3年前の夏の夕方、大学時代からの親友の拓郎からLINEが入った。明日の夜、時間作ってくれないか?相談がある。
親友の拓郎とは、大学の初日に偶然隣に座って以来かれこれ30年以上の付き合いだ。
大学時代に同じ軽音サークルに所属し、バンドを組んで青春時代を過ごし、同じ業種の会社に就職し、拓郎がバンド仲間でピアノを弾いた美佐子と結婚して一人娘を子育てや仕事で忙しくなるまでは月に一度程度、美佐子も交えてバンド仲間でスタジオで演奏して楽しんでいた。
俺は仕事にかまけて独身を通し、今年54歳になる寂しいオヤジだ。
そんな拓郎が一人娘の真歩の就職、独立を機に久しぶりにオジサンバンドでもやらないかと夏前に連絡があり、拓郎の妻の美佐子やボーカルを務めていた友里恵を誘ってふたたび月に一度程、スタジオで学生時代にやった曲を演奏して楽しみが再開した矢先だった。
LINEの呼出に応じて、指定されたバンドの練習の後に皆で行く居酒屋に行くと、大酒飲みの拓郎が烏龍茶を飲んで待っていた。
何だよ?改まって相談って?俺は店員に生ビールを頼んで少しいつもと様子が違う拓郎に尋ねた。
いや、俺、大腸がんなんだって。
俺は言葉を失って、拓郎を見つめることしか出来ない。拓郎は何か頼まないととメニューを目で追いながら、まるで他人事の様にステージ4なんだって。余命とか言われちゃって。と淡々と俺に告げた。
会社には先週言って、治療に専念する事になって
来週から入院なんだ。だから暫くはバンドもお休みだ。
いや。バンドなんてどうでも良いよ。それより頑張って治せよ。俺はなんとか台詞を絞り出した。
娘も地方公務員決まってさ。今年から名古屋に一人暮らし始めて家を出てさ。やっと夫婦水入らずで旅行なんかしたいねなんて美佐子とも話してたのよ。それが、いきなりガンで余命宣告だもん。世の中上手くいかないよな。
その日、烏龍茶を飲み、料理には殆ど手をつけない拓郎のやるせない話を聞いた。
それから2ヶ月、延命治療を拒否して自宅で最期を迎えたいという拓郎が妻の美佐子、今夜あたりが山だと呼ばれ里帰りした一人娘真歩に看取られて息を引き取った。
時々病院や最期は自宅に見舞いに行っていた俺だが、ごく身内で葬儀を行いたいという遺族の意向もあって、葬儀の出席は遠慮し、落ち着いた葬儀から1ヶ月程した日曜日にバンド仲間の友里恵と2人で拓郎宅に線香を上げに行った。
俺たちを少し痩せた美佐子が迎えた。
1人娘も葬儀後一週間程休みを取り美佐子に寄り添っていたが名古屋に戻り、美佐子は拓郎の看病の為にパートも辞めたきりだった。
何だか静かになっちゃって。と美佐子は言い、生前に良く一緒に飲み歩いた俺に献杯してやってと手料理を振る舞い、拓郎が愛飲していたバーボンを出してきた。
俺たちは美佐子のもてなしを受け、拓郎の思い出話に花が咲いた。元気が無かった美佐子も声を出して笑っていた。
それ以来毎月、月命日には友里恵と美佐子の少しでも支えになろうと拓郎宅にお邪魔して美佐子を励まし、笑い話をして過ごした。
美佐子も行くたびに元気を取り戻し、1年後の一周忌明けに俺たちがお邪魔すると、昔の明るさを取り戻しすっかり元気になった美佐子も今日は呑んじゃおうと、明るい表情で拓郎が愛飲したバーボンを結構呑んだ。
大学を卒業以来二度の離婚をして、最近3度目の結婚をして、若い時から恋愛や男関係が派手だった友里恵がだいぶ酒が回った様子でケラケラ笑いながら、美佐子、一周忌も済んだんだし、まだ若いんだからそろそろボーイフレンドでも作ってオモテに出なさいよと軽口を叩いた。
