニワンピースが隠れていた。これでは電車に乗る訳にはいかないだろう。ヒールを履くと小柄の男性より背が高くなる彼女が、コートなしに電車に乗ったら、おそらく普通に座っている人にもお尻が丸見えになるはずだ。
「今日も素敵な服だね。ムラムラしちゃうよ」信号待ちの間もキスと愛撫は続く。
『あぅ…。』彼女の眼差しが徐々に虚ろになっていく。少し仰け反るような姿勢になった。11月とはいえ、強い日差しがそんな彼女を照らしていた。
数日前から、野外露出プレイを計画していた。彼女の美しい身体を野外で写真に撮りたかったのだ。それも敢えて昼間に。何ヵ所か公園を回り、適した場所を見つけていた。
そこはK谷市のD公園だ。駅から数分の場所にあり、野球グランドと体育館、テニスコートを併設し、広場や大きな池がある。ウォーキングをする人、釣りをする人、親子連れが遊具で遊んだりしている。適度な大きさと自然豊かな公園は野外露出に最適だ。
駐車場でコートを脱ぎ、一緒に散歩する。彼女のミニワンピースは、公園には不釣り合いだ。彼女はゆっくり歩いていく。駐車場には営業の合間、一休み中のサラリーマンが一服している。私も周りからどう見られているのか、気にしながら歩いていく。
駐車場から少し離れた場所で私は彼女に言った。
「お尻を見せなさい」
『えっ…。ここで、ですか?』
「早くしなさい。写真撮るから!」
少し焦っている私がいた。彼女もそれを察したか、私の指示に素直に従いスカートを捲った。
(いい!なんてエロいんだ!)薄いピンクのミニワンピースの下から出てきた下着は、濃紺のTバックであった。
可愛らしささえ感じるミニワンピースの中身に、大人の女の魅力が溢れた身体が隠されていたのである。
慌ててシャッターを押しまくった。構図どころではなかった。目の前にある彼女にカメラを向けるだけで、精一杯だった。
車に戻った。背中にあるファスナーを下ろし下着姿にした。私はもちろん、彼女も興奮状態になっていた。激しくキスをしながらブラを外そうとした瞬間、学生が自転車で脇を通り過ぎた。
私達はお互い、顔を見合わせた。
『あっちの遊具の方で撮ってみない?』彼女が悪戯っぽく微笑んだ。
テニスコートの脇にある遊具は、昔ながらの滑り台やブランコだ。隣のテニスコートからはボールを弾く音が絶え間なく響いていた。
彼女は下着姿にサーモンピンクのコートを羽織り、滑り台の梯子に脚を掛けた。少し錆びて古臭い梯子と、鮮やかなカラーのコート、そこから垣間見る色白の肌、そしてセクシーな下着が私のS気質を呼び起こした。
「お尻を丸出しにして、突き出しなさい!」
「脚を広げて。もっと!」
どんどん彼女の頬が紅潮していく。口元に手を当てた。耐え難い羞恥心を襲われた時、彼女はこの仕草が出る。恐らく無意識に。私はこの仕草が堪らなく好きだ。堪らなく愛おしいと感じる瞬間だ。
私の要望通りのポーズを取り、カメラに収まった彼女にコートを羽織らせ、手を引いて車に乗せた。彼女はもう終わり?と言わんばかりの顔をしていた。
「じゃあ、最後の場所に行くよ」これで終わる訳はない。ここからだ!
不安と期待が混ざりあったような表情で、彼女は私を見つめた。
少し公園から離れた所にある用水路脇の通りに来た。ここはほとんど車が通らない。100メートル位先に民家が見える。すぐ近くに公民館があるが、人気は感じない。
「コート、貸して!」
私が囁くと、少し彼女が怯える仕草をした。それもそうだ。人気はないと言っても昼間の道路だ。怯えない方がおかしい。
彼女なりに精一杯のポーズで、数枚の写真を撮った。最後の写真は用水路のフェンスに掴まりお尻を突き出したポーズだった。もう私は写真を取り続けることが出来なかった。
「脚を広げなさい」
『えっ!ここでっ?ぇっ?』
びっくりする彼女のTバックを太腿までずり下げ、前戯もなしに、一気に突き刺した。
『あ~~~っ…。い、いい…!』
数回の動きで彼女ほイッてしまった。ガクガク脚を震わせ、性器が収縮を繰り返した。それでも私は動くことを続けた。
『だっ、だ…めっ!ほん…と… またっイ…イ…クっ』
周囲に聞こえる位に叫び続けた彼女が無言になると同時に崩れ落ちた。性器を丸出しにして小刻みに震えている。私は手に持っていたコートを肩に掛け、抱えるように彼女を立ち上がらせた。彼女は歩くのもままならない。
恐らく気付かれなかっただろう。しかし誰かに見られてるのではないか?という思いは、二人をいつも以上に興奮させた。彼女に直接聞いた訳ではない。しかし彼女の身体は紛れもなく通常以上の反応を示していたのである。
私はこの時、ある想いが沸き上がってくるのを覚えた。
(もっと他の人に、彼女の恥ずかしい姿を見てもらいたい)
そう、見られているかもしれないではなく、見てもらいたいという衝動にかられたのである。
(episode2)「視姦プレイの刺激」に続く