もちろん、自慰の小道具はA子さんが身に着けていたと思われるピンクのブラジャーと
ストッキングです。「A子さん、A子さん、したい、させてください」と声を意識的に発しながら、
自慰を続けました。一か月ほど経ちましたが、不思議とA子さんは現れません。そうしたある日曜日、
農作業小屋に一台の自転車が止まっているのを見つけました。私はそっと小屋に近づき、隙間から
中を覗き込みました。すると、A子さんが寝ているではありませんか。「あ~ん、いっ、いっ、あっ」と小さな声が聞こえました。
私でもこれが何なのかはすぐわかりました。そうした時間が20分ほど続いたでしょうか。おもむろに立ち上がると、こちらに顔を向けました。
私はあわててその場から立ち去りました。帰り道、A子さんがよりによって何であそこで自慰をしてるんだろうという疑問が
湧いてきました。その理由は後ほどわかりました。