私が以前努めていた会社が埼玉県にありました。とは言っても、工事現場でのしごとで会社へ出社することは殆どありませんでした。その日は、会社の近くの寿司屋で飲み会がありました。私は都内に住んでいたこともあり、前日から会社の近くに住んでいる先輩の家に泊まらせてもらう約束をしていました。当日になり先輩からメールで「仕事でトラブってるから飲み会には間に合わないかもしれないけど、泊まりには来い。自宅で飲もう。」と連絡があった。先輩には、奥さんと三才になる娘がおり、10回以上は泊まったこともあるので何の気兼ねもなく、飲み会が終わってから先輩宅へ向かいました。自宅に着くと、奥さんはいつものように迎え入れてくれ、酒を燗してくれた。先輩は、奥さんに私が来ることや自分の帰りが遅くなることなどを連絡してくれていたようで、奥さんは「先に飲んでよう。」とビールを飲み始めた。そこでは、いつもどおりの日常会話などだけで、酔ってきたからといってエッチな話しにはなりもしなかったし、奥さんをそういう目でみたこともなかった。
時間が過ぎ、深夜0時を回っても先輩は帰って来ない。私は酔っ払ったのでコタツで少し横になっていた。すると顔がくすぐったくて目を開けると、筆ペンを持った奥さんが、イタズラで私の顔に落書きをしていた。私は、「えっ、マジ?」と言いながらも睡魔に勝てず、そのやりとりが数回あり、4回目あたりのときに目を開けるとキスされていた。私はビックリしたが、寝たふりをしながら顔を背けてしまった。その後、一時間くらいは寝付けず、奥さんは食器などを洗っているようであった。そして、先輩が帰宅し、コタツで寝ていた私は起こされ、寝ていなかったのに起こされたフリをした。先輩は、「遅くなって悪かったな。そんで、顔の落書きはなんだ?」などと笑って、酒を飲み直した。奥さんは、何事もなかったように普段どおりであった。その後、別室に布団を用意してもらい眠りについた。朝になり奥さんが、「起きた?」と言いながら部屋に入ってきて、起こされた。笑いながら、顔の落書きを洗ったほうがいいよと言いながら近寄ってきて、キスしてきた。今度は起きているし逃げようもなく、私も受け入れ舌を絡めてしまった。「○○さん起きてくるから。」と私が言ったが、「まだ大丈夫」といいながら、数分間キスをし続けた。
つづく