今から7年前、寝取ることを依頼された経験談です。
当時大学生でアパートぐらしをしていた私と大家さん夫婦にの間にあった話を書きます。
地方都市にある大学に入学した私は、当時としてはハイセンスな新築の学生専用アパートに入居しました。
地方都市と言っても、さらに田舎出身の私にとっては十分に都会です。
田舎は電車を乗り継いで3時間ほどの場所にあり、比較的近いため休みの度にしょっちゅう帰省していました。
帰省するたび両親はアパートの大家さんに渡すよう、毎回何らかの手土産を持たせました。
「少しでもお世話になる人にはそれなりの礼を尽くせ。それが将来役に立つ」というのが父の口癖です。
その御蔭で、珍しい経験をすることになるとは、その時には思っても見ませんでした。
二年生になったばかりの頃、3時頃アパートの戻ると玄関わきの防犯カメラ取付工事に大家さんが立ち会っていました。
会釈をすると「おお、○○君。 調度良かった。 あとで君の部屋を尋ねるつもりだったんだ」と呼び止められました。
「君にお願いしたいことがあるのだけれど、6時半から7時頃うちに来てくれないかな? 夕食を取りながら話を聞いてほしんだけど」
「分かりました」と言いながらも(お願いってなんだろう。他の学生とのトラブルとか面倒なことだったらいやだな)と少し不安になりました。
私は中学では柔道部、高校では空手部に所属しておりガタイは良いのですが、実は気が弱いので荒事は嫌いでした。
約束通り7時前に訪問すると大家さんは笑顔でダイニングまで案内しました。
テーブルには奥さんの手作りの料理が並び、水滴がびっしりとついた冷え冷えのビール瓶も用意されていました。
大家さんは50代半ばで、芸術家か大学の教授みたいなインテリっぽい外見。
全部で3箇所にアパートを持っていて、資産家の跡取りらしいとの噂でした。
奥さんの方は50になるかならないか、うちの母親より少し上の年齢だとおもいますが、細い金縁のメガネを掛けた清楚で上品な美人です。
「お酒、行けるんだろ? いい体格しているもんな~」
大家さんは何杯もビールを注ぎます。
そのうちに料理とビールで腹一杯になり、ビールを2本開けた頃には酔も少し回ってきました。
「今度は日本酒にしよう。 キミエおつまみ作りなさい。大根のやつ」
大家さんがそう言うと奥さんは台所に向かいました。
奥さんが台所に立つのを見届けた大家さんはぐっと身を乗り出して小さな声で切り出しました。
「○○君、どうちの女房をどう思う?」
突然の質問に意図を理解できず黙っていると、「女性として魅力を感じるかどうかってことなんだ。歳は行ってるけどね」と笑顔で聞き返します。
「素敵だと思います。美人な方は年齢に関係なく魅力的です」
「いやあ、それは都合が良い」
大家さんは更に身を乗り出して「お願いというのは、うちのキミエを抱いてはもらえないだろうかってことなんだけど」と突拍子も無いことを言い出しました。
その後の説明を要約すると、大家さんは2年ほど前からインポ(今ではEDと言うのかな?)になり、性生活ができなくなったそうです。
色々と薬やカウンセラーを試したけれど効果がなく、唯一効き目らしきものがあったのは友人からかりた無修正AVだったらしいのです。
そのAVというのが、倦怠期に陥った熟年夫婦が試しに若い男に妻を抱かせたら次第にのめり込み、最後は妻が青年と駆け落ちするというシチュエーションでした。
今で言う「寝取られ」の裏ものです。
妻役の女優が大家さんの奥さんに似ていて、それを見た日だけはちゃんと勃起してうまくいったとのこと。
それから一年近く奥さんを説得し続け、ようやくAVのように若い男に抱かれることを了承させたのです。
奥さんが台所からおつまみを持ってテーブルに戻ってくると「うちのアパートの住民の中で、君だったら抱かれても良いと言ってくれたんだ。 なあキミエ」
