つい先週の話です。
母親の付添いで、実家近くにある市立病院に行き、各検査を行っていました。
母親とベンチに座って心電図検査の待ちをしている時に、目の前を車椅子に乗せたご老人を押した女性が通り、何となく顔を見たら、同級生の千鶴(仮名)でした。
向こうも廊下を歩いている時に、俺を見かけて『あれ?』と思ったらしく、近くに来て確信したそうです。
たまに同級生同士の飲みであってた時期はあるけど、軽く10年振りは超えていました。
同級生と言っても親の介護をする位だから、お互い50オーバーの年齢です。
千鶴の事は母親も学校の時の絡みで、何となく知っていて、紹介すると記憶があったらしく、あらあら!と驚いてました。
千鶴のお母さんも心電図検査のため、ここに来たのでした。
その時、検査室から呼び出しがあり、自分の母親は中へ。千鶴のお母さんの事も俺は少し知っていたので「お久し振りです。」と挨拶をしました。
そして、間も無く千鶴のお母さんも中へ。
千鶴は隣に座り『うわ〜、こんな偶然なんてあるんだね〜』と話しました。
千鶴は中学の同級生。高校に上がってから、何故か付き合う様になり、俺の初彼女でファーストキスの相手でもあります。
しかし、その先の進展は無いまま別れてしまったのですが。
病院内なので、声も小さめで4〜5分ほど話をして「今は難しいから、また後で話そうよ。」と、LINEを交換しました。
直後に母親が検査室から出て来たので「それじゃまたな」と言葉を交わし、その場を後にしました。
実家に母親を連れて帰り、家に帰る途中で千鶴にLINEを送ると、あまり時間を置かず返事が来ました。
『びっくりしたね〜!まだ、お家にいるの?』
『いや、もう送り届けて、自分の家に帰る途中』
『そうなの?今、私も送り終わって、買い物してるの。時間大丈夫ならランチでも行く?』
『OK、じゃ、13時に○○の店で』
店に行くと千鶴はまだ着いてなかったので席に座って待っていたら、10分位してから、到着しました。
お互い中年の歳になったので、外見は年相応だけど、話の内容は学生の頃の話で盛り上がり、とても楽しい時間でした。
実家から卒業アルバムとか、当時の遊んでた頃の写真を持って来て、車に置いてあるよ。と伝えたら見たいというので、店を出て2人で俺の車に乗りました。
ま、アルバムを車に置いてきたのは、呼び寄せるための策だったんですが(^^;;
続く