妻とは幼馴染。近所で親同士が仲が良かったので、物心付いた時には一緒に遊んでいた。
妻を女として意識し出したのは中学生の頃で、片思いだった。
と言うのも、恋愛相談を私にしていたから。
高校の入学式で告白したが、一言。「ごめんなさい」だった。
1年の夏休み前に妻に3年の先輩の彼氏が出来た。
2年になると何時の間にか同級生の彼氏がいた。
3年のときには1年の可愛い後輩の男と付き合っていたらしい。
私は受験勉強をしていて、親が話しているのを小耳に挟んだからだ。
妻は地元で就職し、私は東京の大学へ進学し、4年後、東京で就職した。
風の噂で妻が結婚した事を聞いたが、私にも彼女がいたので、その時は気にならなかった。
28の時、父親が倒れたので、地元に帰った。
その時、妻は離婚して子供と実家に戻っていた。
実家にいるとは言え、子育てと仕事でやつれて、キラキラしていた高校時代と打って変わって見る影もなかった。
最初は不憫に思い優しく接していたが、そこは昔、好きだった女なので、だんだんと好きになっていった。
髪をあげたときのうなじ、脇から覗くピンクのブラ、短いスカートから伸びた太もも。
本当に抱きたくて、抱きたくて。毎日のように妻を想いオナニーをした。
意を決してプロポーズすると、快く受けてくれた。
結婚して1年くらいしたある日、妻が友人と話していたのを立ち聞きしてしまった。
友人「まだ、あの男と続いてるの。」
妻「ときどきね。」
友人「再婚しても男好きは治らないね。離婚だって、あんたの不倫が原因でしょう。」
妻「だって、旦那、SEXが下手なんだもん。」
友人「今時、子連れの女と一緒になる男なんて、そうそういないよ。」
妻「私の魅力かな。ミニスカで足を見せたら、イチコロだったわ。」
私の方が優位な立場いると思っていたが、実際は妻の手の平で転がされていた。
日頃は優しい妻も本音は・・・。
私はとんだピエロだ。でも好きだから、別れられない。最悪だ。