俺が会社の後輩の後藤(38)に飲みの二次会で連れて行かれたのが、スポーツジムバーであった。
電車が通る高架下の町工場が並ぶ一角にぽつんとあるバー。いやスポーツジムというべきか。中はさほど広くはないのだが一通りのトレーニング器具が置いてあり、そしてバーカウンターが設置されていた。
このジム(バー)は朝の5時から夜の22時くらいまで経営しており、朝はトレーニングに来る人、そして夕からは飲みに来る人と客の顔ぶれは同じなのだが時間体によって目的が違う?とにかく謎の多い場所だった。
どうやらガチ登山、総合格闘技なんかをやってる後藤はジムバーのメンバーらしく、そこにいる客はだれもな顔馴染みの様子だった。
とにかく俺が感じたのは、とにかく皆アメリカンなノリをしているのが印象的だった。
男は基本的はマッチョ揃い。女は乳首ポッチされたピチピチのヨガパンツみたいな。後藤曰く、このジムバーに来る連中は、大手のジムでは満たされない「深くて狭い人間関係」を持ちたがる曲者揃いとのことだった。
俺はそんな初めて連れて行かれたのがジムバーに酔った勢いで「朝の部もお邪魔させてもらいますよ!」なんて調子にのり、翌週の月曜の朝の5時にジムバーに遊びに来るとマスターと口約束してしまったのだ。
正直、日曜日の夜になると面倒だった。もともと俺は筋トレとか興味ないし、あのジムバーに行ったところで俺なんか浮いた存在であるのは間違いない。ただあの時は酒の勢いで調子にのって遊びに来させてもらいますよ、なんて言っただけにすぎない。
だがいくと言った以上、行かなければ後藤のメンツにも関わるだろう。それに「あの人来るって言ってたけど結局こなかったよ笑」などと影で言われるのも嫌だった。
俺は面倒だな、、と思いながらジムにいってみると、朝の5時のジムには女性だけが1人いて、「遠藤さんですか?」と声をかけられたのである。
そしてその女性、マイカさんにジムの運営方針なんかを軽く話しながらトレーニングして聞かされたのだが、やはり想像していたとおりかなり変わった運営方法をしている場所だった。
その運営方法(というより伝統)を適当に羅列してみる。
•ジム内ではニックネームで呼び合うこと(ニック、マイク、ステフなどなぜかアメリカンな名前)
•本名、家族構成、職業などは話す必要なし(聞いてもならない)
•会員費とプラス飲み代(ビール一杯ワンコインなど)が運営資金となっている
•運営者は代表にマスターがいるだけで基本的には古参会員が実質運営している(ジムのオープン、清掃、クローズなど)
•紹介制。一見さんお断り
•服装、髪型、刺青自由
他にも色々あったが、印象に残ってたのはこんなとこだった。要するに大手のジムにありがちな会員規則やこと細かい運営方法ではなく、あくまで自由にやっていきましょうという方針であるのは明らかであった。
また本名、職業、家族構成すら必要とない空間ということは、自ずとそこが世間でいう不倫や婚外交渉の場となる副作用も存在していた。結局、アメリカンな風土イコール、フリーセックスの場なのである。
俺がそれに気がついたのはしばらくした後であったが、少なくとも初日、俺は日常的生活では体験できない刺激に晒された。
6時くらいに朝のメンバーがあつまってくるまでの間、マイカさん(35?)からストレッチなどの指導をしてもらいながらジムの伝統などを聞かせてもらったのだが、先ほども書いた通り、マイカさんのヨガ風のピチピチコスチュームからは乳首ポッチ、マンスジがっつりなのである。
それから6時前くらいになるとチラホラと30代〜50くらいの男女があつまってきて、各々ストレッチやトレーニングを始め、8時くらいになると少人数でのランニングに行くメンバーもいた。
また運動器具とバーの距離は極めて近い。自分の課題が終わった者から500円を寄付ボックスみたいな箱に入れて、各自自分でビールをジョッキに注ぎ雑談をし始める者、まだトレーニングをする者、また息抜きにダーツをする者など、まるで西部劇のサルーンのようなガヤガヤとした雰囲気が流れていた。
