25年ほど前の話
当時ツーショットダイヤルという自販機でポイント付きのカードを購入しテレクラのような事が自宅の電話で出来る遊びが流行った事があった。
田舎での遊びは限られており退屈な毎日を送っていた。
そんなある日、悪友にツーショットダイヤルの事を聞き夜中に自販機にてカードを購入し、早速試すが援助やサクラっぽい女の子ばかりでリアリティーと面白味に欠け、そんなものかと諦めポイントが残るカードはしばらくほったらかしにしておいた。
ある休日の昼間に引き出しから出てきたツーショットダイヤルのカードを目にし、暇潰しに何気なくダイヤルすると即繋がった。
受話器の向こうから聞こえてきた声は色気のある上品な熟女になりかけという印象。
歳を尋ねると30歳既婚者とのこと。当時の私も30歳で同い年既婚者だ。
そもそも暇潰しのせっかく購入したカードの残りポイントを使いきるという目的だったため期待感もなく、他愛のない会話をする。
子供は二人、夫の転勤で地方に来たとの事、生まれも育ちも都会で結婚後も首都圏にて生活してきたため、こちらには友人と呼べる人も居ないので、ついツーショットダイヤルにかけてしまったなど、出来すぎた話だなぁと思いながらも会話というか聞き役だった。
元々暇潰し。そんな事を頭に置きながら自分の事も当たり障りない程度に話す。
そこで受話器から「残り時間5分です。」とアナウンスが聞こえてきた。
使いかけのカードの残り時間は30分程度だった。
まぁイイかぁ。
アナウンスは相手にも聞こえたらしく「あと5分ですね」と言われ「楽しい時間でした」などと電話が切れてもいいように締めの準備をし始める。
すると「今どちらに居ますか?」と訪ねられ○○市と答えると私もですと答えが返ってきた。
「残り時間3分です」アナウンスが流れる。
「もし時間があればこれからお会いしませんか?お茶でも」とダメもとで尋ねると「いいですよ」とあっさり。
一時間後にファミレスのカウンターでということ、雨模様だったので傘の特徴、仮の名前を確認したところでポイント終了。自動的に電話が切られる。
電話が切れた後、出来すぎ?サクラ?と疑うも暇潰しだし、たまには昼間にファミレスでお茶でもするかという気になり一時間後ファミレスに到着。
多少の期待があるのか胸が高鳴る。¥5000(カード代)で少しでもドキドキ感が味わえたのだから安いものだななどとひとり納得しファミレスエントランスを抜け、入ってすぐのカウンターに目をやると女性が一人腰かけている。
紺色に薄ピンクのカーディガンを羽織った後ろ姿だけでも上品なスタイルの良い女性だ。
まさかなと足元の傘が視界に入る。胸に衝撃が走った。雨模様だがしばらく前から雨は降っていない。地方の国道沿いのファミレスに徒歩で来る客はほぼいないし駐車場から傘が必要なはずもない。
傘の特徴も電話で確認した物と寸分変わらない。
偶然などあり得ない。隣の席に座りながら横顔を見ると鼻筋の通った美人。仮の名前「○○さんですか?」と声を掛ける。こちらに向きながら「はい」と返事が返ってきた。
正面から見る顔ははっきりとした二重瞼で横顔で確認したスッとした鼻とぷっくりとした唇の超がつくほどの美人以外の何者でもない。地方では滅多にお目にかからない品と優雅さを兼ね備えている。
カーっと顔が熱くなる。いい歳をした妻子ある男が高揚しているのが自分で分かる。
飲み物を注文し改めて自己紹介をしながら隣の美人に目をやる。
彼女の視線を気にしながら体に目がいく。男の性だ。
首の下の胸、少しゆったりとしたワンピースでカーディガンの前を留めていない。にもかかわらずかなりのボリュームが見てとれる。再び胸に衝撃。
足元の傘の話をしながらふくらはぎから腰回りに視線を這わす。露出した足首は細くワンピースに隠れた太ももも綺麗なシルエットを写している。
カウンターの椅子に乗せた尻回りは程よく肉が付いており、細いベルトが巻かれている腰は子供を二人生んでいるとは思えないほど括れ締まっている。
ツーショットダイヤルの事を悪友から聞いたとき会えれば100%即se出来るとレクチャーを受けていた。
だが目の前の女性の美しさに一度だけの関係ではなく継続的に続けたいと思った。
会話の中からは淫靡な感じはしない。周りに人が居るわけではないので下の話をしようと思えば出来るのだが彼女は今日の暇潰しの話し相手が欲しかっただけなのか。
ツーショットダイヤルも住んでいるマンションのポストに入っていたチラシを見て初めて掛けたと電話で言っていた。
様々な事が頭を駆け巡る。
ファミレスで二時間ほど話をした。近いうち都内の実家に子供が泊まりに行き、旦那は出張で関西に行くので夜出られるとの事。
酒は人並みに飲めるというのでその日に飲みに行くと嘘か誠か約束ともいえないものを交わした。
当時は携帯電話もあまり普及していなかったが、私は独立起業しており携帯電話を所有していたので後で連絡すると言われ半ば諦め気味に二人でファミレスを後にした。
帰りの車の中、後悔の念でいっぱいになった。
今日、少し強引にでも誘いダメなら仕方がなかったのではないかと。所詮ツーショットダイヤルなのだからと。
ところがその三日後私の携帯電話に彼女から連絡が!
初回話はいやらしさの欠片もありませんが、これから彼女の淫乱さが爆発します。
長文愚文ですが宜しくお願いします。
レスに続編書きますがありますか?