僕が中学2年の時、うちの家は荒れに荒れていました。
僕自信、まだ幼かったので、当時よくは理解出来なかったのですが、母が毎日のように荒れているのは理解出来ました。
原因は父の浮気。結局、その女性がうちに来て、謝って終結したのだと思います。
その女性がうちに来ると、僕は部屋を追い出され、母の怒号が飛び、家にも居られなくなり、庭へ。1時間くらいして、女性が出て来て、僕の顔を見るなり、頭を下げて逃げるように去っていきました。年齢は40歳くらい。普通のおばさんです。
もちろん、その女性に会うのは最初で最後…のはずでした。
その後、家庭は落ち着き、円満状態。僕も就職しました。そんな時、先輩から『お前、週3回バイトせんか?』と誘われました。
夜の8時から12時までのバイトでした。ぶっちゃけ、ラブホの清掃です。どうでもよかったのですが、先輩もいることだし…と思い、やってみることにします。
小さなホテルで、掃除も昼と夜に二人でこなす仕事です。男二人コンビは、お客さんの印象が悪いだろうと、先輩とは曜日をずらされました。
その初日、コンビを組まされるのは大西さんというおばさん。従業員の控室で、一人ポツンと来るのを待ちます。
作業10分前に扉が開きました。『大西です。今日からやねぇ。宜しくお願いします。』と頭を下げられました。
『○○さんやったかねぇ?』と僕の目を見ます。その瞬間でした。記憶が甦ります。『この人…あの人だろ!』、たった一回しか会ってないのに、嫌な記憶って忘れないものです。
もちろん、向こうは僕に気づいてません。そう思ってました。けど、実際は彼女は僕の履歴書を覗いたらしく、僕が父の子供だと知っていたらしいのです。
仕事を教わる時も、優しく丁寧に教えてくれました。休憩時間も楽しい話もいっぱいしてくれます。ただ、お互いが『気づいてない。』『気づかれてない』と思っていました。
平日の夜のラブホ。他はどうなのか知りませんが、うちは暇です。
ひどい時は、お客さんはゼロ。昼間使用した3~4部屋を掃除しておしまい、なんて日もあります。
そんな時は、駐車場や通路、使ってない部屋などの清掃も言われているのですが、実際はサボりの状態になります。
バイトも1ヶ月を過ぎた頃、僕の中でいよいよモヤモヤが爆発します。『○○って人、知ってますか?』と父の名前を出してしまいます。
もう、隠すのが面倒になってたんです。『?』と、一瞬トボケ顔をしましたが、すぐに『○○さんの息子やろ?』と返事が返ってきました。
『知ってたんよぉ~。』と言われた時は、驚きよりも安心した感じでした。
『お父さん、元気にしてるん?』と聞かれ『うん。元気ですわぁ。』と答えます。
その日は、父との不倫話で盛り上がり、もうふたりして、笑い飛ばせる話になっていました。
それから数日後、バイト中に気にはなってたんですが、帰ろうと外に出ると、ものすごい濃霧。5m前が見えません。
仕方なく、僕と大西さんは霧がはれるまで待機することにしました。しかし、霧ははれずに2時間が過ぎ、その日帰るを諦めました。
突然、大西さんが『ゆうたくん?シャワーしてきたら?』と言います。確かにお風呂は入ってませんが、客室のお風呂はマズイでしょ。
ところが、廊下に出て、ある部屋を指さします。『こことここは使ってないから。コンビュータもかかってないから。』と、今は使ってない昔の客室でした。
入ってみると、備品がないだけの普通の客室。そのまま使えそうな部屋です。
大西さんは蛇口をひねり、お湯を張ります。外に音がもれないように、かなりお湯の量を絞ってます。入るのに15分以上かかりました。
大西さんは、控室からバスタオルのセットを2個持ち出して来ました。用意周到です。
ところが、『一緒に入ろう!』とあっけらかんと言われました。『はあ?』と聞き返しましたが、『どないしたん?恥ずかしい?』と半分馬鹿にされ、『うん。』と答えます。
控室の扉を開けっ放しにします。これをすると、その奥はカメラからほとんど見えなくなるのです。
そっと部屋に入ります。僕は躊躇しましたが、大西さんはドンドン脱いでいきます。
目のやり場に困り、今度大西さんを見たときは、全裸でお風呂に入って行く後ろ姿でした。キレイな背中とお尻でした。
僕も全裸になりましたが、中々扉を開けられずに、半ば固まっていました。
すると、扉が開き『早くしなさい。なにしてるん?』と大西さんが呼びます。
キレイな胸が見えました。覚悟を決め入ります。大西さんは湯船につかり、僕は掛け湯をした後、困りました。
湯船には大西さんがいるので、僕は?考えて、先にシャワーで体を洗おうと考えました。
シャワーの蛇口をひねろうとすると、大西さんが『アカンアカン。見つかるやろ。』と小声で言います。
シャワーを使うと、音がもれて、フロントの人が通った時にバレるようです。
こんな濃霧ですから、お客さんは来ないだろうし、フロントも半ばウトウトしてるとは思うのですが。
仕方なく、湯船につかろうと思うのですが、態勢が?それを見た大西さんは『ここ、入り。』と自分の前を示しました。
つまり態勢としては、もちろん洋式のお風呂です。大西さんが足を伸ばし外側に座りに、僕がその前に座るという格好です。
簡単にいうと、大西さんの胸と僕の背中が当たる状態です。後ろから、抱きついた状態というわけです。
座って気がつきました。お互いに足は触れ、背中を倒せば、おっぱいにあたる状態。
バランスが悪い。上半身は、ほとんど湯に使ってない感じです。
それも数秒でした。大西さんの両手が僕の胸に伸びてきて、『ほら。』と僕を後ろに引っ張りました。
お湯につかれたのですが、大西さんに密
着したまま体をあずけている状態です。
『男やろ。恥ずかしがらんの。』と言われました。
背中に全神経が集中しています。大西さんの胸がまともに背中に当たっています。後ろから、抱き締められたままです。