去年の花火大会のときにさ、一人で花火が打ちあがるのを見ていると、横から声をかけて来るおばさんがいた。
よく見ると、幼馴染の母親だった。
昔から知っている仲だけに会話が弾み、終わりまでおばさんと一緒にいた。
彼女は俺の憧れの女性。
中学・高校時代は、おばさん見たさに友達の家に遊びに行ったものだ。
寝室で着替えているおばさんの姿を覗いたこともしばしばだった。
それに、脱いであったパンツを持ち帰りオカズにもしてた。
気づいてたと思う。
でも息子の友達だから許してくれてたと思う。
一緒の帰り道、家にはおばさん以外いないことがわかった。
暗い夜道を歩くと怖いのだろう、僕と腕組んで歩く。
「カップルみたいね」とおばさんが冗談を言う。
俺が用事もなく時間あると知ると、おばさんが「家に遊びにおいで」と誘ってくれた。