寝取られ体験談

ちょっと変わった話をする。
他のカテゴリーの掲示板にも投稿しているが、いつも長文だから、
読むのが苦手な人は読まないほうがいい。

2年前の話。
当時俺は会社を自己都合退職し、職業訓練学校に通い、
雇用保険をもらいながら生活していたが、それも終わり、
求職活動をダラダとしながら過ごす、暇な日々だった。
貯金があったから生活にはさほど困らなかったが、
やる気のない自分が作り出す、
無駄に暇な時間は、楽ではなかった。
貯金があると言っても、もちろん切り崩し続けたくなかったから、
贅沢ではない生活だった。

当時俺は自宅から近かったハローワークに午前中通い、
お昼からはネットカフェにいた。
家にいてネットでもしていればいいわけだか、
ワンルームに篭る事にも疲れきっていた。

3時間パックや5時間パックで入店する、漫画や雑誌を見繕い、
無料のドリンクを選び、指定された個室に入る。
かなり綺麗な店舗だったから、気にいっていた。
毎日通っていたわけではないが、
月曜日とか金曜日とか憂鬱になる日に利用していた。

ネットを閲覧する。無料のアダルトビデオもあるから、流し観る。
自宅のパソコンからはつなげないような、
いかがわしいサイトにアクセスする。海外のアダルトサイトや、
怪しい掲示板、なんでもみた。

ある掲示板が気になった。
性に関する、フリートーク、雑談掲示板。
自分の陰部や身体を晒したり、変態な性癖を語ったり、様々。
気になったのはあるスレッド、
「僕の彼女を犯してください」
と言う題名だった。正確な文ではないかもしれないが、
そんな内容だった。
「興味がある方！アドレスのせてください！」
とあったので俺は挨拶文とフリーアドレスを返した。

強引な事は好きだが、犯すと言う事には興味はない。
「寝取られたい」という男の性癖が気になった。

ほどなくしてメールが届く。挨拶はなく、携帯電話の
サブアドレスは持っているか、と聞かれた。
持っていなかった俺は、作り、指定アドレスに送り返す。
すぐに返信があった。

「メールありがとう、いくつ？」
と送られてくる「29歳」と送ると、
「写メ送って」と返信がある。
俺は送った。内容文に「お返しを
」と付け加えると、
目元は携帯で隠しているが、容姿がわかる写真が送られてきた。

髪は茶髪で流行りの髪型。女受けしそうな服装は
メンズノンノにでも出てきそうだった。
「大学生？」と俺が送ると
「よくわかったね」と返信がある。
その後大学の学部の話や就職の話など人間性がわかる内容の
話をチラホラ送りあった。
少し中身がないとも思った。

本題に入る。男がいう、
「彼女にお酒を飲ませる、泥酔させて、公園にでも放置するから、したい事をすればいい、僕は隠れてみている」
俺は呆れて即座に送り返す、
「それは犯罪だ、女と合意がないならできない」
男は自分の彼女は痴漢が好きでそれを求めているくらいだ、
問題はない、複数も経験済みだと長文メールを使い、
必死に説明していた。俺は
「合意なしにはなにもしない」
とだけ返した。

それ以来メールは途絶えた。
それを俺は気にしていなかったが、
男の容姿と中身のギャップが気になった。
周りに嫌われないような髪型に服装、
選んだ学部もその内容に興味はなく、人の目を気にし、
人から非難されたくない、嫌われたくない印象。
だけれど本当は、そんな自分が嫌い。そんな自分は、
本当の自分ではないと気づいていて、
表向きの人付き合いのタブーである性生活の場で
本当の自分をさらけ出したい、本当の自分でいたい、
そんな印象だった。
俺の若い時に似ていた。
男のような一流大学はでていないが、同じように、
周りに嫌われたくなく、馬鹿にされたくなく、
表向きは爽やかに振舞う。でもこれは俺じゃない、
髪をワックスで整えながら心のどこかで本質では
それを楽しんでいないと気づいている。
性の場なら自分を出せる、人それぞれ性癖は違うが、
性生活に本当の自分を見出したい、という、
そんな気持ちが伝わった。

二、三日してメールが届く。
「彼女と合意した。酒は飲まない。シラフのまま襲ってほしい」
俺は「彼女に一度会ってみたい」と送り返す。
「ダメだ」と返信がある。続けて彼女の写真が送られて来る。
可愛らしい印象だった。
背は低く、髪は短い、流行りの服を着ている。
同じ大学に通うという。
俺は「身分証を提示してほしい、もちろん俺もみせる」
と送ると「わかった、彼女に言っておく」と返しがあった。

