妻を乗せたプリウスを追って、大通りを5分くらい走ったところで、車はファミレスに入っていった。
一旦 通り過ぎ先のコンビニで待機すると、以外にも20分くらいで車が出てきた。会社の方向に
戻ることは無く、高速にインターに向かっているようでした。そしてインターを過ぎたところで左折し
高速と平行する川沿いの道路を走っていった。暫くするとラブホテルが2,3件見えてきて、
白い建物のラブホの駐車場に消えていった。私は頭の中が真っ白になり、その先の路肩でハザードを点け
停まっていた。、気が動転していた。今思えばホテルに入る前に何とか止められれば、よかったが
何も考えられなかった。その後どうしたのか少し記憶に乏しいが、来た道を戻りパチンコ店に入り、
意味も無くスロットを打っていた。そして1時間半くらいしてから、意を決してラブホの駐車場をスルー
して確認しようと車に乗り込んだ。ゆっくりと注意深く進むと、まだ あのプリウスは停まっていた。
「やはり里美(妻の名前)は浮気している!」と確信した私は子供を迎えに行き、家に帰った。
家に帰ると緊張や精神的な疲労で疲れてしまったので、子供とそそくさと寝てしまった。それから程なく
玄関が開く音は聞こえ、妻が帰宅したのはわかったがぐっすりと寝てしまった。
翌朝、何事も無かったように朝食の準備や子供の世話をしている妻だが
この件に関しては長引かせる事無く、週末にはきっちり話し合おうと心に決めた。