札幌にいた頃、アパートには一組だけ夫婦がいました。ゴミ出しなどで顔を合わせる背の低い奥さんは20代後半の可愛い人でした。
ある冬の夜、バイトから帰宅するとアパート前に車と二人の女性が…奥さんと妹さんでした。昨夜泊まりにきた妹さんの車がバッテリー上がりで困ってると聞き、僕の車から充電始動してあげ『スタンドですぐ買ったほうが…』とアドバイスしました。
翌日の夜、奥さんがビールを持って御礼にきてから頻繁に会話をするようになりました。
学生の僕は、年上の人妻と親しくなっただけで昂揚したものです。
時折手作りケーキや出張がちな旦那さんの買ってきたお土産などを差し入れてくれたり、買い物先で一緒になり品物を見ると『旦那さん!刺身はどうだい?』と店のオヤジさんに間違われ、彼女が笑顔で『どうする?』なんて悪戯に舞い上がっていました。
夏になり彼女の薄着を見掛けるようになると、タンクトップから見える谷間や手入れした脇の下にムラムラし、彼女を妄想する日々を過ごしました。
夏休みに帰省しなかった僕の部屋に、ビールを持った彼女が訪ねてきた夜から関係が始まりました。
旦那さんは東京出張、つまらないから一緒に飲もう!と白いシャツに膝上のGスカで来た彼女のペースで飲み始めました。
少し紅潮した人妻の色っぽさ、時々胸元から見える黒いブラに目を奪われていると、
『ねぇ、彼女いないの?』
『優しくて良い子なのに…』
とやや絡み始めます。恐縮しながら敬語で応えていると、
『こら!敬語やめっ!』
と隣りに座り肩を組んできました。
左腕に柔らかな乳房が押し当てられ、顔を近付け
『真面目すぎるから一人なんだよ~』
と言いながら寄り掛かってきます。固まる僕の耳元に彼女は、
『童貞なの?』
と囁きました。
アルコールのせいか心臓が早鐘を打ち、かすれた声で返事をすると、首をひねられ目前に彼女の顔…唇が重ねられ小さな舌が歯を割って差し込まれました。
呆気にとられていると、膝立ちになった彼女に頭を抱かれ、生の谷間に顔をうずめて女の香りを吸い込みました。
妄想だけしていた人妻の身体に触れている、と思った途端、彼女を床に押し倒しシャツのボタンを一つ弾きながら胸元を拡げて乳房にむしゃぶりつきました。