しかし、なんて人妻とはいやらしい生き物だろうか。知り合ってしばらくになる人妻が女になるのは、旦那がせっせと働いてる時間、子供を学校に送り出した朝の喧騒が落ち着く時間。スマホを震わせるLINEのビデオ通話に。スマホスタンドに立て掛けて、互いの姿を確認する。画面に映る人妻は色めき立っている。他愛ない挨拶を交わし、「見せてごらん」と掛けた声に、女は「はい、、」と従順だ。四つん這いになり、画面越しに射し込む陽光がまぶしい。下着の上から指で大事な部分を擦りながら、臀をくねらせる。「濡れてきたら、脱いで開いてみせて」そう言うと、彼女はゆっくりと下着を膝下までずらし、ぬらぬらと濡れそぼった割れ目を露にする。わたしが何も言わずとも彼女は承知している。そのまま、彼女は指で秘部をなぞりながら弄っている。細く白い指が生きもののようにいやらしくゆっくりと裂け目に群がっていく。その光景は、旦那に料理を作り、子供に触れるその指を想像させる。わたしが触れてはいけないものたちに触れたその指で、旦那以外の他の男の欲望を掻き立てる。彼女のため息が漏れる。わたしは何も言わない。「逝きます、、」彼女は指の出し入れを速め、くちゅくちゅと響く羞恥と旦那への背徳をかき混ぜるようにして、ビクビクっと臀を小刻みに戦慄かせながら、彼女はいつも私の奴隷になる。