転勤先の同じ部署の隣の課に、とてもグラマーなお局様がいた。バストもヒップもボリュームがあり、かと言ってぽっちゃり・・・と、いう表現もちょっと違うのでグラマー・・・という表現がピッタリのタイプなのだ。2ヶ月経ち、ようやく職場の空気に馴染んできた俺だったが、その気になる熟女とは未だに会話したことがなかった。顔は上の下・・・もしくは中の上。どう見てもオバサンって感じの彼女だったが、胸が大きくはちきれんばかりのブラウス。大きい尻でパツパツになったタイトスカート。全てを知り尽くした大人の女の余裕というか色気、フェロモンが抑え切れずに放出している。セックスアピール120%!と、言った感じ。ある日、俺の所属する部で花見が開催されることになり、偶然彼女が隣の席になった。そこで初めて会話することができた。彼女は、他には目もくれず、俺にばかりお酌をしてくれ、そしてほとんど俺としか会話しなかった。(もしかして俺に気があるのかな?)そんな風に思ってしまう。一次会がお開きになり、二次会へ流れることになった。彼女は人妻だし、ここで帰るのかな?・・・と思っていると、当たり前のように二次会へ流れてきた。俺が席に付くと、彼女はまた俺の隣に腰を下ろた。もしかして本当に気に入られたかな?そう思うと気分がよくなる。他の連中がカラオケで盛り上がる中、俺と彼女だけが、取り残されたようにボックスシートの端に二人並んで座っていた。不思議とそんな俺たちに誰も声を掛けてくることもなく、俺たちは二人だけの世界に入っている。酔いの所為で、彼女は俺に密着し、やたらボディタッチしてきた。俺は満更でもない気分を味わっていた。「ねぇ?もう出ない?」彼女が耳元でそう囁いた。「そうだね、なんだか俺たちだけ余ってるみたいだし(笑)」そして俺たちは二次会の会場を後にした。「これからどうしよっか?」俺の腕に絡みつきながら彼女が言った。「どうしようか?って・・・どっかいい店知ってる?」周囲を見回しながらそう答えると「二人っきりでゆっくり落ち着ける場所に行きたいな・・・」そう言って彼女は俺の顔を見上げた。「二人っきり?」「そう♪」「う~ん・・・」「私じゃ嫌?」「そうじゃないけど、同じ会社の女性とは・・・」チャンスがあればそれを逃さないが、同じ職場の女性ととなると話は別だ。後々面倒は嫌だったから、これまでもきちっと一線引いていたのだ。「大丈夫よ、襲ったりしないから(笑)」「いやいやそういう問題じゃなくて(汗)」「外だとまずい?誰かに見られたりとか?」「うん、まぁ・・・」「じゃあ私ん家来ない?」「もっとまずいだろ(笑)旦那は?」「出張^^v」優柔不断な俺は、あまりに押しの強い彼女に結局勝てず、二人でタクシーに乗り込んだ。「ビールでいい?それともウィスキーで水割りでも作ろうか?」キッチンから彼女がそう言ってくる。今、俺は居間のソファに座らされていた。「じゃあ、水割りで・・・・」「OK!」しばらくして彼女が戻ってきて、俺の隣に腰を下ろした。乾杯し、ひと口水割りを口に含むとテーブルに置いた。二人きりになり急に俺の方の会話がぎこちなくなる。「自分の家だと思ってリラックスしてね^^」そう言いながら、彼女は俺の膝に手を置いた。俺はなんとか理性を保っていた。おそらくこんな局面なら、誰だって彼女を襲うに違いない。しかし、頭の片隅には”同僚”と、いう二文字がどうしてもちらつき、行動を起せない。
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