お待ち頂いていた方、更新が遅くなってしまい申し訳ございません。女性の方には卑猥で読み苦しい点がございますが、どうぞお楽しみください。心臓バックバクの状態で、俺は2人のどちらかが尿意などの理由でいつこのドアを開けるのか気が気ではなかった。バレたらこの先絶対香苗と気まずくなるだろうし、俺はズボンとトランスを脱いで思いっきりシゴきたい気持ちを抑えて、ズボンの上から軽く撫でるだけで我慢した。そのままそっとドアに片耳を密着させると、防音効果が薄いドアの構造らしく、根岸と香苗の会話が僅かに聞こえてきた。「しくん──なの?」「──んだっていわ──」「あと──かげつって──にしん──」いくらドアの前といえど、さすがに小さな声だと聞こえづらく、脱衣所にいたときよりも声を明確に聞きとることができなかった。「ゴメン!──しいおもいさせちゃっ──香苗ちゃん、わいいの──」「だいじょ──ねぎ──が──なら、ほう──」「ありが──さい──おもいで──」「──しくんが──たいな──」「え!? いいの!?」「でも──はだ──ど──てで──ら」「ありがとう!」「──げー──し」言葉の断片が聞こえてくるが滅裂していて意味が理解できなかった。どうやらそこまでの会話の後、ガタガタという音がしてゲーム音が聞こえ始めた。ただゲームで盛り上がる声を聞き続けるのは永遠にも感じられた長い時間だったが、約1時間後に変化があった。ゲーム音が消えてさらに声が聞こえづらくなった。おそらく東側のベッドに移動したのだろう。ドアがあるのは北側の右側だから俺は2人からかなり離れていることになる。ほぼ会話を聞き取れないまま、10分ほど経過した。俺の胸はかき乱される思いだったが、ここでようやく声が聞こえた。「ええっ!? とるの!?」香苗の大きな声がはっきりと聞こえたのだ。とる? とるってどういうことだ? 取る……採る……盗る……採る……ダメだ、今の状況には全て当てはまらない。それじゃあ……やっぱり……もしかして……。撮る?ネットに散らばっているプライベート流出データ。日本人のそれらは希少価値が高く、アダルトサイトで商品として売られるほどの経済効果を及ぼしている。香苗の顔を含めた全裸が流出し、大量に複製されたら回収は不可能だ。その永久保存されたデータがネットに潜む正体不明の男達のオカズにされ続けたら、俺はどんな気持ちになるのだろうか?そのときの俺の心拍数は過去最高を記録していただろう。生でチンポを10コキでもしたらすぐにでも射精できそうなほどに極度の興奮状態に陥っていた。本能で香苗の危機を察知したのか、止めどなく沸き続ける性欲がさらに膨張し、俺の亀頭の先っちょからカウパーをドプドプ分泌させる。俺のチンポは早く壁の中のメスと交尾がしたいとビュクンビュクン暴れていた。テストステロンの過剰分泌で俺のヒゲが濃くなるスピードが早まるかもしれないな、と思った。香苗が根岸と遊んでいることはもうこの際許そう。理性がドロドロに溶かされていく中で、俺は思考を巡らせた。もしも俺がここでドアをドンドン叩いたら2人はどういう反応をするだろうか?香苗が自分の親に交際中だと告げていたことを俺は今日初めて聞いた。それでも香苗が嘘をついたとき、明らかに親と俺の対面を煙たがっている感じだった。ようするに、香苗は親に俺の名前を出していないのではないか?ここで香苗の言う通りにあれから5~6分後に両親が帰ってきていた場合のケースを考えてみた。両親が帰ってきた後、少し遅れて根岸がやってくる。このパターンは香苗と根岸が夜に2人きりで遊んでいることが親にバレても大丈夫だということを意味する。つまり、もしも今この家に両親がいるのならば、香苗が親に告げたかもしれない彼氏の名前は根岸だってことなのか?そして突然ドアが開かれたらヤバい何かをするためにロックをかけた?それが本当なら根岸の電話の前に香苗は親とも電話で話していたことになる。そうだ、それが一番納得がいく。俺は香苗と根岸の電話の会話を聞く前、香苗が部屋を出てから、モヤモヤした疑念を抱えながらも、部屋の中で2分くらいゲームをしていたのだ
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