私は今44才、普通に結婚して家庭がある男ですが、私にはどうしても忘れられない女性がいます。
私が大学卒業し、社会人二年目24才の年、私は学生時代からのボロアパートから、ちょっとだけいいアパートに引っ越しをしました。
そのアパートの隣には女性が住んでまして、二つ年上の敏子さんと言う女性でした。
普通のOLさんかと思っていましたが、実は結婚していて、度重なる旦那さんの浮気に耐えられず、別居中だとのことでした。
何故かうまが合い、私に晩御飯のおかずを持ってきてくれたり、そんなことをしてるうちに、互いの部屋(隣同士)を行き来して一緒にビール呑んだりしてるうちに、引っ越しして三カ月ほどで深い関係になってしまったのです。
敏子さんは仮住まいのためか、衣服以外の生活用品は最低限のものしか部屋になく、やがて私の部屋で寝起きするようになりました。
旦那と別居中の敏子さんですから、時々旦那さんの家族の人、敏子さんの家族の人とかが、帰るよう説得に訪れるとき以外は、私の部屋に入り浸りの敏子さんでした。
毎日セックスしてました。
一応人妻さんなんで、トラブルを避けるべく、避妊はきちんとしてのセックス、敏子さん生理のときでも、口や手でやってもらっていて、射精しない日はないくらいでした。
料理も上手く、セックスと性格的相性も抜群で、愛し合っていました。
敏子さんも旦那とはもうやり直す気がないといい、互いにのめり込んでいました。
当時、まだ携帯は一般的に普及してなくて、私達は仕事中はポケベルでの連絡でした。
そんな生活が一年も続いた私25才、敏子さん27才の夏、敏子さんはいつまでも別居ではダメだと、旦那と離婚話しをきちんとするためにと、帰っていったんです。
絶対帰ってくるから待っててと敏子さんは私にしつこいくらい言って、アパートはそのまま帰っていきました。
帰るとき、私に左手の薬指にあった指輪を置いていきました。
帰ってる最中、時々ポケベルがなり、待っててね、離婚したら帰るからと何度か連絡がありました。
最初の二ヶ月くらいは連絡がありましたが、それ以降連絡がなくなり、一年ほどたつと、私が帰省してるうちに敏子さんの部屋は片付けられ、大家さんに聞くと、敏子さんの両親が引っ越し作業しにきたとのこと、でも私は待ちました。
四年も待ちました。
でも…
敏子さんが置いていった旦那さんとの結婚指輪はまだ私の手元に残っています。
ポケベルもまだ持っています。