10年くらい前、妻が29歳くらいの時の話。
その日、何の用だったか忘れたけど、急遽、名古屋まで行かなきゃならなくなって、
会社帰りに高速バスの乗り場で妻と待合せた。妻も会社から直行だったため、いつ
ものラフな格好じゃなくて、スカート裾の短いグレーのスーツを着ていて、夕暮れ
の中で佇んで待っている姿が妙に色っぽく見えたのを覚えている。
バスは残りの座席が殆どなく、俺がが単体のシート、妻が俺の前列の二列シート
の窓側に座ることになった。妻の左となりはサラリーマン風の中年男性だった。バ
スは程なく高速に乗り、昼間の仕事で疲れてた自分は、いつの間にか眠っていたら
しい、目が覚めると照明は落ちてて、まわりは既にお休みモードに入っていた。妻
はと見ると、前席の様子が窓の反射に映っていて、やはり寝ている様子。ただ、マ
ップライトが付いてて、妻の場所だけほんのりと明るくなっている。隣の男性に迷
惑と思い、消すために立ち上がろうとした瞬間、なんか違和感に気付いた。妻の体
が微妙に上下に動いている。バスの振動とかではなくて、誰かに動かされてるよう
な感じ。もともと寝取られ願望ある俺は、瞬時に漂う甘い空気を感じとり、心臓が
バクバクと鳴り出した。(もしかして…)、薄目を開けて前席の様子を盗み見るこ
とにした。
妻の上下の原因は、スカートのなかに入れられた男の右手だった。薄目なので最
初はわからなかったが、男の手首より上が妻のスカートに確かに隠れて、動いてい
る。その動きが妻の体を微妙に上下させているわけだ。パンティー越しに撫でまわ
され、クリまで刺激されている感じが伝わってくる。
動きは、初め優しかったがだんだんと激しさをまして、妻の押し殺したような、
溜息に擬態した息使いまで聞こえてきだした。おそらく恥ずかしさと怖さで何も抵
抗できないのだろうが、俺には止めるなど思いもつかなかった。ただ、とめどない
興奮と嫉妬にに身を捩じらせていた。 妻の表情は、窓の反射で見ても、明らかに
感じていたが、妻の右手が男の二の腕をしっかり握って離さないのが何よりの証拠
だった。
手による愛撫は、おそらく10分ぐらいの間だった。俺の想像では、パンティー
の中は、もうぐちゃぐちゃにされてたと思う、やがて男は、驚いたことに妻の顔に
自分の顔を近ずけ、何か囁くと、いきなりキスをしだした。妻は驚いたような表情
を瞬間したが、速攻のキスに抵抗することもできず、受け入れた。長い長いキスだ
った。まるで恋人同士のように、舌と舌を絡めあっているのがわかった。キスをし
ながら男の手は又妻のスカートへのび、動いているかと思うと、奥からライトグリ
ーンのパンティーが剥がされてきた。足首までパンティーを移動させると、再びス
カートの中に伸びる男の手。時折、ピクンピクンする妻の体を、ディープキスで吸
収する。
もう俺の中では、最後まで行く期待が膨れ上がって、抑えようもなかった。幸い
周囲はお休みモード、バスのエンジン音で淫靡な音も隠ぺいされている。
(さあやれ、妻を向い合せに膝の上に座らせて、はげしいチューをしながら、根本
まで入れてくれ…)(絶対に中出ししてくれ…)本気でそう思ってた。
俺の想いとは関係なく、当然行為はエスカレートしていく。妻も、もうトロトロ
になっているのが判る。
男が、妻を抱きかかえようとした瞬間、前の方から若い女の子が歩いてくるのが
見えた。お茶かトイレだろう。今まで、まさぐり合ってた二人が瞬時に離れるのが
わかった。(素早い!… 何故か俺はここで一瞬吹いてしまった。まさに神業!w)
その男は、妻に何か囁いた後、後方の空き席に移動して行った。
俺はと云えば、怒張したアレが収まるのをまってから、妻の横に移動した。勿論、
行為の後はなくなっていたが、匂いが全てを物語っていた。体が痺れるような匂い
がした。妻の愛液と男の液が混ざりあってできた淫靡な匂い。上気した妻の顔が今
も忘れられない。ふざけたふりをして、パンティーに触れてみた。やっぱり、ぐっ
しょりになっていた。
俺は妻に、「眠れた?」と聞いてみた。答えは、「うん、ぐっすり」だったw。
あ~あの時、あの女の子さえ来なければなぁ。