あれは私が22歳の時ですから、もう5年前になります
新卒一年生の私はまだ右も左もわからない小娘でした
高校では文芸部で、首尾よく出版社には入れたのですがアシスタントエディターとは名ばかりで、ただ雑用をこなしながらバタバタ駆け回る毎日でした
そのお店にも社用で伺いました
舞さんという三十代くらいの眼力が強い女性の方がやっているアメリカンダイナーのお店に、社が主催するイベントへの協力のお願いに私がお使いで行きました
舞さんは快く承諾して下さったのですが、条件を出すように「その代わり、あんたうちの常連になってくれない?」と言ってきました
アメリカンダイナーとバーを兼ねているお店はご夫婦でやっているのですが、ハンバーガーとビールだけでなく、カリフォルニアワインやマンハッタンなどのアメリカ発祥のカクテルなど若い女性が喜ぶ物にも力を入れていきたいとの事
「あんたみたいな黒髪サラサラのお嬢様がよく来てくれると嬉しいんだよね」と言われて内心嬉しく、私はお店に通うようになりました
舞さんがカウンターを回し、五十代くらいの優しそうなご主人がキッチンを担当しているお店は居心地がよく、お酒を覚えたての私はよく長居をするようになっていきました
「清楚で美人で、ひとみはうちの姫だもんね」なんて持ち上げられて田舎娘の私はすっかり調子に乗っていました
そんなある夜、舞さんが作るウォッカベースの甘いカクテルを試飲していて少し酔った私は舞さんに突然「あんたさ、もしかして(レズ)ビアン特性があるんじゃない?」と言われて背筋が凍りました
ここでも見抜かれてしまうのかと
私は別に男の人に嫌悪感など何もなく、実際に大学一年の時は男性ともお付き合いしていました
でも高校の時に私のバージンを奪ったのは地元の資産家の奥さんでしたし、なぜか年上の女の人に誘われる事が多く、また私もその誘惑に溺れて泥沼のような関係になる事があったのです
凍りついた私は酔っていたせいもあり、隙だらけでした
いつの間に後ろに回られた舞さんに抱きすくめられ、唇を奪われていました
その時店内には私と舞さんだけで、舞さんは「やっぱね、ひとみは年上の女が放っておかないタイプだもん」「私会った時からひとみに一目惚れだったんだよ」と私の耳元で呪文のように囁き、さらに繰り返し何度も何度も私の唇を奪いました
舞さんの舌が私の唇を割り、私の舌も吸われます
またこうなってしまった、どうして?
頭の隅ではそう考えているのですが、実際には舞さんに「ひとみの唾すごく甘いよ、もっと飲ませて」と言われるままに舞さんの口に唾液を落とし込むような事もしていました
ここでも清楚で真面目な仮面は引き剥がされ、誘惑に弱くドスケベなただの小娘の本性は見抜かれていたのです
こうなったらもう駄目です
折にふれて舞さんのお宅に呼び出され、肌を合わせ抱かれる日々が始まりました
表向きはダイナーで出すクラブサンドの試食やカクテルの試飲という事なのですが、時間が経つと寝室に連れ込まれ、舞さんに裸にされて鑑賞され、ねっとりと犯され抱かれるのです
私の首すじ、腋の下、乳首、おへそ、足の指、太もも、そしてあそこ、私の感じる部分は全て見抜かれ、そして舞さんの舌はねっとりと私の柔らかい肌を味わうように這うのでした
私の抵抗はいつも形ばかりで、誘惑に流され、快感に負け、ついには身体を開くのがいつもの事でした
何時しか乳首を尖らせて自ら脚を開いて喘ぐ私を勝ち誇ったように見つめる舞さん
私のあそこの中にまで舌を差し込んで味わい、私が漏らした愛液まで味わうと、舞さんはペニスバンドという性具まで出してきます
男性のペニスを模したシリコンのディルドが付いたバンドで、装着する女性の方の性器にも差し込む突起物が付いている物です
そんな物を見た事がある22歳の女の子はほとんどいないでしょう
私は大学生時代に何回か抱かれた女性の中に一人だけそれを使う方がいて、それで知っていたのです
舞さんはそれを初めて出した時にあまり私がショックを受けてない事で察したらしく、「これを使われた経験まであるんだね?それが誰だか知らないけど悔しい!」と言いながら私のあそこに疑似ペニスを入れてゆっくり腰を使って私を犯したのです
それから抱かれる時は毎回それで私を犯すのが常になっていきました
舞さんの腰使いは巧みで執拗でいつしか私はそれを使われるプレイに狂っていきました
私はなんて馬鹿で淫らな22歳だったことでしょう
舞さんのご夫婦の寝室なのに、「ああーっ!」と声を上げて舞さんにしがみついておぞましい悦楽をむさぼり、私自身の腰まで動いていました
舞さんも私の若くてスレンダーな身体をそれで犯すのに夢中でした
「最高!お姫さまとヤッてるみたい!」悶えている私をギラギラした目で見つめ、激しく腰を振るのです
ご自宅でそんな痴態が繰り広げられているのに、舞さんのご主人はしばらくは何も言ってきませんでした
私がお邪魔した時にいらっしゃって、何回かご挨拶した事があるので、さすがに知られているのは覚悟していたのですが
舞さんは「ああ、旦那は私のこれは黙認なんだよ。女は浮気に入らないんだって」とご主人は我関せずだというのです
愚かで世間知らずな私はそれを信じていました
(続きます)