「駄目よ!もう賞味期限切れ切れだもん!」と、一江さんとは、いつも言うので、「そんな事ないよ!綺麗な人は、いくつになっても綺麗だし、一江さんの事は、ずっとずっと好きだったんだよ!」と僕は答えた。
「え~っ、嘘ばっかり~そんな事言ってからかっちゃ嫌よ!」と一江さん。
そう言いながらも、満更ではないようだった。
この一江さんは、前住んでいた家の隣の奥さんで孫も2人いるが、昔からホントに綺麗な人である。
こんな会話をする事になったのは、一江さんの上の孫の頼まれ事が、上手く行かず相談を受けた事から始まった。
「ゆうちゃん!この前お世話になったんだから、何かお礼しなくちゃ」との一江さんの言葉に「じゃあ、身体で払って!」と、僕が切り出したのだ。