以前この掲示板に書き込んだ人妻との体験談をまた書く。
読むのが苦手な人は読まないほうがいい。
いまから約12年前の話。出会いは大手ポータルサイトの
出会いを目的とした掲示板だった。相手は人妻で35歳、
当時の俺は20、21歳で通信制の大学に在学していた。
女は独身時代に銀座のクラブで働いていた事があり、
俺が出会った時は子持ちの専業主婦だった。
夫にはしっかりとした収入があり、一人っ子のお子さんを
育てる生活に女は満足していたが、浮気癖があり愛人がいる夫に
対向するかのように出会い系サイトを利用し、自身も浮気をしていた。
俺は女が浮気をする相手の一人だった。
地元にある、人気の少ないトンネル内で露出SEXをした後日、
俺と女は屋外でSEXをする事にはまっていた。
深夜の公園内、バスローターリー、桜木町にある海が見えるベンチなど
誰に見せつけたいわけでもなく、ただ屋外でSEXをするという事が
当たり前にさえなり、それが楽しかった。季節は夏だったから
屋外ですることが不便ではなかった。
二人の時間というのは、女の夫が家を空ける金曜日か土曜の
夜23時を超えてからだった。夫が家を空ける理由は愛人宅に
泊まる為であり、23時を超えてから会う理由は女の子供が就寝してから
という事だった。都合のいい場所で待ち合わせをし、女の運転する車に乗り込みドライブ。
人気がない場所で二人の時間を楽しんだ。
俺は女の事が好きだった。礼儀があり品がある。自分を持っていて
自分の時間を楽しめる人だった。20歳そこそこの子供だった俺には
大人の女である、その空気感、その表情、その身振りや言葉遣い、すべてが
好きだった。
土曜の夜24時を過ぎた時に俺の携帯が鳴った。通信制の大学生の俺に
友達などいなく、電話が鳴るという事は相手はパブで働いていた母か、
女からだった。その夜の着信は女の携帯番号からだった。
「あのー」と聞こえてきた声は、男だった。動揺して
「はい」とだけ答える俺に男は
「○○君って子?」と言っていたと思う。
女の携帯番号であるはずなのに見知らぬ低い男の声に度惑い、
驚いていた俺は言葉をなかなか返せなかった。
「○○君だよね?あー聞こえてる?」そんな風に電話口の男は
落ち着いていた。
「そうですけど」と答えた俺に男は
「○○ちゃんがさ飲みすぎちゃってさぁ」と言っていた。
「君をご指名だから電話したんだ、いまからこっち来れる?」
と聞く男。俺の頭には男が女に“ちゃん”と付け名前を呼ぶ事が
気になっていた。少し間をあけてから
「どこに行けばいいですか?」と聞くと
「新横浜駅の○○ホテル」と言われた。ラブホテルだった。
俺は電話を切るとジーンズにTシャツを着て急いで家を出た。
終電に間に合うように駅まで急ぎ、新横浜に向かう。
頭の中で色々と考えていたと思う。女の携帯から男の声、ラブホテルで
泥酔している女、それに男が女を“○○ちゃん”と呼ぶ事。
俺は女を“○○さん”と呼んでいた。だから他の男が女の名前に
“ちゃん”と付け呼んでいる事に、自分と女の関係の浅さを感じていた。
新横浜にあるそのホテルは、俺も女に連れられ一度行った事があった。
ラブホテルの受付で部屋番号を伝えると受付の人は男から事情を聞いていたらしく
すんなりと中へ入れてくれた。部屋をノックすると男が出てきた。
Yシャツにはネクタイはなく、スーツのパンツを履き、足は裸足だった。
「あーごめんね」と男が言った。
「ああ、はい」とだけ返すと男が部屋に俺を招き入れる。
広めの部屋の真ん中に置かれたベッドに女がうつぶせになり寝ている。
男はポケットに手を入れ俺の顔、目を見て話す。
「ずーと飲んでてさ、ホテルでも飲んでこれだよ」
と笑っていた。
「俺は帰らないと嫁さんに怒られるから、土曜出勤って言って出てきたからさぁ」
と当たり前に話していたのを覚えている。
当たり前というのは、女の別の男に会う事など驚きもしない、
そんな印象だった。俺は男の前では終始黙っていた。
「彼女まだ吐いてないから心配でさ、誰か呼ぶか聞いたら君をって言うから」
俺は戸惑っていると同時に呆れていたし、なにかさびしかった。
男はネクタイはしめず、荷物を手にするとホテル代のお金だけ置いて帰って行った。
部屋の中にはワインのボトルと彼女の衣服、下着やバイブも落ちていた。
俺はベットに腰掛けると女の様子をみてから、なぜかTVをつけ
衛星チャンネルを流しみていた。何分そうしていたかは
わからないし、何を考えていたかも覚えてはいない。
「○○君、来たの?ごめんね」
と女が言った。俺は言葉は返せずにいた。女が吐きたいと言うから
女を抱えてトイレまで連れて行く。またベットに戻すと女はまた寝た。
俺は男が、吐けばだいじょうぶと言っていた事を思いだし、
女に掛け布団をかけ、部屋を少し片付けてからラブホテルをあとにした。
電車はもちろんなかったから歩いて自宅まで帰った。
次の日女から電話があった。
「ごめんね、来てくれてありがとう、お酒弱くなったみたい」
そんな事を話していた。俺が黙っていると女は
「大人の関係でしょう?気にするのはまだ子供なのよあなたが」
と言った。
俺は女が好きだった。まだ20、21歳の子供だったから
誰かを好きになるという感情の中に、独占欲という欲があった。
その独占欲は、信頼や信用という意味も含んでいたと思う。
自分だけの女だと思えるから、信用できる信頼できる。そんな気持ち
だったと思う。だから俺は失望していた。
「誰とでも会うの?」
そんな言葉を返したと思う。
「あなたが子供なのよ」
落ち着きはあるが険悪な空気だったと思う。
電話は険悪なまま切った。次の週の土曜日に二人で会う事になった。
いつものように待ち合わせをして、女の車、ミニバンの助手席に乗る。
ドライブをしながら話をした。
「あなたと会う時間はあなたとじゃなきゃ作れないでしょ、
だからと言って、別の人との時間と同じではないのよ」
たぶんそんな事を話していたと思う。女と会うまで一週間時間が
あったから俺は自分で考えていた。独占欲とか恋愛とかまぁそんな事を
自分なりに。女が言った、
「あなたが好きよ、子供も好きよ、夫も好きだし、誰か別の人も好き」
「そんな女よ私は」そうも言っていた。
その夜、また公園内のベンチで愛撫をし合った。
障害者用の個室トイレに入りSEXをした。
人を好きになるという複雑な感情と初めて向き合って、
はじめて少しだけ大人になれた気がした。
※最後までお読み頂きありがとうございました。
性的描写少なくごめんなさい、また書き込みます。