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人妻との体験

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カテゴリ: 知り合いの人妻
掲示板名: 人妻との体験
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1:クライアントからの依頼
投稿者: ○○士・山田 ◆jH8qnvcjbo
私は40代前半で士業をしている。
仮に山田と名乗っておこう、イケメンと言うほどではないがモテないこともないし結婚願望もあるのだが、なかなか良縁にも恵まれず未だに独身の身だ。
あまり詳しいことは書くわけに行かないが、ある事務所に所属しいくつかの家族のクライアントを任されている。
今回はその中の一人で、東京郊外の大地主の老人の依頼の話を書くことにする。

その老人の担当をすることになったのは、私が今の事務所に入ってすぐのことだった。
老人を担当していた前任者が定年で退所し、そのあと何人かのベテラン所員が担当したが、かなりクセの強い老人で後任の担当者が気に入らないと言っては事務所の社長に文句を言って変えさせるという人物で、ウチの事務所でも持て余し気味のクライアントだったと聞いている。
ちょうどその頃他の事務所から好条件に釣られて移って来た私にお鉢が回ってきたわけだ。

詳しい事前情報も引き継ぎもないまま「○○さんは我が事務所にとって大切なお客様だから頼むよ」とだけ聞いて訪問したのが、今から14年前の5月だった。
早速訪ねて行くと60代の御夫婦で、最初の頃は御主人ではなく香苗さんの方が丁寧に優しく接してくれ、しばらく経つと御主人も「ワイフは人を見る目があるから、彼女が山田君を気に入ったなら大丈夫だろう」と言うことで、思っていたよりもスムーズに私を担当として受け入れてくれた。
事務所の方も私が上手く対応して気に入られるということで、私が退所しない限り終身担当にされてしまった。

私が担当するようになって3年ほどたった頃、奥様が動脈瘤破裂で急逝されてしまった。
こちらのご夫妻に子どもはなく、御主人の性格柄親類縁者とも疎遠だったために、私はまるで息子のように葬儀から役所関係への届け出と何から何までお手伝いをすることになった。
と言うのも、普通は我々のような仕事に就く者は、せいぜい年に数回訪問し資産管理や運用、納税のことなどのお手伝いをするものだが、こちらの御主人は毎週のように顔を見せないと機嫌を損ねてしまうので、少なくとも週に一度は訪問して世間話の相手や、時には飲みに行ったりゴルフに行ったりしていたからだった。

奥様が亡くなられた当初は毎日のように私の携帯に電話をよこし、そのたびに出向いて相手をしていた。
長年御夫婦だけで生活をされていたから淋しかったのだと思う。
私もそれほど忙しかったわけではなかったし、事務所の社長からもできる限りのお手伝いをするようにと言われていたので、毎日のように訪問したり、時には外に連れ出してゴルフに行ったり、御主人の馴染みの銀座の寿司屋やクラブなどに行った。
それが功を奏したのか、1年も経つとすっかり元気を取り戻されて、笑顔で「俺にも山田君のような息子がいてくれたらな」と冗談を言うようにもなった。

奥様が亡くなられて2年ほどたった頃、大事な相談があるからと呼ばれて銀座のレストランに出向いた。
場所は銀座の個室のあるしゃぶしゃぶ屋だったが、二人きりかと思って席に付くとテーブルには3名分のセットが置かれていた。
私が席に着くと開口一番「実は再婚しようと思うんだが」と切り出した。
私としては反対する気もなく、老後のことなどを考えればむしろ再婚した方が良いのではと答えた。

御主人は相手の素性やで会いなどを簡単に話したあと、嬉しそうな顔で携帯を取り出して電話を掛けた。
「実は彼女をすぐ近くで待たせていたから来るように呼んだ」と言った。
それからほどなくして、一人の女性が現れて御主人の隣に座った。
70を少し超えたご主人の後添えだから若くても50歳くらいだろうと想像していたが、私と同年代で、一瞬我が目を疑うほどの美人だった。
読んでいる方が想像しやすいように女優に例えると笛木優子をさらにきれいにしたような感じの女性だ。

