11、2年前の話。出会い系サイトが隆盛だった頃、インターネット大手ポータルサイト、出会い掲示板で出会った35歳の人妻と、毎週、週末に会いSEXを楽しんだ。特に露出、羞恥プレイにはまり、二人でいる時間は会話をする時間よりも、身体を触り合う時間のほうが長かった。
当時の俺はまだ通信制の大学に在籍している学生であったが、学校の特異な形態もあり、異性との出会いは無く、あったとしてもモテる男ではなかった。だから尚更、35歳人妻との出会い、交際は特別な時間であった。
どんな出会い、プレイをしたのかは、以前この掲示板に書いた。俺はこの人妻にSEXをするという事、楽しみ方、異性との向き合い方を学んだ。それだけではなく、元銀座のホステスであった人妻に、敬語や、礼儀、マナーを教わった。
別れについて書きたい。
35歳の人妻と出会い、交際したといっても、6カ月で別れる事になる。理由は人妻の主人の転勤であった。主人は不倫やクラブ遊び、妾もいる男で、きちんとした、不自由のない収入があった。俺と人妻との出会いは春から夏に変わる丁度今頃で別れは冬だった。夏場、俺と人妻は野外でのSEXにはまっていた。主人が不倫、クラブ通いで家を空ける金曜日か土曜日の深夜23時に待ち合わせをし、人影いなくなった、バスロータリーや公園、トイレやアダルトショップでプレイを楽しんだ。35歳の女の肌や髪、表情、吐息、すべてがいやらしく、卑猥だった。
夏の終わり、人妻から呼びだされ、「引っ越す事になるから、別れる事になる」と言われた。女の車の中で俺は、嫌われたのか、飽きられたのか、そう思った。でも引っ越しは事実だった。来年の4月に正式にとなる予定だか、冬に引っ越し先に行き、物件探しや子供の学校事など事前準備をして行くと、詳細を教えてくれた。「わかった」とだけ言葉を返すと「さびしくないの?」と聞かれた、人妻は出会ってからいつも俺を弟のように、子供のように扱ったが、俺の気持ちを問う時はいつも、女の子の表情、声になった。不安そうに小さく問う。俺は「さびしいよ」と返答した。俺と人妻はその夜、貪るようにSEXをした。車の中で人妻の陰部に頭を押さえつけさせられながら、陰部を舐めた。脇を舐め、首筋を舐め、脚を舐めて身体中を愛撫した。35歳の人妻の熱い身体がいやらしく美しかった。
引っ越しの準備で忙しかった人妻と、それでも必ず週に一度は会いSEXをした。女はお酒が好きだったから、飲む事を共にし、泥酔する人妻を介抱し、酔いがさめる朝までベンチで抱きしめていた事もあった。
別れが近づくにつれ女は、俺を一人の男として社会に放つのが心配だと言っていた。「私と付き合ったからには、いい男でいてほしい」そう言っていた。「自信のない男にはなってはだめよ」そう言っていたが、いまでも俺は自分に自信はなく、そんな俺を心配していたのかも知れない。
駅のホームで、ドラマのように別れたわけではない。もう夏の終わりには分かっていた事だったから、最後はいつものように、土曜日の深夜23時に待ち合わせ、人妻の運転する車でラブホテルに向かい、SEXをした。もう二度と味わえない身体の温かさや匂い、喘ぎ声を感じ、頭に焼き付けた。何度も頭の中でこれで最後だと言い聞かせて。
人妻がいなくなって俺はいままでのつまらない生活に戻った。自習のような勉強にデパート内和菓子屋でのアルバイト。毎日が単調で、人と関わらないという事がどれだけ時間が過ぎるのが速いかを実感していた。
別れてから二カ月くらい経ち、人妻から電話があった。メールを嫌う人だったから連絡はいつも電話で、唐突だった。「こっちに一度遊びにいらっしゃい」
俺は新横浜から新幹線に乗り、人妻が住む新しい街へ向かい、その地方の新幹線が止まる駅で会い、ホテルでSEXをした。人妻は「他の女とした?」と聞いた。俺が「していない」と答えると「しなさい」と言った。しなさい、と言い、俺の陰部を咥え舐めて、身体中を愛撫して、俺に愛撫を求めた。
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