皆様のご指摘、真摯に受けとめないと駄目だと思いますし、正直妻が私から心から離れているのもなんとなく伝わります。しかし、自分で撒いた種で娘を悲しませたくはないという想いもありますし、何より妻を未だ愛しています。この後の展開を書くべきか迷いましたが、一度書いた以上、現状までの展開は書かせて頂きます。日にちが決定してから私は何をしていても落ち着かないでいました。田中から今度来る予定の男の詳細を聞きました。男の名前は大西といい、田中のヤリコン仲間の先輩で、歳は27歳、私や妻よりは年下でした。色んな女とやっているヤリチン男との事…。大西も私の性癖を含めて、私が隠れて観ていることは了承をえていると言っていた。初めて田中と身体の関係をもつ時は、情けないことですが、妻も田中に少なからず好意を寄せているような気がしたし、私自身も妻は田中に身体を許してしまうんだろうな…。そんな風に考えていました。しかし今回は違います。好きでもない、会ったこともない男と身体を交えるのだ。《妻は今、どんな気持ちだろう…?》《俺はとんでもないことをしてしまったんではないだろうか…?》そんな事を思うようになりました。私の想いとは別に妻は普段と特に変わった様子はありませんでした。そして、約束の日になりました。いつもと変わらぬ朝。妻は、私と娘の朝食の用意をしている。そんな後ろ姿は、以前より色気が出てきているように感じる。私は妻が作った朝食を、やや早めに口には込んだ。朝食を食べ終え、仕事に出るふりをして自宅を出た。『いってらっしゃい、気を付けてね!』妻は笑顔で私に言った。田中と合流後、あの部屋に向かった。田中は、私を送り、部屋の鍵を開けるとすぐにまた妻を迎えに行った。部屋の中は、外と変わらないほど冷えきっていた。吐く息が白くなる。《今日はどんな展開になるのだろう………》《あの妻が本当に受け入れるんだろうか…》不安と期待が入り交じった。三人が部屋に来たのは、それから一時間後だった。一番最初に部屋に入ってきたのは、大西だった。大西の姿が目に入る。然程大きくはない。身長は170㎝あるかないかだ。痩せても太ってもない普通体系。顔は、イケ面ではないがぶさいくって感じもしないごく普通の青年という印象だ。田中がその場を仕切る感じで、妻の緊張を解そうとしている。今日の妻は、白のパンツにネックのセーターにジャケットというシンプルな格好だった。普段、娘を幼稚園に送迎する格好だ。田中も大西も、話も旨く場が和んでいく。場が和んで、妻の顔からも笑顔がこぼれ笑い声も聞こえる
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