香苗さんと言って近所にあるメガバンクの支店で御主人の担当をやっていた女性と言うことだったが、清楚で物腰が柔らかく、それに話をしながらよく笑う女性で、銀行員らしい杓子定規的で堅物的な雰囲気はあまり感じなかった。
その日は三人で食事をしながら歓談し、そのあと女性だけをタクシーで帰宅させ、御主人に誘われてクラブに飲みに行った。

ご主人は終始ご機嫌な様子で「結婚したら君とこういうところへは来れなくなるな」と言ったので、私も「今までみたいに頻繁にお宅に伺ったら邪魔ですよね」などと軽口をききながら銀座の夜を楽しんだ。
その席でご主人が「これからはたいへんだよ、私の70だからね。日常生活はともかく夜の方がね。いつまで嫁さんのことを満足させてやるか」と言った。
私が励ますつもりで「大丈夫でしょう、加山雄三のお父さんだって80過ぎてから子供ができたし、それに今は医学も進歩してますからね、いい薬も出てるじゃないですか」と言うと、「そうか!薬を飲むって手があったか!」と笑っていた。

とは言うものの再婚後も毎週のように「今度いつ来るんだ?」と言う電話をよこすから、私も週に1度はご機嫌伺いにお宅を訪問した。
私が担当になってから10年が経ち、御主人も70も半ばを迎えて、私が来始めたの頃と比べるとゴルフはやっていたけどクラブ通いの方はめっきり減っていた。
それでも若い後添えをもらい幸せそうに暮らしていたので、私も良かったと思っていた。
そんなある日、御主人からいろいろと込み入った相談があるからと言われて指定されたホテルの喫茶に出向いた。

どんな相談なのか、恐らくは相続関係の話しか何かだろうと思って、その類の資料をカバンに詰めて出向いたが、そこで相談と言うか依頼されたのは、とんでもない話だった。
金曜日の昼過ぎだったのが店自体はほとんど客がなかったが、それでも御主人は周りを見回して小声での会話を聞かれる範囲に人がいないことを確認した。
そして「君に折り入って頼みたいことがある」と言ってもう一度周りを見回してから、「こんなことを頼めるのは君意外にいない、笑わんで聞いてくれ」と言った。

私が「遠慮なさらずに何でもおっしゃってください」と言うと、御主人の口から出たのは驚くべき依頼だった。
簡単に言ってしまえば、御主人の代わりに香苗さんを満足させてやって欲しいということだ。
結婚してから1年ほどは夜の方もなんとかやってこれた、しかし男性的な機能が衰えてしまい、医者に相談して薬をもらったり滋養強壮に良いとされるものを食べたり、禁酒禁煙ではなく節酒節煙、いろいろと努力したがとうとうダメになった、と言うことだった。

しかしいきなりそんなことを言われても、私も返事に困ってしまう。
確かに香苗さんは魅力的な女性だし、そういうことができるなら願ってもない話なのだが、「はい、分かりました、お任せください」とはとても言えない話だ。
私が返事に困って黙ってしまうと、御主人は「実はワイフと今のままで満足なのかと腹を割って話をした。どこの馬の骨とも分からん変な男と不倫でもされちゃ困るからね。そこで私公認でワイフに若い彼氏を持つように話した。そうしたらワイフが君とならそういう関係になっても良いと言うんだよ」と言った。

私は「それは光栄な話ですが、でも仮にそうなったら、私は御恩のある御主人の香苗さんを寝取った憎い男になるという話しじゃないですか。私には出来ません」と答えた。
すると御主人は「いや、そうじゃない。私から君に代わりをして欲しいというお願いしてるんだよ。君なら信用できるからね」と、私に香苗さんとそうなるようにと言って聞かない。
「もしもそんなことになったら、今まで通りの感覚で私と話をしたりゴルフや飲みに行けますか?」とか「事務所にバレたら仕事を失ってしまいます」というようなことを言ってみたが、「恥を忍んでお願いしてるんだ、私を助けると思って引き受けてくれ」の一点張りで、3時間くらい粘られた挙句とうとう依頼を引き受けることになってしまった。

御主人はホッとした表情を浮かべて、「私は○○(御主人の高級クラブの係のホステスの名前)と同伴だからこれで失礼するが、ワイフがこの部屋で君を待っているから明日の朝までゆっくりしてくれ」と言ってホテルのルームキーを渡された。
私は重い足取りでエレベーターに乗り香苗さんがいるという部屋に向かった。
これから女性を抱かなければならないかもしれないのに、心の準備も何もできていない状態で部屋のチャイムを押した。

