はじめまして。初めて投稿します。
あれは今から5年ほど前の冬のこと。
なんか、心淋しくて職場の喫煙室で出会い系サイトを眺めていた。
援交募集の書き込みが多い中、ひとりの書き込みに目が止まった。
「寂しい。メールして、仲良くなったら会えたらいいな」的な書き込みだったと思う。
名前は桃子。年は私より10歳下の子だった。
なんとか返事はもらうも、なかなかガードが堅い桃子。
写メの交換もアドレスの交換も拒否られ、手強かった。
しばらくすると桃子もだんだんと自分の事を話してくれるようになってきた。資格取得の為に猛勉強していること、同僚に超仲の良い若い男がいること、旦那さんとはレスなこと、とかとか…。
ある夏の日、試験勉強に疲れたとメールが来た。お茶に誘ってみた。「お茶だけなら…」と思いがけない返事をもらった。ついに桃子に会える!。
先に着いていた桃子は柱の影に隠れるように立っていた。声かけると、うつむきながら返事をしてくれた。大島優子と榮倉奈々を足して2で割った感じの清楚な子。
「なんて真面目そうな、清楚な感じの子なんだろ…」と言うのか第一印象だった事を今でも記憶している。
私もだか、桃子も緊張していた様子だった。だから、なるべく笑わせようと思って頑張った。おかげて時々見せてくれる笑顔がとってもキュートだった。
あっと言う間の時間が過ぎた。帰り際に「また会ってくれる?」と訪ねたが、彼女は軽く頷くだけで、もう無理かな~と思ったりもしていた。