泉のインターで待ち合わせ、そこに現れたのは茶色いロングヘアーを風になびかせる美人さんだった。
Gパン姿がスラリとしていて、真っ白のシャツに淡いグリーンのカーディガンを羽織り、胸はこんもりと盛り上がっていた。
36才で小学生の子供二人いる主婦には見えなかった。
写メ交換していて、写メ見たときはそんな美人には見えなかった。
何度か電話で会話もしていたせいか、初対面という雰囲気はなかった。
『わざわざ来てもらって。時間どのくらいかかるの?』
彼女の最初の言葉がこれだった。
志保子(仮名)、年齢と子供は先に書いた通り、旦那さんは建設会社の管理職と聞いていた。
志保子に先導してもらい、志保子は自分の車をコインパーキングに入れ、俺の車に乗り込み、志保子の示す通りに走り、コーヒーショップに入り会話。
目的はお互い、エッチとわかっていたが、いきなりじゃなんだからと、志保子の希望のコーヒーショップ。
小一時間ほど、たわいない会話をした。
『じゃ、行こうか』
再び志保子の案内で車を走らせる。
20分ほどでホテルに。
お風呂の準備をする志保子に聞いた。
『今まで浮気の経験とかあるの?』
今まで聞きたくてもなんか聞けないでいた。
くるりとこちらを見た志保子は言った。
『なんでそんなこと聞くの?』
『なんかここに来慣れてるような感じが』
志保子は笑いながら言った。
『家じゃゆっくりセックス出来ないからって、旦那に前よく連れて来られたから』
続けてこう言った。
『今じゃ全然だけど』
お湯が溜まるまでの間、ソファーに座る。
『さっきの質問。浮気、したことないよ。あ、でも酔った勢いで、旦那以外の男性の頬にキスしたことはある』
すると俺の頬にチュッとしてきた。
『こんな感じで』
いたずらっぽく笑う顔が印象的だった。
『俺は人妻さんて初めてだから、前にも言ったけど』
『おばさんだからガッカリした?』
『いや、写メで見たのと違うからビックリした』
『あのときは家で、あまり化粧してなかったから。髪もボサボサだったから』
浴室の方から音楽が聞こえた。
『お風呂溜まったみたい。どうする?』
どうするの意味がわからずにいた。
『一緒に入りたいか、別がいいか』
最初だから別がいいかと考えた俺が、別にと言う。
『せっかくなんだから一緒に入ろうよ』
なら聞くなよ笑う。
積極的だなと感じた。
志保子は俺の手を取り、浴室へと導いた。