ドアが開けられるまでの数秒がものすごく長く感じられた。
部屋に入ると香苗さんに座りましょうと言われソファーに腰を下ろすと、「主人からお話は聞かれて、それで納得されて部屋に来てくれたんですよね?」といわれ、「は…はい…」と答えたが、「でも本当に私で良いんですか?なんで私を?」と確かめるように言ってしまった。
すると香苗さんは「主人から俺は男として役に立たないから身元のしっかりした若い彼氏を作れって言われてね、私は山田さんが良いからお願いしてって言ったんです」と言った。
そして「私はさっき済ませたからシャワーを浴びていらして」と言った。

いきなりシャワーを浴びてと言われても、私自身そんなことをする心構えなど全くなく、御主人の呼び出されて来てのことだったので、「奥さん、ひとまずお話ししませんか?」と言った。
確かに御主人からは事の経緯を聞かされてはいたが、行きずりの女性と一夜を過ごすわけではあるまいし、香苗さんの真意を確かめてからではないと、とてもじゃないがそういう関係になれないと思ったからだった。
香苗さんも「そうですよね、そうしましょう」と少し照れた顔で言って私と向かい合って座った。

香苗さんは「そう言えば私は山田さんのことをあまり知らないの、いろいろ聞いても良いかしら?」と言ったあと、「山田さんはおいくつなの?」「大学はどちら?」「お付き合いしている人は?」と矢継ぎ早に聞かれたので「38ですよ」「大学は〇〇大学の○○学部です」「もう何年も付き合ってる人はいません」と答えた。
香苗さんは「私よりも二つお兄さんなのね」「え?○○大学?私は△△学部ですよ。先輩だったんですね」と言ったあと、「でもこれからこういう席では先輩硬派じゃなくてお互いフィフティーフィフティーで、呼び方も奥様ではなく香苗と呼んでください」と言ったので「わかりました」と答えた。

私も香苗さんにいろいろと聞きたかったことを聞いた。
そもそもなんで御主人と結婚する気になったのか?確かに御主人は立派な人でスポーツマンであり紳士だけど、普通に考えれば資産目当てと思われても仕方のない組み合わせだ。
そこで私は思い切って「なぜ御主人と結婚されたんですか?」と聞いてみた。
香苗さんは先ず「普通は財産目当てって思われがちですよね」と前置きしてから、「その気持ちが全く無かったとは言いません、いえ、半分くらいはそうです」と言った。
そして「残りの半分は子供の頃に亡くなった父によく似ていたからです」「若い頃は父親くらいの世代の男性が好きだったから」と、一息吐いて「でも現実は父の世代の男性と一緒になるって、すごく厳しいですよね」と言った。

私が「お母様や御兄弟は反対されなかった?」と聞くと、「母も私が結婚する2年ほど前に他界しましたし、私は一人っ子、仲の良い親戚もないんです。孤児のようなものですね。だから資産家の主人を頼ろうと思ったんです。主人が亡くなれば、私は天涯孤独ですから」と言ったあと「小さなころから母の苦労を見て育ちました。もう子供の頃みたいな貧しい生活は嫌なんです」と付け加えて淋しく笑った。
「御主人を愛してますか?」と聞くと、「もちろん愛してますよ、こんな私を拾って守ってくれている人ですから」と答えた。

ここで私は核心を突く感じで「ではなぜ?こんなことを?」と聞いた。
香苗さんは一息ついてから「お恥ずかしい話ですが、私も女です。結婚したばかりの頃は主人も頑張ってくれましたが、それが1年経つか経たないうちに…、そして2年目を過ぎた頃には全くなくなりました。主人も気にかけてお医者さんに相談して薬をいただいたり、食生活を変えてみたり、いろいろとやりましたがダメでした、もう2年以上ありません」
私が「やっぱり我慢できないものなんですか?」と聞くと、「夫がこの話をするまでは我慢しているとか、そんなこと考えたこともなかったんです」と言ったので「それなら今のままでもいいんじゃないんですか?」と言うと、「でも夫がそれを望んでいるし私も我慢したくない…だから私もそうさせてもらおうかなって…」と言葉を詰まらせた。

