20年ぶりに元カノと再会した。
20代だった俺たちも40代、年齢は重ねたけど、面影や仕草は昔のままで、一目でわかった。
出会いは、元カノが俺の職場にバイトに来たこと。
元カノは大学2年が終わった春休みで20歳、俺は23歳だった。
凄く可愛くて、バイト最終日に交際を申し込み、受け入れてくれた。
処女ではなかったけど、経験は浅く、まだ開発途上だった。
フェラはしてたようだけど、クンニされたことが無くて、驚かれたし、
「アソコ舐められたことないから、恥ずかしくて…」
んんて、可愛かった。
中で感じるようになると、元カノのほうが積極的になった。
元カノは感じてくると、オマンコが膨らんでくる。
これ、締まるのとは違う感触で、あんなふうに変化するオマンコは初めてだった。
締まるとコリコリ感が伴うけど、元カノの場合は圧迫感があって、最高に気持ちよかった。
膨らんでる時の元カノは、メチャメチャ感じてて、半泣きのような顔で、半分口開いてた。
あの膨らむオマンコは、ずっと忘れられないでいた。
本当に心から愛し合ってセックスしてたからかな。
元カノは、自分の地元に就職を決め、大学がある県庁所在地から去っていった。
就職を決めたとき、
「別れたくないけど、就職は実家から通えるところにって言われて進学したから…」
と悔しそうだった。
俺の部屋で最後のセックスして、元カノのアパートに来たトラックに荷物積んで、最後のデートして、駅でランチして元カノを見送った。
新幹線のホームまで続くエレベーターに二人で乗った。
「2年間、愛してくれてありがとう。本当はこのままずっと一緒にいたかったけど、仕方ないね。元気でな。さよなら。」
「うん…ありがとう。さよなら…」
新幹線の扉が閉まるときの元カノの泣きそうな顔、ずっと忘れられなかったよ。
発車する新幹線を走って追いかけ手を振った。
でも、あっという間に行ってしまった。
再会したのは、元カノとよく行ってた喫茶店。
俺も結婚してからあまり行かなくなってたけど、直帰の外回りがあって、少し早く仕事が片付いた場所が、喫茶店のすぐ近くだったから、数年ぶりに入ってみた。
そしたら、元カノがコーヒー飲んでたんだ。
20年前まで、二人が良く座ってた窓際の席で…
アッて見つめ合って、思わず笑顔になって、20年ぶりにそこに二人で座った。
二人を包む雰囲気が、大好きだったあの頃のままだったよ。
元カノは、旦那さんの転勤で県庁所在地に来て2年だった。
懐かしくて、よくこの喫茶店に来てたそうだ。
「ここに来れば、いつかあなたに会えるかななんて、でも、諦めかけてたら会えた。諦めないで良かった…」
月に2回くらい、2人で会うようになった。
場所は元カノのアパートがあった大学がある街で待ち合わせた。
一気にタイムスリップする2人は、あの頃みたいに食事して、近況や離れていた20年の話をしていた。
お互い結婚したかったという思いでは一致しているが、お互い既婚なのでどうしようもない。
もちろん、一線を越えたい気持ちはある。
でも、越えたら全てが壊れてしまいそうで出来なかった。
再会して2年後の今年3月、元カノの旦那さんが転勤になった。
最後のデートは、ラブホだった。
47歳の俺と、44歳の元カノ、あの頃のような若さは無かったけど、中年の身体で抱き合い、唇を重ねた。
年齢を重ねて緩んだ体だったけど、愛しかった。
22年ぶりのクンニ、ピンクだったビラビラは黒ずんでたけど、精いっぱい舐めた。
元カノもフェラしてくれたが、やっぱり舐め方が変わってた。
外に出すからと言って、生で交わった。
心と体を抱きしめ合い、キスしながら愛し合った。
元カノと結婚していたら…そう思わせるあの膨らむオマンコが懐かしかった。
元カノのおなかに射精した。
元カノ、嬉しそうにそれを指に絡め、
「本当はいつか、これを中でもらえる日を夢見てたんだ…
と哀しそうな微笑みを見せた。」
ラブホを出て、懐かしい大学近辺を歩いて、よく芝生に寝転がってた公園で別れた。
「さよなら…今度はもう、会うこともないだろうな。」
「そうね…二度目のお別れね。こんな哀しいこと、二度で十分。さよなら。元気でね。」
元カノが手を振って、先に講演を出ていった。
俺は、ずっと元カノの背中を見送った。
その背中が見えなくなるまで…