お盆の最中、俺は世間がお盆休みだというのに取引先に呼び出され嫁と子供だけが実家に行き一人仕事をしていた。仕事は大したことがなかったから、これだったら盆明けでもいいやんって内心思ったが、昼までに仕事が終わったので近所のスーパーに行って昼飯を買おうと思った。だだっ広い駐車場に結構な数の車が停まっていた。店内に入ると違和感が…。駐車場に停めてある車の数からは明らかに少ない客の数。俺は弁当とお茶を買って車に乗って弁当を食べた。
すると向かいに停まっていた車の前に一台の車が停まった。俺の方からは運転席の男しか見えなかったが、大体50代ぐらいの男だろうか?それほどパッとしない顔の男だったが、その車から一人の女が降りて向かいに停まっていた車に乗り込んだ。
男の乗った車は女を下ろすとそのまま駐車場には車を停めずに発進した。
「なるほど、そういうことだったのか。」
不倫相手とここで待ち合わせをして男の車に女が乗って出かけるのだと。俺は向かいに停めてあった車の女を見た。誰かに似ている。でも、視力の悪い俺は女の顔をはっきりとは見えなかった。女の車が発進した。俺は急いでシートベルトをつけてその車の後を追った。ぴったり付いて走ると怪しまれるだろうから、車線を変更したりして警戒されないように後を追った。
すると、俺が住む街の住宅街へとその車が入っていった。俺は変な興奮をした。住宅街といっても新興住宅地だから近所付き合いなどほとんどなく両隣りと向かいの家ぐらいの住人しかわからないのが現実だった。こともあろうかその車は俺の住む家の2本先の道路に入っていった。俺はそれを確認してから一旦自分のうちに帰った。家で飼ってる犬を連れて散歩することにした。もちろん、その女の車がどこの家に停まっているのかを確認するために。
すぐにその女の家がわかった。だが、どんな女がそこに住んでいるかも知らなかった。だが、しばらくすると玄関の扉が開いて女が犬を連れて出てきた。それで俺はようやく女が誰かわかった。犬の散歩中に公園で挨拶を交わす女だということを。だが、挨拶を交わす程度で会話をしたことがなかった。俺は女の家の前を通り過ぎて公園へと向かった。
予想通り女も公園に来て犬の散歩をしにきた。
「こんにちは。」
いつものように挨拶を交わした。向こうも同じように挨拶を交わしてきた。だが、俺はいつもと違って「さっき◯◯にいませんでしたか?」と言った。すると女は「えっ?」とあからさまに狼狽えていた。男が乗っていた車の車種を告げると「ここではちょっと」といい、女はラインのIDを俺に伝えて犬を連れてうちに帰っていった。
俺も家に帰り犬の足を洗っていた。一段落ついた俺はID検索をして女にメッセージを送った。すると「黙っていてもらえますか?それなりにお礼もしますから」とどうやら口止めをしてきたようだった。
「これから会えますか?」というと「はい、大丈夫です。待ち合わせはあの駐車場でいいですか?」と素早い返事がきた。俺は「わかった。今からすぐ向かう」とだけ返事を書いて送った。
すぐさまシャワーを浴びてこましな服を着て車に乗って駐車場に急いだ。見通しの良い所に車を停めて女の車が来るのを待った。すぐにわかった。女は辺りをキョロキョロとしているようだった。ラインで俺の車のことを伝えると、すぐにわかったようで俺の車の横に車を停めた。
俺は手招きして助手席に乗るよう促した。すぐさま車を出して車を走らせた。
「やっぱりこの車あなたの車だったのね。あの人と別れて車に乗ってからついてくる車があると思ってたの。」
「そうだったんだ。バレたと思ってたんかな?」
「うん、でもまさかあなたとは思わなかった。あなたでよかったかも」
意味深な言葉に俺は一瞬ドギマギした。「それはどういうこと?」と聞くと、「犬好きな人に悪い人はいないから」と応えた。
「いやいや、あなたの後を追うぐらいの男だぞ。」
「それに、散歩であなたにあった日はいつも嬉しかったから」
(ん?まさかの展開)
「それは俺のことが気になってたと受け取っていいんかな?」
「うん、すごく好みなんだよね」
というと女は俺の太ももに手を置き、ゆっくりと太ももをさすり出した。不覚にもすぐに勃起した。それを悟った女は俺のことチンポをさすってきた。
「今日のことは内緒にしてくれる?それに私と付き合わない?」
「はい?それはどういう意味ですか?」
「あいつと別れるから、私と付き合わないってこと。」
女は美穂と言って34歳。俺は43歳。嫁は45才。俺からしたら34歳の美穂の身体は正直味わってみたい。だが、あまりにも家が近所で嫁にバレるのが怖かった。
助手席で美穂はスマホをいじくっていた。
「もう大丈夫。さっきの彼とは別れたから」
「はぁ?どういうこと?」
「最近マンネリでそろそろ別れるって話になってたからはっきりと今決着をつけたから。それに、隆行って言うんだね。ラインの名前にそう書いてたから。」
さすが浮気女。数少ない情報から色々と俺のことを知っていく。こうなったらヤケクソで美穂を彼女にすべく、少し離れたホテルに美穂を連れ込んだ。
時間がなくなったので、続きは後ほど書きます。