私が「ではなぜ私に?」と問うと、「私、結婚してから親しくお話ししている男性って山田さんしかいないんです。だから主人から話が出た時に真っ先に浮かんだのが山田さんなんです。それ以来山田さんしか考えられなくて…」と俯いて言った。
私がちょっと意地悪に「そういう関係になってしまったら、もしかしたら御主人よりも私の方が好きになったりしないですか?それに、これは私の考えだけど、愛のないセックスなんてどうもね」と言うと、香苗さんは顔を上げて「私はそうなったらそうなったで良いと思います。もはや私は主人に対しては愛ある住込み家政婦ですから、妻としての残された務めは主人の介護と看取ることだけです」と言った。

香苗さんが少し心配そうな表情で「あの…私のお願いは聞いていただけるんでしょうか?」と聞いたので、「もちろんです、但し、そうなってしまうと奥さんのことを本気で愛することになると思います、それでもよろしいですか?」と、逆に聞いてみた。
「嬉しいです、私もそうなるようにします」と言った。
ここで会話が止まると、香苗さんが冷蔵庫からビールを取り出して二つのグラスに注ぎ分けた。
そして乾杯しましょうと言ってグラスを合わせた。

それを一気に飲み干すと、香苗さんが部屋のカーテンを全部閉めて部屋を薄暗くした。
そして「シャワーを浴びていらして」と言ったので、そこ言葉に従った。
私は香苗さんに嫌がられないように体中を念入りに洗い、歯磨きとマウスウォッシュまでしてバスローブ姿で浴室を出た。
香苗さんは裸になっていたのだろう、ベッドに横になって首まで掛け布団をしっかりと掛けていた。
「早くいらして」、香苗さんは私を見てそう言ったが、この期に及んでもまだ半信半疑で本当のことなのかと思った。

私がバスローブを脱いでベッドに入ると香苗さんが体を寄せてきた。
私が躊躇して手が出せなかったからか、香苗さんが私に半身を乗せてキスを求めてきたので、私は香苗さんをしっかり抱きしめてキスに応えた。
その体勢で2回3回とキスを交わしているうちにだんだんと長く激しいキスに変わっていき、何度目かには舌を絡め合うようなキスになった。
私はこのキスで覚悟が決まり香苗さんの上に乗り美しいその体を貪るように求めた。

恥ずかしい話だが素人の女性を抱くのは数年ぶりで、どうしても女性が欲しくなった時にはソープなどの風俗に行っていた。
だから受け身でのセックスに慣れてしまっていて、勘を取り戻すのに少し手間取ったがやるしかないと思い、思いつくがままに香苗さんの体を愛撫した。
先ずは体の隅々にまで舌と唇を這わした、それこそ体の裏表、頭のてっぺんから爪先まで丁寧に愛撫したが敢えてポイントは外した。
香苗さんはかなり感じていたようで、全身に鳥肌を立てながら甘い声と吐息を吐き続けていた。

一通りの愛撫を済ますと、とどめを刺すようにクリトリスを重点的に攻めた。
香苗さんのアソコはあり得ないほど濡れていた、そこに指を入れて刺激すると体をしならせながら何度も絶頂を迎えていたようだった。
私が愛撫を止めて香苗さんにキスすると、香苗さんが強く吸いながら舌を入れてきた。
そのあとは「この人がこんなことをするのか?」と思うような、まるで性感系の風俗嬢のようなテクニックを駆使して時間をかけて私の体を攻めた。
おそらくご主人のために覚えたものだろうが、日ごろの香苗さんとはまるで違う女性に思えた。

最初にうつ伏せにさせられると項から肩、背中、両腕を指先までとじわじわ舐め回されて、そのあとは尻から両脚の裏側まで舌を這わされ足の指をしゃぶられたあと、次に枕を腰の下に入れて浮かせるとアナルまでじっくり舐められた。
そのあと体を仰向けにさせられて、乳首を舐められたり甘噛みされたり腋の下から腕の裏に向かって舌を這わされ、そこからつま先まで舐め回されたあとフェラや玉舐めをされたが、我慢するのが辛いほど香苗さんのフェラは素晴らしかった。
ただしゃぶったり舐めたりするのではなく、舌先で尿口を刺激したり喉奥まで咥え込んで締め付けたりと、それまでされたことのないようなフェラだった。

