大学生のころの彼女の話です。
俺は20歳の頃、居酒屋でバイトしてた。
そこに蒼井優似の脚が超綺麗な女の子(以後H美)がいてずっと想いを寄せていたが
彼氏がいたこともあり気持ちは伝えられずにいた。
そのバイト先は給料日になるとバイト終わってから
皆で朝まで飲むって行事があってその日も皆で飲んでいた。
もちろんそこには俺もその娘もいて一次会は居酒屋、
二次会はカラオケとお決まりのコースで盛り上がっていた。
朝まで飲むっていっても気心のしれた連中ばっかりで
今まではハメを外すような飲み会では無かった。
だけどその日は一ヶ月前に入ったチャラ系の先輩(以後Kさん)が
王様ゲームを始めて女の子とキスしたり胸触ったりとかなりカオスな飲み会になっていた。
俺はそういうノリが好きになれなかったので途中で帰ったが
H美は最後まで参加したようだった。
帰り際に「H美もノリでキスしたり旨触られたりしてんのかな~」と考えたりして
若干凹んだのを覚えてる。
しばらくしてH美が彼氏と別れたと聞き、いつ告白しようかとタイミングを探していると
不意打ちのようにH美から告白された。
答えはもちろんYES
それから二人で色んなとこにいって、もちろんエッチもして何も不安も無く幸せな日々を過ごしていた。
ある日、ふとした会話の流れであの日の王様ゲームの話になった。
俺は「結局、あの日誰かとキスしたりしたの?」って聞くと「Kさんとした」って答えが返ってきた。
「断れなかったの? 嫌じゃなかったの?」
「お酒飲んでたし場の空気壊したくなかったしみんなしてたし流れで・・・しちゃった(笑)」
「へぇ~ そうなんだ それからは?」
「その時だけだよ」
とH美は笑いながら答えた
付き合う前の事だし怒りはわいてこなかったけど若干気持ちが冷めていくのがわかった。
俺は昔からその場のノリでキスする娘はその場のノリで体も許すって勝手な持論を持ってて
「この娘もいつか浮気するんだな~」って思えたんだよね。
それから気持ちが冷めていくのを感じながらもH美との付き合いは続いていた。
数ヵ月後の給料日 いつものように飲み会が催されたが
その頃、俺はバイトが終わると友人のバイトしてるバーに手伝いに入る事があり
その日も人手が足りないからと手伝いを頼まれ飲み会に参加できなかった。
王様ゲームの話もあったしH美を一人にするのは心配だったが
周りにみんないるし大丈夫だろうとバーに向かった。
数時間後、バーでの手伝いを終え帰宅すると友人から電話がかかってきた。
「彼女が男と店にきてるぞ!」
「え? 人違いだろ?」
友人はH美と面識は無いが写真やバイト先でH美を見たことがあり良く似てると連絡してきたのだった。
「いや でも彼女にそっくりだぞ?」
「じゃ服の特徴教えろ」
「グレーのニットのワンピースにロングブーツ」
ビンゴです 今日のH美の服装と完全一致です
「連れの男の服装は?」
「黒のライダースにジーパン」
Kさんです はい 確定!
「それH美だわ・・・ 多分相手はバイトの先輩」
「話し聞いてるとしきりに口説いてるぞ お前来なくて大丈夫か?」
俺は酔い潰されたり変な薬飲まされたりレイプされたりじゃなく同意の上であれば
手を出す男も出される女も同罪だと思ってる
H美も自分の意思でそこにいるんだから俺が口出すことじゃないと思った
「H美の意識はあるんだろ? なら自分の意思で飲んでるんだから止めることじゃないよ」
「でも酔い潰されたりしないようにH美のお酒アルコール少なめでたのむわ!」
「OK!まかしとけ!」
俺は友人との電話を切ってH美の自宅に向かった。
いつもはバーのバイトが終わると自宅で昼過ぎまで爆睡するのだが
その日はH美がこの後どうするのか気になって眠れそうに無かったからだ。
H美の家に着いて1時間後友人からメールが
「彼女帰ったぞ まだ始発動いてないしどうするのかな?」
「男の方は悪酔いして辛そうだったけど彼女はシラフだったわ(当たり前かw)」
「ありがとう また結果は教えるよ 今H美の家で待ってる」
「タクシーで帰ってこなかったらホテル直行って事だろうな」
「大丈夫か? 変な気起こすなよ」
「ありがとう 大丈夫! また来週学校でな」
友人にメールを返してしばらくぼ~っと時計を見つめていたがH美は帰ってこない。
始発の時間を過ぎても帰ってこず結局、昼過ぎにやっとH美は帰ってきた。
この時、俺は考えていた。
H美がすぐに謝罪すれば今回のことは許してもいいかな?と
俺の気持ちが冷めてきてたのに気づいて寂しかったのかもしれないし
浮気される俺にも責任はあるだろうからと
「おかえり 遅かったな」
「どうしたの? 昨日バーでバイトだったんだよね? いつも起こしにいくまで寝てるのに」
「ん? ちょっとな で飲み会楽しかったか? 昼までなんて珍しいな?」
「朝方までカラオケで騒いでたんだけどその後モーニング食べようってことになって喫茶店で何人かでお喋りしてたんだ」
