人妻との体験

よく読まれている体験談
2025/11/15 18:54:53(dCntfETs)
トボトボと歩いて来た女の陰が、俺の車のエンジンが掛かっている事に気づいて立ち止まる。
暫く思案を巡らせている様だったが意を決した様に歩を進めて来る。
彼女は車の中に俺の姿を認めると緊張した表情を浮かべて運転席の俺に真っ直ぐ歩み寄って来た。
俺が運転席から降りる。女は小さな声でさっきはすみませんでした。と言った。
女は30半ばと云った印象で襟に小さな花柄が刺繍された白いブラウスに紺色のタイトスカート。
むっちりとした身体つきの色白の女で、さっき見た腰までたくし上げられたスカートから出ていた真っ白な太ももの強烈なイメージのせいか何か男の欲情を掻き立てる様な色っぽさを感じる女だった。
俺は自分の良からぬ妄想を悟られ無いよう女から目を逸らせて忘れモノですか?巾着袋が落ちてましたよ。と言った。
女は、はい。と小さな声で答え、俺が差し出した巾着袋を受け取る。
女は有難う御座います。と小さく頭を下げ踵を返して来た道を戻ろうとしたが2、3歩歩くと突然、俺に振り返って私っておかしいですか?と泣き顔で叫んだ。
俺がえっ?と答える間もなく女はおかしいって思いますよね普通、こんなところであんな事してる女なんてと泣き叫んだ。
私、自分でもおかしいって思います!もう何が正しいのか、自分がどうしたいのか分からないっと一気に話し、肩を震わせて泣いた。
〜つづく
25/11/16 08:52
(UC6CMfzM)
俺はその場にしゃがみ込んで泣き続ける女にどう接したら良いか分からず狼狽えた。
大丈夫ですか?あの、そんなとこじゃ何なんで座ってください。
おれは泣きじゃくる女に助手席のドアを開けて座るよう促した。連れの男の方はどうしたんですか?助手席に肩を振るわせて泣いている女を座らせながら俺は尋ねた。
逃げました。女はポツリと呟き泣き止み、助手席に座って前方の闇を見つめながらもう一度、逃げちゃいました。と独り言の様に言った。
俺は何と返事を返したら良いか分からず黙り込んだ。女も闇を見つめたままで暫く沈黙の時間が流れた。その沈黙を破ったのは彼女の携帯の着信音だった。
暗く静かな車内に彼女のスマホの着信画面の光とバイブ音だけが響きわたる。着信画面の青白い光に照らされた彼女は無表情のままで、彼からです。と誰に言うでも無く呟いた。
彼、外でするのが好きなんです。週末は車に乗せられてあちこち人けの無いところに連れていかれて、ああいう事したがるんです。青白い光に照らされたまま無表情の彼女が俺に言う。
聞けば逃げた男は、長年不倫関係にあった元会社の上司なのだと言う。不倫に気づいた奥さんに出て行かれて1人になった彼と内縁の関係が続いているのだと言う。
不倫時代にはノーマルな性交渉をしていたのが内縁状態になった途端に彼の性癖が堰を切ったように出て来たのだと言う。
事ある毎に、お前のせいで家庭も会社勤めも駄目になったと責められて彼の言いなりになってコンビニの駐車場、深夜の映画館、雑居ビルの踊り場で彼の欲望の捌け口にされていると言う。
そのくせに、今夜俺の駐車場の暗がりでコトに及んだところを見つかると彼女を置いて我さきに逃げたばかりか、携帯をあの場に落として来たと近くに停めた車の中で話すと俺は関係ない、1人で取りに行けと車を降ろされたのだと云う。
私、何やってんだろう。彼女は呟くとふたたび泣き始めた。俺は居た堪れず彼女の肩を抱いた。
彼女は俺の胸にしがみつきながら激しく泣き始めた。
〜つづく
25/11/16 12:38
(BSGHp5P1)
削除済
2025/11/16 14:27:58(*****)
良記事の予感!
続き、楽しみにしてます(^^)
25/11/16 21:23
(QafV05Yz)
文章を書くのがお上手ですね。
引き込まれました^ ^
25/11/17 13:30
(quiBh2TK)
削除済
2025/11/18 17:55:43(*****)
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