建築資材の営業をしています
ルート営業とはいえ、取引先から急な要望に対応することが求められます
昨日の土曜日、取引先の奥様から連絡があり
「悪いんだけど、ウチに来れるかしら?」
僕が担当している中で一番大きな会社でしたし、奥様の声の様子も普段と少し違うと感じたので会社へ伺った
会社は休みで閉まっていたので、隣のご自宅へ
インターフォンを押すと奥様が玄関に
「佐々木さん、休みなのにゴメンなさい。ちょっと相談があって…どうぞ中へ入って」
奥様は僕より少し年上で40代前半
細身で杉本彩みたいな感じの女性
白いブラウスに短いスカート姿で、透けて見える水色のブラが妙に色っぽかった
リビングのソファーに案内され
「ちょっと待ってて…」と言われたものの
支払いの遅れもなく、仕事も去年より順調で何のことやら?全く分からない
奥様がコーヒーを入れてくれた
「実は情けない話なんだけど、主人が浮気してるみたいなの。まぁ、仕方ないと言われればね」
ご主人とは一回りも年齢が上で、いわゆる略奪婚ってやつだと噂で聞いていた
「カーナビの走行軌跡があってね、郊外のホテルを頻繁に利用しているみたいなの」
今朝もゴルフに出かけると外出したようで
「恥ずかしいけど、一緒に行ってもらえない?」
奥様のゴリ押しに断りきれず、僕の車で郊外のホテルへ向かった
ホテルの駐車場には、社長の車が停まっていた
奥様がスマホで証拠写真を撮り、車へ戻ると
「浮気する人は、やっぱり懲りないのね」
僕は帰り道、海岸線を走らせた
窓を少し開けると潮風が心地良かった
「もう、私って魅力ないのかなぁ?」と聞くので
「いえ、とっても魅力的な女性だと思います」そう答えると僕の左手を握ってきた
「そんなことされたら、僕もご主人みたいなことしちゃいますよ」
更に手を強く握ってきた