H美は笑顔で嘘をついた。
俺が好きになったときと変わらない笑顔で悪びれも無く嘘をついた。
この時一気に気持ちが冷めた。
「へ~ そうなんだ 最近のカラオケはカウンターがあってお酒が飲めるんだね~」
「最近の喫茶店はシャワーやらベッドやらあってエッチなこと出来るんだ 凄いね~」
H美がホテルに行ったかKさんの家に行ったかわからないが嘘をつくって事はやましい事があるんだとカマをかけてみた。
「ちょっ。。 どうして知ってる・・・の?」
「何でだろうね? でKさんとのエッチは気持ちよかった?」
「何も無かったよ 私が悪酔いして寝ちゃったからホテルで酔い覚ましただけ」
「へ~ 信じられると思う? じゃ服脱いで?」
「え? 何で? 嫌よ」
「何も無かったなら裸見られても大丈夫でしょ? いいから早く」
俺は昔Kさんの性癖を聞いたことがあった。
女とやる時はバックで入れながら首筋や背中に必ずキスマークをつけるんだと
H美は無言で裸になった
「じゃ 後ろ向いて」
ありましたよ キスマーク 食われた証が刻まれてました。
Kさん有言実行(笑)
何も知らないH美は「ほら 何も無いでしょ!」って切れてたけど
「いや しっかり証拠あったよ(笑) バックで突かれて気持ちよかった見たいやね」と言い放つと
「うそ。。。 うそでしょ? いや~」と泣き出してしまった。
「とりあえず 服着て泣き止んでよ」
「でどうしてこうなったの?」
「私が酔っ払って歩けなくてホテルで横になってたらKさんが襲ってきて抵抗したけど逆らえなかった。。。」
「おかしいね~ お前のお酒アルコール殆ど入ってなかったのに何で酔っ払えるのかな~?」
「それにKさん悪酔いしてたから襲えるほどの体力無かったと思うけどね~」
「なんで? なんで知ってるの?」
「お前らが行ったバーな 俺の手伝いに行ってるバーなんだよ でその時のバーテンは友達な」
「全部聞いて知ってんだよ それにお前が酔い潰されて変なことされないようにお前の酒はアルコール殆どいれないように頼んでたんだよ」
H美絶句・・・・
しばらくしてH美が口を開いた
「ゴメンなさい 許して 本当に好きなのは貴方なの何でもするから~」
初めて体験したけど浮気ばれたら本当にこんなテンプレートみたいなこと言うんだな~と笑えてきた
もう修復は無いと思ってたが少し意地悪したくなりH美に言った。
「じゃとりあえず口でして」
「うん!」
H美は許されたと思って一生懸命フェラしていますが全く勃ちません
そりゃそうです 元々テクがあるわけでもないのに感情が冷め切ってる状況でフェラされても勃つわけありません。
「なんで? なんで大きくならないの?」
「だって気持ち良くないし これからも勃つことないよ」
「わかったろ? もう完全にお前に気持ち無いんだよ 別れよ Kさんと付き合いな」
「絶対嫌だ~ もうしないから何でもするから~」
「無理 俺が絶対嫌だ 浮気されたことより笑顔で嘘つかれたのが一番堪えたわ」
「今までありがと じゃ」
俺はH美を振り切って家を出た。
それからH美からの電話、メール、自宅訪問攻撃が続いたのでしばらく友人の家に身を隠して完全に無視した。
バイト先が同じなのでもちろん顔を合わせるがシフトを操作して帰宅時間をずらしとことん無視した。
Kさんはバイト先でH美を食ったと自慢気に話していたようだ。
(あっ俺らが付き合ってることはバイト内では数人しか知らない。)
でその事を聞いた後輩が俺にその話を伝えてきたが
「らしいね もう別れたからどうでもいいよ」と答えた。
しかし俺らの関係を知る周りの人間がKさんを許さず散々叩かれて俺に謝罪に来たが
「俺らの関係を知らなかった訳だしお互い同意の上何だから誤る必要は無いですよ。」
「でもKさんの彼女さんを傷つけちゃいけないんじゃないんですか?誤るのは俺じゃなくて彼女さんにでしょ?」
と冷たくあしらった。
Kさんはその後みんなに相手にされなくなりバイトを辞めて行った。
彼女にもその件がバレて振られたらしい
H美もバイト仲間から散々叩かれ結局バイトを辞めてしまった。
俺との復縁も諦めたようで学校を卒業すると同時に地元に帰っていった。
H美にしてみればその場の雰囲気に流されただけなのだろうが結果、俺と大切な仲間を同時に失ってしまった。
今思えば哀れなものだその場の雰囲気に流されその後どうなるか最悪の状況がイメージできない。
きっと今後もそう言うミスを繰り返して生きていくんだろう。
俺も今では新しい彼女がいて幸せに暮らしている。
バーテンをしている友人、バイトの仲間との友情は未だに続いておりたまに酒を飲む時の話のネタになっている。
そういえば今の彼女は王様ゲームしたことあるんだろうか?
飲み会でキスとかしたことあるんだろうか?
今の幸せを壊したくはないししばらく聞かないでおこう・・・
と思ったがやっぱり聞いてみようかな?(笑)