美佐子は笑いながら、無理無理。もうすっかりオバさんだし、辛気臭い未亡人なんか相手にする人居ないってと明るく言う。
たけおで良いじゃん。独身なんだし。拓郎もたけおなら許してくれるって。俺の肩をバンバン叩いて友里恵が言う。
俺は突然、自分の名前が出てオタオタするばかりだった。そんな俺を見て友里恵が笑いながら、あれ?意外とたけおもその気だったりしてと揶揄う。
たけおって全然、浮いた話ないじゃん。あんた女に興味無いの?もしかして最近流行りのLGBTってやつ?いっつも拓郎と一緒に居て、もしかして拓郎とそういう仲だったんじゃないの?友里恵の悪ノリに酔った美佐子も同調する。
確かに私と付き合う前、拓郎ってたけおんちに入り浸ってたもんね。ほぼ同棲だったよね。
何言ってんだよ!その同棲してた家でエッチしてたのは何処の誰だったっけ?俺が昔話を持ち出す。学生時代、俺の部屋で拓郎、美佐子と3人で呑んでいた時に先輩から呼び出され隣駅の先輩宅に学園祭の搬入車両の通行証を取りに行き、帰ってくると俺のベッドで裸で慌てふためく2人が居た。
俺はバツが悪く、あっ忘れもの!と直ぐに部屋を飛び出したのだが、慌ててシーツを体に巻きつける美佐子の意外な巨乳は今でも忘れない。
あん時実は美佐子のオッパイばっちり拝んじゃったんだよね。意外にデカくてびっくりした。
俺が笑って言うと美佐子はスケベ!と食卓の上にあったツマミのチョコレートの包みを俺に投げつけた。
友里恵は爆笑しながら、そんな事あったんだ!そうそう。美佐子って隠れ巨乳なんだよねー!
やめてよー!それにもう歳取って垂れちゃってボロボロよー。と胸を押さえて美佐子が笑う。
友里恵が、そんな事無いじゃん。全然まだ形良いじゃん。ねーたけお。と美佐子の胸に手を伸ばして揶揄う。
美佐子はいやいや、下着取ったらダラーン。地面にくっついちゃうよと胸のところで手を下げてふざける。
たけおは美佐子の全盛期のオッパイ見たんでしょ?変わらないよねー。と友里恵。
俺もふざけながら変わらない。変わらないと返す。
えー。変わったよ。流石にハタチかそこらとは全然違うよー。と胸を触って形を気にする素振りで美佐子が口を尖らせる。
良いなぁ。私なんか垂れる乳も無いよ。スレンダーな友里恵が胸のところで平らだというジェスチャーをして笑う。
俺が、いやー俺も太って今や巨乳の仲間入りだしさ、確かに垂れてきたかも。とふざけると美佐子が男も乳垂れるんだー!と爆笑する。
友里恵が見せてよー。とふざけて言う。
俺はTシャツを捲り上げて乳を出す。友里恵が爆笑して、やばい!私より乳ある。たけお巨乳!
爆笑しながら友里恵は、なんとTシャツを俺と同じ様に捲り上げた。見て、駄目だワタシ、たけおに負けてると言って俺の乳をパンパン叩く。
柔らかーい。なんかヤバいね。本当に女の子みたいじゃん!ほら、美佐子も触ってみん?ヤバいよたけおのオッパイ。
美佐子が笑いながら俺の乳に手を伸ばす。
美佐子の手が冷たくて俺はあっと声を上げる。
友里恵が爆笑して、たけお今、感じた?今、感じちゃったよね!と言って俺の乳首をつまむ。
気持ち良いんだ?ヤバいたけおは巨乳の上に敏感。最強じゃん。俺が感じてないって、手が冷たかったからと言うと、いや感じてる!乳首立ってきた!友里恵は悪戯が止まらない顔で俺の乳首を触ってくる。
友里恵はたけお凄いじゃん。私って乳首全然感じないんだよねー。なんかくすぐったくなってさー。しかも右だけ陥没乳首なんだよねー。
俺がへーそうだったんだ。なんか俺だけ乳首だしてイタズラされて実験台。
友里恵も見せてよ。俺はあくまで冗談のつもりだったのだが、酔った友里恵は、スルッとTシャツを脱ぎ、ブラジャーを外した。
