夏本番。この季節が来る度に昔付き合っていたA子との青姦を思い出す。
屋外でセックスをする様になったのは、ある日の深夜、夜勤中の僕がA子の家の近所を通り掛かった際にA子にメールを送った事が切っ掛けだった。
「今、○○の近所のコンビニで一服してる」メール自体に他意は無く、近くに来た事を知らせるだけのもの。
「ちょっとだけでも会いたい。○○公園で会える?」それに対しA子の返信にも他意は無く、折角近くに居るのだから会いたいというシンプルなものだった。
「うん。ちょっとだけならいいよ」僕がA子にそう返信し、A子が指定した公園に移動すると、A子は10分も掛からずに風呂上がりの濡れ髪のまま慌てた様子でやってきた。
「会えると思ってなかったから嬉しい」A子は息を切らせながら微笑む。前述の通りの濡れ髪、半パンにTシャツを着て上にカーディガンを羽織っている。どこからどうみても風呂上がり。僕は急にメールを送った事に若干申し訳なくなる。
「急にごめんね」
「ううん。嬉しかったよ」
公園の片隅で僕たちは他愛のない立話をして居たが、程なくしてにわか雨がパラつき始め、僕たちは近くにあった資材小屋の軒先に避難する。
「あ…降って来ちゃったね…Aちゃん雨止んだら帰ろうか」
「うん…」
予想とは裏腹に雨足が急に強くなり、資材置場の軒先では雨を凌ぎ切れなくなって、僕たちは多目的トイレへ避難する。
A子は風呂上がりのままの格好。僕は湯冷めを心配する。
「大丈夫?寒くない?」
僕はA子を抱き寄せるとふとした違和感。A子は下着を着けて居ない。
「ちょ…あなたねぇ…」
「急いでたから」
A子は呆れた顔の僕に、惚ける様に微笑みを返す。
雨は所謂ゲリラ豪雨というやつで更に強くなり、雨粒が激しく屋根を叩く。周囲には全く人気が無く、僕たちが退避した多目的トイレと外界の帳を一層厚くする。
隔離された空間で性的興奮が高まるのに時間はかからず、非常時にも関わらず僕の股間に徐々に血液が溜まっていく。
チュ…
僕たちは唇を重ねながら、僕はA子の胸に、A子は硬くなり始めた僕の陰部に手を這わせる。
次第にその愛撫は大胆になり、A子は僕のズボンとパンツを下ろすとその場に膝間付き、もう堪らないと言った感じで旨そうに僕の仮性包茎のちんぽを咥え出した。
「う…あ…。ダメだよ…。汚いよ…」
「う…うん…。おいしい…」
A子は皮を剥いて丁寧にペニスに着いた滓を、ヌルヌルと舌で舐め取る。ペニスは益々膨らんでいき、絡み付くA子の温もりに堪えきれず、A子の口腔内に激しく射精し、A子は一息にそれを飲み込むと空になった口を開けて僕に見せた。
「ごめん…駄目だ…我慢できない…」
僕の中で何かが弾けたのはその時だ。
僕はA子を犯したい衝動に駆られ、A子を全裸にひん剥いて壁に手を着かせると、既に愛液が染み出た膣に後ろからペニスを突き立てる。
戸惑うA子の膣はぷつりと僅かな抵抗を見せるが、すぐにペニスを根元まで飲み込む。
腰の動きに合わせて陰唇がヌルリヌルリと蠢めき、亀頭が子宮に当たる度に赤黒い肛門がまるで別の生き物かの様にヒクヒクと出たり引っ込んだりしている。
背徳感からお互いの劣情は燃え上がり、多目的トイレという場所である事も忘れて交わいに夢中になり、絶頂を迎えた僕はA子の子宮に精液を吐き出し、同時に絶頂を迎えたA子は腰が砕けた様にその場にへたり込んで痙攣した。
その頃には外の雨はすっかり止んでおり、僕たちは着衣を直し、A子は僕の精液を体内に留めたまま帰路に着いた。
それからというもの、僕たちは正に『欲しくなれば所構わず』になり、別れる迄の間、公園やカラオケボックス等々、他にも人には言えないような場所でも欲しくなればセックスをしていた。
その話はまた機会があれば…
駄文お読み頂いてありがとうございました。