知り合いとのセックスではなく、見知らぬ女性とのセックスの話である。
状況を理解して欲しいので、多分、前置きが長くなってしまうと思います。ご容赦願います。
自分は四捨五入して50歳、大学生の子供が2人いる。
大抵のご家庭では、我が子の賃貸ルームの掃除等の家事は、母親の役目かと思う。
我が家の場合は、県外の大学だった事もありなかなかの長距離移動が必要となる。
電車を乗り継いで妻が向かうには、到底日帰りは無理である。夫婦お互いが仕事で連休が取れない状況で、必然的に父親である自分の役割となった。
自慢ではないが、自らの単身生活の経験のある自分は、大抵の家事はこなす。
季節の変わり目ともなると、寝具等の入れ替え・洋服の入れ替えもある。
学生が単身で住める部屋は、収納が非常に小さい。とても季節外の物を入れっぱなし…と言う訳にはまいらない。
今年の春先のとある平日、冬物の撤収と春夏の持ち込みの為、未明の暗いうちから出掛けた。
平日なので、子供は当然大学へ行って留守になるから、日中にひと通りの家事を行う訳だ。
暗い頃に出発して子供のアパートに到着したのは、ちょうど大学へ通学する為に、部屋を出ようと準備していた時だ。
朝ごはんもきっと食べていないと思い、途中のドライブスルーで朝マックを買って来ていた。
野菜ジュースとハッシュドポテトとソーセージエッグマフィンを渡すと、ジュースはカバンの中に押し込んで、ポテトを一口で食べてマフィンを加えながら出て行った。
子供が居なくなると、僕の活動時間が始まる。4時間半の運転を経て、到着して10分も経っていないくらいだが、溜まっている洗濯物を洗い始め、洗濯機が回り始める頃には散らかった部屋の中からゴミを拾い集め、掃除に取り掛かる。
言っておくがこんな事は頻繁に行っている訳ではない。年に数回の出来事である。
たまに顔が見たくなって、実家の手料理も懐かしくなるであろう頃を見計らって、言わば押し掛けるのである。
お昼前には3回ほど回した洗濯機、ベランダは最早いっぱいになり、寝具は丸洗いしても干すところはない。
部屋の掃除・洗い物・洗濯・トイレ掃除・風呂掃除・玄関掃除(60センチ四方程しかない(笑))を済ませ、持ち帰る寝具からカバーを外して、中身は実家に持ち帰る為に車の中へ、そしてそのカバーは替えカバーとして洗う為、枕・座布団・クッション・そして何故かぬいぐるみと一緒にコインランドリーに持って行き丸洗いする。
ぬいぐるみなどはダニの温床である。たまには丸洗いしないと、親としてはとても良い気はしない…と言う訳だ。
午前の掃除中に、二度ほどゴミ捨てに出た。二度目に出た際に、隣の部屋から掃除機の音が聞こえていた。気にする事もなく、ゴミを捨てて戻ってくると、その隣の部屋から同世代の母親らしき女性がゴミ袋を提げて出てきた。
会釈してすれ違い、きっと「子供の部屋の家事に来たんだろうなぁ~」と、お互い感じたと思う。
コインランドリーへ行く時に、隣の部屋の家電音は聞こえてこなかった。きっと留守だったと思う。
近くのスーパーへ行き、駐車場の一画にあるコインランドリーで、洗いたかった物をすべて突っ込み、スーパーに冷蔵庫を満たす為の買い物に行く。
比較的に大きめの冷蔵庫を買い与えていたので、食料品はタップリ入る。
冷凍庫も大きめな為、チンして食べれる物も入れておく。大抵は冷凍パスタと冷凍チャーハンが主になる。
冷蔵庫は実家から持ち込んだ家庭料理、そして僕が見計らって購入した食材やお惣菜でほぼ埋まる。
不足している調味料を探している時である。正面からカートを押して自分の方に向かってくる女性がいた。先程の隣の母親だった。
2~3メートルの距離でお互い気付き、会釈しながら「食料の買い出しですか?、お互いに子供の為に良く働きますねぇ。」と声を掛けた。
女性は見知らぬ男性からの声掛けてなので、当然ぎこちない笑顔を返してくれた。お互いに買い物カゴから溢れる程の買い物をしていた。
その時もその挨拶だけですれ違った。
レジではぼぼ同時に別々のレジを通過していた。僕はそのまま車に買い物を積み込み、子供のアパートへ戻った。
冷蔵庫に入れなければならない食品を直ぐに詰め込み、間もなく終わるであろうコインランドリーへ急いだ。
コインランドリー、昔と違って今は洗い・すすぎ・乾燥までも一連の自動で行なってくれる洗濯機が多いが、僕は乾燥だけは別で回している。
すべて一連の自動に任せると、割とシワが残るからである。洗濯ものの中ではシーツを一度広げてシワを伸ばし、その後に別の乾燥機にいれる。これだとあまりシワが残らない。
ちょっとのサボりが、せっかく洗濯にシワを残す事になってしまうから。
コインランドリーに到着すると、驚いた事に数分して隣の母親も入ってきた。
母親も「あら!?」って言わんばかりの表情をしていた。
どうやらお隣さんも同じ様な考えらしく、部屋での洗濯は着るもの中心で、寝具関係はいつもコインランドリーに来てるらしい。
乾燥機に入れ終えて、プリペードカードを入れて回し始める時に、隣の母親はシーツを伸ばすのを苦労していた。「手伝いますよ!」とシーツの端同士を持って、お互いに引っ張りあってシワを伸ばして差し上げた。
「助かりました。うちと違って、ここでは床(地面)につけたくないですから。」と言ってた。
春先だったが、日中故に気温も上がって来てたので、コインランドリー内の自販機で冷たいお茶を二本買って、一本をその母親に渡した。
「お子さんの部屋に、良くいらっしゃるのですか?」と聞かれ、「季節に一度くらいです。」と答えてから、緊張感もなくなり会話が弾んだ。
だいたい僕が聞き役に回っていた程で、質問攻めにもあっないた。
「なぜ父親が来るのか?」との問いには、「遠距離ですし、色々事情もありますので…。」と適当にお茶を濁しておいた。しかし相手はこちらを離婚した父子家庭と勘違いした様だった。
僕は勘違いでも構わないので、あえて訂正もしなかった。話の中から相手側は母子家庭だと言うことが分かった。
子供が小学校のうちに離婚して、それまで再婚の機会もなく誰とも付き合う事もせず、子供の為に働く事に集中していた数年間だったと言ってた。
少し疲れたので、また明日にでも続きを書込みます。