俺はその日は初日だから、(後から聞いたところ)マスターから俺の面倒をみるように依頼されていたマイカさんと時間を過ごした。そしてこれは俺がこのジムの会員にふさわしいか審査されている場でもあった。(紹介できている以上、審査で落とされることはないらしいが)
結局、その日は俺も昼からは酒を飲み、新しい仲間と雑談し、結局最後は「なんだか楽しそうなので俺も会員なりますよ」と言い、、結局俺もそのジムのメンバーになったのである。
それから後藤ともジムのメンバーどうしであるという共通点から、後藤からは様々な裏話を教えてもらった。その裏話とはここもお伝えした通り、、「あのジムにくるメンバーの女性は既婚者多いんだけど、実はヤリにきてる。マイカさんなんてジムの大半のメンバーとヤってるよ?俺もヤッたことあるし笑 ところで遠藤さんはニックネームきまったんすか?(俺はジャックって呼ばれるみたいだ笑)ジャックっすか笑 まぁいいんじゃないですか笑」みたいな話であった。
なにより後藤の「マイカさんはかなり尻軽っすよ。こっちから何も仕掛けなくてもヤラせてくれるので笑 その日がくるのも楽しんでみてください」と言われたことは強烈であった。
それから俺はしばらくの間、会社が休みの時は朝の5時からジムにいき、マイカさんとともにジムのオープン作業や清掃を手伝ったりする日々が続いた。
一応それらしい格好、トレーニングウェアとか一式そろえて出費もあったが、まぉ新しい刺激の為といえば特に惜しくは無い。
そしてもともとアメリカンな風土の世界で俺はジャックとして新しい人生を歩む事になり、日に日にジムは俺にとっての桃源郷となっていった。
普段は遠藤係長として中間管理職として上下からのストレスに悩まされる俺。だが週末になれば「ジャック」としてまったく別の俺がまったく関わったことのない人たちとジムを通じて交流しているのである。
そして、、、その日がやってくるのは案外、早かった。
マイカさんと「今日は協力してストレッチしようか」なんて言われたのである。協力してのストレッチというのは、よくある互いの体を背負ったり足や腕を絡ませての副次効果を狙うストレッチの方法である(正式名をなんていうのか俺も知らない)いわゆる小学校の時の体育で先生が「じゃ隣とひと組になってー」と掛け声をかけてストレッチするアレである。
そこでおれはマイカさんと密着する形となり、様々なストレッチを施していった。するとマイカさんのほうから、、「硬くなってんじゃん笑」と俺の股間が微反応していることを指摘され、俺は後藤の言葉を思い出した。「何も仕掛けなくても向こうから」という言葉である。
俺は「そりゃ、こんな美人さんと密着すれば嫌でも反応しますよ笑」と答えるとマイカさんは「他の人くるまで時間あるから、、気持ちいいストレッチしてあげようか?笑」などと言ってきたのである。
俺は「気持ちストレッチっすか?じゃお願いしてみようかな笑」というと、マイカさんは「ニック(後藤)からも聞いてると思うけど、、、このジムはわりとこういうこともフリーなんだよ笑」といいながら俺の股間をマッサージしてきたのである。
完全匿名性の秘密の大人の社交の場、まさにそれであった。俺はマイカさんのマッサージで完全勃起してしまうと、マイカさんは躊躇なく俺のハーフパンツとボクサーパンツを同時にずらし、一気に口に咥えていった。
俺は(本当にこんな世界が存在してたのかよ、、まるで夢じゃないのか、、)とおもった。そして超絶テクに俺は屈してしまい、マイカさんの口内に発射。そして飲み込んでくれた後、、まるで何事もなかったかのように「じゃ私はウォーキングマシンするね」とマイカさんはそのまま運動を再開したのである。
俺はしばらく呆然とした後、俺もダンベルあげなどしたが頭の中は真っ白であった。そして6時過ぎになりメンバーが集結し始めて、、またいつもの雰囲気となっていった。
つづく