単身者用マンションに入ったのは3年前だ。離婚されしかた
なく仕事場に近い賃貸マンションに越してきた。まだ、コロ
ナ前で在宅勤務など一般的でなかったこともあって、隣近所
に引っ越し挨拶しようにも、不在が多かった。すぐにコロナ
騒ぎが始まり在宅勤務が多くなり、両隣の年配おじさんとか、
コンビニでよく合う青年と知り合う機会が増えた。単身者用
ということで特に男性のみというわけでもないのに女性いま
せんねというような話をしながら帰って来て部屋の前で別れ
る。決してお互い上がり込んで酒を酌み交わしたりなどする
ことはない色気も素っ気もない男社会マンション問う感じだ
った。そんなとき、隣の年配のおじさんが故郷に帰るからと
挨拶に来てしばらく隣は空き部屋となった。それから二か月
ほど経ったある日、リフォーム屋が挨拶に来て、ちょっと隣
で作業するんでうるさいかもしれませんがと挨拶のタオルと
工事日程表を置いて行かれた。工事が終わった数日後、引っ
越し業者が来て、ちょっとした量の荷物を運びこんでいた。
そうかあ、新しい入居者がきまったんだ、と理解した。どう
せ越してきてもあいさつもなかろうと思っていた翌日、玄関
の呼び出しがなった。出てみたら、なんと、真っ白なホット
パンツをはいた綺麗な足のお嬢様?が立っていて、「こんど
こちらに越してきました〇〇です。よろしくお願いします」
と挨拶して帰っていった。ん?女性? そういえばこのマン
ション女性単身者いなかったよなあ。と思いながらも、なん
かモデルのようなきれいな足の女性が隣にいるとおもうとわ
くわくした。
一週間ほどは、出会うことはなかった。とその週の日曜日、
ちょっと寝過ごしたかなと思った頃コンビニへ行ったら、
挨拶に来た時と同じ白いホットパンツ穿いたその女性が買い
物していて一緒に帰ってきた。「わたし、今日は休みなんで
これから、朝食兼ランチなんですよ。」と明るく言った。
「いやあ、実は僕もなんですわあ」そういって別れるはず
だったが、彼女の方から、
「よろしかったら、うちで