職場の先輩奥様、沙友理さん!
同じ職場の同僚、篤から「美人だし!料理がめちゃ美味しい…登志彦先輩が
羨ましい~よ」って聞かされてたから、
先輩より誘われお邪魔して、初めて奥様を拝見した瞬間、一目ぼれしちゃいました。だけど今時は、先輩の奥様なんだから、善からぬ思いは頭になく、ただ篤同様に、羨ましいかっただけに過ぎなかった。
しかしながら心底では、チャンスがあれば…って思いは秘めてました。
そんな思いを叶えるチャンスは、全く無く
あれから幾度とか先輩宅へお邪魔する機会は、あったけど
美味しい料理をご馳走になり、話しを交わしたりするくらいに過ぎなかった。
それに、先輩の目がキツくて
ちょっと親しげに「沙友理さん~」って
呼んだりしたら、間に入り邪魔されてましたからね。同僚の篤も、気があって
「祐輔!お前、沙友理さんが好きなんだろ?ダメだぞ!…」って告げられてましたからね。
そんなかんながあって募る思いも薄れてたら、新年挨拶に行った際に、
念願叶いました。登志彦先輩が、めちゃ気持ち良く飲み過ぎちゃって、寝ちゃった。篤も、ほろ酔い加減でおぼっかない状態でした。先輩に声かけ
篤を介抱しながら後にしようと、沙友理さんのもとへ足を運んだ。
声けた際に、後ろ姿が妙にそそりまして
思わず「沙友理さん~」って抱きしめました。
いきなり抱きしめられて、気がどうてんして「イヤ!何されるんですか?」って払いのけられました。けど、そんな素振りがより一層
私の気持ちを燃え上がらされて、強引に押し迫りました。