香苗さんはそのまま騎乗位で挿入すると私の上で激しく動いたが、攻めるような愛撫から解放されてほっとした。
香苗さんは騎乗位の姿勢から何度もキスを求めてきた、まるで私に何かを確かめるような感じで何度も何度も。
私が上になると、今度は下から私の首に腕を巻き付けて私の顔を引き寄せて何度もキスを求めてきた。
唇を合わせるだけのキスもあれば舌を絡め合うようなキス、私の口の周りを舐め回すようなこともした。

途中で香苗さんに求められて何度か体位を変えて激しく交わった。
交合しながらも私の体や唇を貪り、隣室に聞こえてしまうのではないかというほど大きく喘いでいた。
これほど情熱的で激しい女性を抱いたのは初めてだった。
日頃お宅にお邪魔したときにご主人と3人で顔を合わせて世間話をしている香苗さんとはまるで別人のようだった。
私がフィニッシュに向かって腰の動きを速めると、香苗さんが「お薬飲んでいるから中に出して」と言った、私は半信半疑だったが射精願望に耐えきれずに香苗さんの中で果てた。

激しい交わりのあと、二人の呼吸が整うと香苗さんが私に体を寄せて甘エル用の胸に顔をくっ付けてきた。
私がそっと抱き寄せると香苗さんが私の顔を覗き込んで「驚いたって言う顔ね」と言って軽くキスした。
「正直びっくりですよ」と答えると、「私ね、主人が頑張れるようにAVを見たり本を読んだりして一生懸命勉強したの。バカみたいな話だけど、妻としてそうしないといけないと思っていたの。主人には効かなかったけど山田さんは喜んでくれたなら無駄じゃなかったのね」と言って濃厚なキスを求めてきた。

ご主人はこんな事されてもダメだったのかと考えると淋しい気もしたが、香苗さんから「明日はお休みでしょう、朝まで一緒にいて」と言われて「いいですよ」と答えた。
一旦シャワーを浴びて服を着た後、二人でホテルの最上階にあるレストランで食事をした後部屋に戻ると再び激しく愛し合った。
香苗さんはセックスレスだった約2年の月日を取り戻そうとしているのではないかと思うほど貪欲に求めてきた。

この夜は2回セックスしたが、1回1回がものすごく濃厚で激しいから10時過ぎから始めたのに2回目が終わったのは午前3時頃だったと思う。
セックスを2回したのではなく2回射精したと言った方が正確だろう、愛撫-挿入-射精という流れではなく、挿入しても一旦離れてお互いの体を愛撫し合い再び挿入というようなことを何度も繰り返した。

1回終わるとシャワーで汗や唾液、精液を洗い流してからベッドに戻ってもう1度、それが香苗さんのセックススタイル。
だから月に2~3度香苗さんと会うときは、週末や祝日前の午後から翌日までというのが決まりだ。
そして会うのは都心の高級ホテル、ご主人が手配し宿泊代も食事代もすべてご主人が支払っていた。
ご主人に言われて香苗さんを旅行に連れ出したこともある、たいていは1~2泊で箱根や伊豆と言った近間へ行くのだが、一度だけ1週間の休みを取ってロサンゼルスに行ったこともあった。

香苗さんは男を悦ばせることが好きなのか、月日を追うごとにいろんなテクニックを覚えて攻めて来る。
私が「今でも勉強してるんですか?」と聞くと、「もちろん、だって山田さんに飽きられたくないから」と言う。
最高の女性だ、私を飽きさせないテクニックで楽しませてくれ、その上彼女に対して何の責任を負わなければいけないこともない。
そう思っていたが、最近になって「主人が亡くなった後のことも考えてね。できれば主人が生きているうちに婿養子になってくれるといいんだけど」とか「一生私といてくれますよね?」と、たびたび言うようになった。

私からご主人にそんな話をできるはずがないし、それを願っているとか言うこともない。
そこで「どうしてそんなことを言うの?」と聞くと「最初の時に山田さんが言っていた通り、私は本気で山田さんのことを愛してしまったの。山田さんだって私のことを愛してくれているんでしょう?」という返事が返ってきた。
私にとって「愛してるよ」というのは言えそうで言えない言葉、その時は「うん」としか言えなかった。
この先どうしていこうか、最近悩んでいるところだ。

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