キミエさん(奥さん)は黙って下を向いてしまいました。
私が承知してくれたらアパートの家賃はタダにする上、毎回お小遣いもくれるという条件でした。
(美人の熟女を抱いてお金がもらえる)と考えると飛び上がりたいほどラッキーに思えました。
しかし、がっついているところを悟られまいと「今日の今日は無理ですし、ご主人が横で眺めているというのにも抵抗があります」と答えて条件を出しました。
実行は明日の夜から、最初の二、三回は二人きりにして、見せるのは慣れてからということで交渉は成立しました。
翌日の夕方、同じように食事に呼ばれ、いよいよキミエさんを抱くことになりました。
まず私がシャワーをあびると、脱衣所には新品のパジャマが用意されていましたのでこれに着替え、リビングのソファーで待ちました。
次にキミエさんがお風呂に入り、しばらくして淡いピンク色の絹のパジャマで現れました。
いつも後ろでまとめている髪の毛は肩まで垂らしていましたが、お化粧は落とさずにそのままでした。
奥の和室に通されると、ダブルの布団が敷いてあり、枕元に電気スタンドとティッシュの箱、水差しが用意してありました。
電気スタンドの小さな電気だけ点灯して二人は布団に入りました。
お互い布団の中でもぞもぞとパジャマを脱いで、裸になって抱き合いました。
キミエさんはかなり緊張している様子でした。
まず唇にキスをし、耳たぶ、首筋、鎖骨、乳首へと移っていきました。
その辞典で股間に触れましたが、まだ濡れた気配はありません。
かつてはそれなりの巨乳だったと思われるタプタプな左右の乳房を両手で寄せて、2つの乳首を同時にくわえました。
両乳首を吸いながら舌で転がすと、初めて「ううっ」と反応がありました。
乳首が弱点だと判断し、しつこく攻め続けると感じてきたのかビクンビクンと体をそらし始めました。
再び股間に触れると、濡れていました。
指を一本入れると「ああ~」と小さなため息を漏らしました。
私は童貞ではなかったものの、これまで三回しか女性経験がありませんので、AVの記憶と想像力だけを頼りに膣腔の中をまさぐりました。
それでもそれなりに感じるようで、次第に小声で喘いでいます。
十分に濡れてきたので、正上位で挿入しました。
キミエさんは思わず私の背中に回した両腕に力を入れてしがみついてきました。
腰を前後すると「ああっ、ああっ」と声を出すのをこらえて悶えています。
その時、部屋の中が少しだけ明るくなったことに気が付きました。
振り返ると和室の入口の引き戸が2センチほど開いており、人の影が動いています。
私はキミエさんの耳元で「ご主人が覗いていますよ。聞こえるように大きな声を出してあげてください」とささやきました。
その誘いが効いたのか、急に「ああん、ああん」と色っぽい声を上げ始めました。
気分というのは不思議なもので、声を出し始めることで羞恥心が薄れたのかキミエさんは少しだけ腰を使い始めました。
体位を入れ替え騎乗位になってもらうと、遠慮がちではありますが自分で腰を振り乳房を揉んで気持ちよさそうな声を上げます。
バックから攻めたり、横から入れたり、結局30分ほどで5、6回は逝かせることができました。
最後にもう一度正常位に戻り、ラストスパートを掛けて二人同時に達しました。
私はキミエさんの上から降り、二人共ハーハーと息を荒げながら並んで手を握りしめていました。
しばらしてぐったりとしたキミエさんを残し、私だけが部屋を出ると、入口の外には御主人が立っていました。
嬉しそうな顔をして何度も「有難う、有難う」と言います。
そして茶封筒を私に握らせました。
その後シャワーを軽く浴びてアパートに戻り、茶封筒の中身をみると万札が1枚入っていました。
「これって売春にあたるのかな? 犯罪だよな」と不思議な感覚でした。
(翌月、通帳に記帳したら、本当に家賃が引き落とされていませんでした)
話は続きます。