指定されたのは海の見える街の海沿いの公園だった。
夜になれば平日でもカップルがベンチで楽しんでいる。
見せたがり屋が集まる公園。そのベンチで待ち合わせた。
夜22時。少し寒かった。
俺の地元だから家からほど近い。徒歩で向かう。
服装は伝えていた。
メールで指示がある、目印にスタバでコーヒーを買い、
持ち歩く事。自分は物陰からみている、
決して無茶やルール以外の事はしない事、
すべて男からのメールでの、指示だった。
内容が少しづつ、柔らかい事に変わり、安全を求めている。
掲示板でメールを交換した際の勢いは、
待ち合わせの時間が近づくにつれ、衰えていた。
まるで自分の事のように少し怖がっているのかも知れない、
男の指示メール内容に、俺はそう感じていた。

指定された公園内のベンチに座る。公園は広く、
ベンチは沢山あり、まばらではあるが、カップルで埋まっていた。
指定があった、ある目印のベンチ、
合っているか不安ではあったが、腰かけ、コーヒーカップを置く。

10分経っただろうか、メールが届く、
「いまから彼女が向かう」
俺は携帯を閉じ、前方をみていた。
後ろから足音が聞こえる。
振り返らず、靴の音だけを耳にいれる。
ベンチの後ろから横に周りに、女が座った。

街灯に照らされた顔、ショートカットの髪に、
可愛らしい印象の顔だち、茶色のホットパンツに
真っ黒なタイツを履き、上着は白のジャケットのような、
コートのような服装だった。
唇の形をみて緊張しているのが分かった。
足を閉じ身体をこちらに少し向けている。
俺は組んでいた足をとき、ベンチに置いていたコーヒーカップを
こぼさないようにベンチの下に置くと話しかけた。
「こんばんわ」
「こんばんわ」
そんな挨拶だった。女が言った。
「身分証みれますか？」
俺は「ああ、はい。」と言い、身分証を女に渡した。
女は街灯オレンジ色の灯りでそれをじっと見つめると、
俺にそれを返し、かわりに自分の身分証を
小さなたすき掛けの鞄から取り出し、俺に渡した。
学生証だったと思う。生年月日だけみるとすぐに返した。
女は20歳だった。
身分証の交換を済ませると、俺は、男の事前の指示通り、
女に身を寄せ身体を触る。
女は脚を閉じ、ベンチの背もたれに背中を落とすと
両手を下げ、身体を俺に捧げた。ゆっくり、ゆっくり身体を触る。
服の上からいやらしく胸をまさぐり、首筋にキスをする。
音だし首筋を愛撫すると、女はビクビクと身体を動かす。
髪を撫でながら耳にキスをする、反応がすごい。
目を閉じた女は声を出さないように必死だが、
身体がビクビクと反応する。
唇にキスをする。女は背中を仰け反った。
ディープキスがうまかった。なれたキス。
自分から俺の舌を吸った。
女の陰部をホットパンツの上から触る。
肌寒い夜だったが、寒さからくる身体の反応ではない、
身体の硬直を感じる。
身を任せている女。俺がホットパンツの中に手をいれる。
下着の上から女の陰部を触ると濡れていた。
下着をいじれば、いじるほど下着がビチャビチャになった。
顔をみると女は目を開けこちらをみている。
目をみながら下着の中に手を入れた。
グチャグチャだった。俺はクリトリスを指でいじる。
公園内、街灯で少し明るいベンチ周りで女が喘ぎ声をだした。
声を遮る為、俺は女の陰部をいじりながらキスをした。
舌を絡ませる、女が声をだそうとする、背中を反らす、陰部が濡れる。

何分だったかはわからない。
女の身体が小刻みに動く。
女は「イク」と小声でいいながら俺の手と上着を強く強く握った。

事を終え、俺は女のホットパンツから手を出すと
手のひらを女にみせた。
街灯の灯りで手についた女の愛液が光っている。
女は恥ずかしそうに、はにかんだ。
俺は手渡されたハンカチで少し拭き少し指を舐めた。
女は、はにかんだままの顔だった、女の味がした。

「お返しを、ですね」
女が言った。事前のメールで男は、女はフェラが好きだから、
それをさせると言っていた。
俺は周りにを見渡してから、ベルトに手をかけた。
男がどこから見ているのか、わからなかった。

俺が勃起した陰部をだすと、女は手で少し触ってから
周りを見渡し、口に入れた。
上手だった、丁寧だった。
陰部のすべてをだしたわけではないから、露出した部分を
ゆっくり丁寧に舐めた。
俺がイクと女は口の中で精液を受け止めた。
俺が渡したティッシュに、口から精液をだし、拭っていた。
肌寒い夜だったが、興奮で身体が温まっていた。

事前の約束通り、女から立ち去った。お互い御礼を交わした。

後日メールはなかった。
俺も、もちろん送らなかった。

ただ俺は気になっていた。
俺は一度も男には会わなかった。
公園内にも男の気配はなかった。
すべてが終わり気になったのは、
男は最初から存在しないのではないか、という事。
これは俺の想像にすぎないが、俺はいまでもそう思っている。

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長文失礼しました。最後までお読み頂きありがとうございました。