今、ケガをして自宅療養中。2、3週間で治るらしいからあと一週間位。しかし何せ暇だ。 ただ、昔を思い出すのもたまには良いかな。 一度逝ったたか子は、俺の体の下で間歇的な喘ぎ声を上げ続けていた。 多分、もう正常な思考状態ではなかっただろう。 その姿を見て、俺はなぜか猛獣に捉われた美しい野兎の姿を連想した。『たか子、俺はお前を俺の女にする。俺が望めばお前は俺に奉仕するためだけの女になるんだ。 お前の身体は俺を気持ちよくするためだけにある、 そんな女にお前を変えてやる。』 後から考えてもどす黒い欲望だった。家族のため懸命に夫や子供のために尽くす美しく、清楚な人妻。 そんな人妻を俺は自分の欲望のためだけに俺の色に染め上げようとしている。 なんという身勝手。しかしそんな思いを吹き飛ばす程、たか子さんの身体は魅力的で、淫靡なオーラに包まれていた。 俺は、たか子さんに対する動きを少し緩めた。 たか子さんが薄目を開けて俺を見たようだった。 普通の精神状態には程遠いが、かといって先ほどよりは幾分ましな状態に戻ったようだった。「たか子、今日は良い日だよね。安全日だよね。」 俺は、たか子さんの耳元まで口を近づけて、猫撫で声で問いかけた。 まるで夫や恋人のように。「うん、2,3日は安全日だよ。」 気怠そうにたか子さんが答える。 言った後、たか子さんの大きな目が見開かれた。 一気に現実に戻ったようだった。 しかしたか子さんが次の言葉を続けることはなかった。 組み敷かれたたか子さんの喉から出たものは、快感を訴える喘ぎ声だった。 許されたわけではなかった。 少なくとも、俺はたか子さんから精液をその体内に注ぐことを許されたわけではなかった。 しかし、俺は好きな女に精液を注ぎたいという雄としての本能を満たすためだけに行動した。 たか子さんもその思いとは裏腹に、俺のチンポを強烈に締め上げてきた。 たか子さんにとっては、今年の一月旦那さんがアメリカに単身赴任する際にした以来のセックス。 久しぶりのセックスにたか子さんの膣は間断なく俺のチンポを締め付けて、射精を促した。 もうここまでくると、貞操とか道徳とかの観念は俺の頭の中から消えていた。 俺とたか子さんは、ただ雄と雌となった。『ああ、なんて気持ち良いんだ』と思った刹那、俺は動きを止めて何度も俺の思いが籠った液体をたか子さんの身体の奥底に放っていた。 今まで経験したことのない強烈な快感。 たか子さんも細かく痙攣を繰り返していた。 その日は、この昼頃のセックスを含めて合計4回俺はたか子さんの身体に中出しした。 20年以上前のことだが、俺とたか子さんが初めて結ばれた記念すべき日なのでよく覚えている。 その時は、俺は当たり前のように騎乗位やバックそれに駅弁スタイルでの体位での交わも行ったが、どうもたか子さん夫婦では、ほとんどが正常位であり、たまに騎乗位でセックスするくらいということだった。 旦那があまり激しくなく、たか子さんも旦那しか男性経験がなかったため、こんなものだと思っていたみたいだ。 そして雄介君が生まれてから、セックス回数も減り、30歳ころには年2,3回位だったが、別に欲求不満にもならなかったようだった。 次の日も結局一日中俺の部屋にいて、一日中セックスしていたようなものだったが、この2日間ですっかり変わったたか子さんは、俺の恋人になることを誓ってくれた。 そして、俺のほうはたか子さんの家庭を壊さぬように、そして隣近所からあらぬ噂が立てられぬように注意することを伝え、危険日の時は基本飲んでもらうようようにした。 ザーメンは高品質のたんぱく質で(嘘ではない)お肌に良いし、たか子が俺のチンポをフェラチオしている姿を見るのが好きだと言ったら納得してくれた。 でも、あんまり長い時間顔を上げると疲れると言ってきたので、これはほどほどで切り上げることにした。 俺とたか子さんは、結局セックスの相性が良かったのだろう。 何度交わってもその身体に飽きることはなかったし、充実したセックスライフを送ることができた。それはたか子さんも同じだと言っていた。 俺が大阪本社に戻るまでの8か月間は、週2,3回は交わっていたから、6、70回位はセックスした計算になるかな。 たか子さんとは、俺が大阪本社に行ってか
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