俺の目の前に小ぶりだが、歳とは思えない綺麗な乳房が突き出された。友里恵はたけお凄いじゃん。これで美佐子と私のオッパイ見たじゃんとケラケラ笑っている。
美佐子は突然、露わになった友里恵の乳房に驚いていたが、凄い綺麗。やっぱり子供居ないと全然、形崩れないね。綺麗ー。と声を上げる。
本当だー。右だけ陥没だね。完全に出て来ない?と友里恵に尋ねる。
これがねー。左は全然感じないんだけど右は敏感で感じると出てくるんだよねー。と言って陥没した乳首を触る友里恵。
俺がじゃあ反撃!と友里恵の陥没した乳首を指で触れると友里恵はあっと声を上げ、やばいって!乳首出てきちゃうとゲラゲラ笑う。
美佐子はえー!どんな感じで乳首出てくるのー?見たいかも!と笑っている。
俺がふざけて、お任せください!ちゃんと女好きの証明します!と乳首を優しく触れるとあー!本当に駄目駄目。と照れながら胸を隠す。
美佐子がえーズルい!見せて!どんな風になるの?と言う。
友里恵はえー美佐子の方がズルいよ!あたし達だけ胸晒してー。友里恵が見せたら、見せてあげる。とクスクス笑いながら言った。
美佐子は、えーっと言ってから、いっか2人なら。なんか久しぶりに凄い楽しいし。と言ってからよしっとバーボンの水割りを一気に煽って、Tシャツを脱いだ。下着の胸を押さえながら、本当に垂れてるからビックリしないでーと言って下着を外した。
ボロンと音を立てたのでは無いかと思うような巨乳が下着から溢れる。確かにハタチの頃から比べると少し垂れてはいたが、大きな白い胸。綺麗な肌に肌色の大きな乳輪。かなり卑猥な見た目の乳房だった。美佐子の上品な顔とのギャップ。そして出した後の恥じらう仕草に俺は興奮した。
やばいやばい!たけお!男の顔になってるよ!友里恵が俺を指差して笑う。ほら!たけお!30年ぶりのオッパイだよー。触りたいんでしょ?友里恵が楽しくて仕方ないと言った表情で俺を覗きこむ。はい。たけお、こっちで我慢してほら、たけお頑張って乳首立たせて。美佐子が見たいんだって。
俺がはい!了解と友里恵の陥没乳首を優しく撫でる。あっあっと短く声を上げる友里恵。
やばい、なんか普通じゃない状況だからやばいくらい感じちゃうかもと酒で赤くなった頬を更に赤くする。
あー。と友里恵が声を上げるとムクムクと陥没していた乳首が顕になってきた。
すごーい!と美佐子が声を上げ、自然と友里恵の乳首に手を伸ばす。美佐子が友里恵の乳首に軽く触れるたびに友里恵の身体がビクッと反応する。
友里恵は必死に堪えているが、あっあん。あっと短く、手で覆った口から声が漏れている。
やだ本当に感じちゃうと目を潤ませ、頬を真っ赤に上気させた友里恵が呼吸を荒くして喘ぐ。
友里恵がはぁはぁ言いながら、美佐子の乳房に手を伸ばす。
美佐子だって凄い綺麗。と乳房を友里恵の指がなぞる。美佐子は深く息を吸うとあっ、気持ちいいと小さな声で呟く。
俺も美佐子の乳房に触れる。美佐子凄い綺麗だよ。あの日と全然変わらないと言うと美佐子はいや。恥ずかしいと呟く。
友里恵は俺に乳首を触られて身体をビクッと震わせながら、やだ本当に気持ちいい。
綺麗と言って美佐子の胸に顔を埋めた。友里恵の頭を優しく撫でる美佐子。
友里恵が美佐子の乳首を口に含んだ。
美佐子はあーっと身体を小刻みに震わせて、駄目そんな事しちゃ。駄目。感じちゃうと囁く。
俺は激しく勃起していた。
美佐子の乳首を舌先で転がし、美佐子をよがらせている友里恵の手を俺のズボンの中ではち切れそうなほど勃起した膨らみに導く。
友里恵の左手が、俺のペニスの形を確かめる様に動いた。
〜つづく