私40歳、妻41歳です…
子供は男の子が2人、既に独立して家から離れた所で就職して住んでいるので夫婦二人で新婚さんのように暮らしていました。
去年の初夏…五月の終わりくらいだったと思います…妻はある男と共に家を出て行きました。
そのときにはもう…妻はその男の奴隷として、その男を『ご主人様』と呼んでいました。
その男の名前は『杉田』…妻の名前は『真美』…しかし、杉田に奴隷として調教された妻は『真美』ではなく、『魔魅』という奴隷名まで付けられていました。
そして、先月の末に妻は再び『魔魅』から『真美』に戻り、帰ってまいりました…。
それは二年前くらいにさかのぼります。
私はハンネのとおり、漁師をしています。
県名や地域は伏せます。
方言も地域がバレますのでなるべく標準に直して書きます。
古い港町、子育ても終わった私たち夫婦は、私が漁に行き採って来た魚を一部市場に出荷して、一部を捌いたり、加工したりして直接買いに来たお客さんに売ったりしています。
今はアジやサバなどに限らず、エビ、イカ、カニ、タコ、貝などもスーパーに並んでるやつはほとんどが外国からの輸入が占めています。
そんな時代にその日に揚がった新鮮でなおかつ市場で直接買うと安い魚が食べられますので、それなりの固定客もいて、商売(仕事)は順調でした。
妻の真美は愛想よく、お客さんに対応してくれていました。
真美とは高校のとき、当時一年の私に一つ上の二年生である真美の方から告白されて付き合い、そして卒業し、私は家業の漁師に…真美は看護学校へ行きナースになりました。
話がバラバラで読みにくいかと思いますが、そのナースを三年前に辞めて私の魚を手伝ってくれていたんです。
そんなときに杉田が現れました。
最初は単なる魚を買いに来る客でした。
杉田は私が住んでる町の二つ隣の市に住んでて、会社を経営してる男です…
ちゃんと家庭もあり、たまたま私の住んでる町にあるゴルフ場で取り引き先の接待ゴルフの帰りに寄ったそうです。
裕福な杉田はいつもゴルフウェアかスーツを着ていて、シルバーのベンツに乗ってやって来ます。
一週間に一度は必ず来て、買って行く物も、クルマエビや伊勢エビ、蟹、ハマグリ、アワビ、サザエ…比較的高価な物ばかりです。
しかし、こんなお得意様も天気や時化によって左右される漁ですからいつも希望の魚があるとは限りません…
杉田は妻にせっかく来ても魚が無かったらいけないからと電話番号を交換したのです。
しかも、家電話じゃなく、真美の携帯番号を交換しました。
愛想よく携帯番号を交換しあう杉田と真美…そんな二人の姿を後ろから見て、私は胸がモヤモヤする、何故か嫌な気持ちというか、正直、嫌な予感がしました。
でも、そのときは自分の妻が他の男と携帯番号の交換をしているのを見て嫉妬している…くらいにしか思っていなかったのです。
男のヤキモチはみっともない…とも言いますし、お得意様に妻と携帯番号の交換をしたと言って怒る訳にも、止める訳にもいかず、まして嫌みを言うこともいかず…
それは、妻の真美に対しても嫉妬してる自分を見せる訳にもいかず…ただ黙ってそのやりとりを見ているしかありませんでした…。
でも、それが間違いの始まりでした。
つまらぬ男のプライドが、妻を寝取られ、そればかりか性奴隷として調教され、夫を裏切り、性処理用の牝穴へと変わりはてました。
杉田は次第に真美に…
『用事があって今行けないから配達してくれないかな…配達料金も払うから…』
と呼び出すようになりました。
杉田はお得意様ですし、第一魚を腐らす訳にはいけませんので、妻は配達に応じました。
そして杉田から魚は関係無しに電話やメールが妻の携帯に入るようになったのです。
普段お世話になってるから、美味しいお肉やスイーツが有るからとわざわざ来たり、妻を呼んだり…
更に、近くまで来てるから喫茶店でお茶しないかと誘ったり、ご飯行かないかと誘ったり、ゴルフ場まで呼んだりするようになったそうです。
私が居ない時を知っているかのように杉田から真美に誘いの連絡があったそうですが、後で問いただしたところ、杉田は先に港で私の車があり、代わりに船が無い…つまり漁に出ているのを確認してから真美に誘いの電話をかけていたそうです。
真美も、高校時代から私だけを愛し、他の男を知らず、他の男と交わる願望を秘めていたそうです。
それを杉田に上手く利用され、言葉巧みに口説かれたそうです。
誘われて嫌な気はしなかった…
次第に杉田に好意を持つようになった…
杉田とお茶したり、食事をするのは、あなたに秘密でデートしてるようでドキドキし、それがいつしかトキメキに変わってしまったと後で泣いて詫びました。
杉田は最初から真美が、
『初めて見た時から、この女はマゾだっ!…俺の奴隷に調教したい…いや…絶対、堕として、俺の奴隷にしてやるッ!…』
と思ったそうです。
そして何度か真美と会う度に、
『真美さんは………ドMでしょ?』
と言ったそうです。
『ええっ…?…そうかな~?…うーん…そうかも…』
そう応える真美に、杉田は何度も…まるで洗脳するかのように、
『真美さんは…ドMだね?』
と言いました。
『ドMだね?』
というソフトな言い方から
『ドMだろ!』
に変わり、
『ドM』から、
『マゾだろ!』『マゾなんだよ!』
に変わりました。
『真美さん』から
『真美ッ!』に、そして妻の事を、
『お前は…』に変わっていきました。
『お前はマゾなんだよッ!…マゾのお前には俺みたいなご主人様が必要なんだよッ!…旦那じゃない…ご主人様がなッ!…』
とまで言われ、なのに真美はそう言われて不思議に嫌な気持ちがしなかったそうです。
代わりに胸がドキドキし、真美自身が、
『やっぱり、私はマゾなんだ…』
と思うようになって言ったらしいです。
『だから…俺みたいなご主人様が必要なんだよッ!…俺が調教してやろうか?…まったく…最高のマゾなのに、それを無理矢理閉じ込めて、最高の快楽を知らないで…お前は不幸だ…』
そう言われた時には本気で真美の心は揺れました。
でも、真美はまだ私に対する貞操を守り、お茶や食事をするだけのデートでした。