T競輪は入場者が減ったとは言え、かなりの混雑。俺のような風来坊の巣だ。
3万すったので、きょうは終わり。腹いせに競輪場近くの飲み屋にしけ込んだ。
同病者が三人、中に50がらみの女がかなり出来上がっていた。
「おじさん、帰りの電車賃貸して」と、見ず知らずの男に声を掛ける。「悪いな、俺もからっけつ」
「帰りはどっち?甲州街道を八に向かって」「おれ、H市だから…」「一緒に乗せていって」
危なっかしい足取りで、駅前までバスで帰る。付いてきた女が「おじさんきょう暇?」「仕事ねえから」
「ちょっと付き合って欲しいんだが」と、女。
昔からある旅館の一室で、オスとメスは汗まみれの1戦を終えた。
熟れた女の味は格別だった。金を無心するかと思ったが、女は良かったからまた今度やってくれるのだったら良いよ」
酒マラはじれったいと言うが、ゆっくり味わった熟女の腹は白かった、マタは黒かったが。