ちょっと見ない間にずいぶん古い記事になってしまいました。
おばさんの真意がわかったのは卒業研究もほとんど終わり、うっかり取りこぼ
した単位取得のためにレポートを仕上げている時だった。
レポート提出すると時間がぽっかり空いてしまい、卒論もチェックぐらいしか
することがなかったので、お昼に彼女と同棲していた家に戻ると、浴室から声
が聞こえた。
彼女は午後から講義ということで、寝ている彼女を尻目に僕はいつも通り9時
頃に家を出てました。
「やぁだ、もう・・・」シャワーの音に混じって彼女の楽しげな声が聞こえ
た。
浴室へ続く通路には彼女の下着が脱ぎ捨てられていた。そして居間には僕のじ
ゃないデニムのパンツ。
まさか!?浴室のアクリルの向こうに絶望的なシルエットが写っていた。
バックで性交している男女の姿。時折聞こえる彼女の喘ぎ声。
「あっ・・・ヤダ!今日は中はダメって行ったのに・・・先輩、気づいちゃう
よぉ」
「大丈夫だって。洗っちまえばわかんねえよ」
はらわたの煮えたぎるような会話を聞き、僕は浴室のドアにカバンをぶち当て
ると、散乱している彼女と男の衣服や財布、携帯なんかの貴重品をかき集め、
マンション裏の川へ投げ捨てた。
逃げ出すように家を後にしたが、行くあてもなくフラフラと研究室へ戻った。
皆、まだ論文を書くので忙しくて実験ルームのほうには人がいなかった。
ルームのマシンからおばさんにメールすると、「今すぐなら会える」と即レス
が来た。
「ちょうど休憩だったんだ。よかった、会えて」おばさんと学内の喫茶店で落
ち合った。
「ついに見ちゃったか。キッツいね・・・ごめん、教えなくて」
「ヒロさん、なんで知ってたの?」
「何度か一緒にいるところ、見てたしね。書籍に来る子って大体覚えてたし、
ユウ君の彼女って知ってたしね」
ずっと騙されていたか・・・気持ちした。
「いいじゃん。ユウくんもあたしとエッチしたんだし、おあいこ」とおばさん
が笑った。
「けどさ・・・」と言いかけると、おばさんは真剣な顔になって
「ユウ君だけが騙されてるの、可哀想だったしさ。それにあの子とあたしどっ
ちが好き?」
周りに聞かれているかもしれないのに、おばさんは気にしないで言う。
返事に困ってるとカウンターの下で、股間をギュっと掴む。
「あの日、選んでって・・・ユウくんあたしを選んでくれたって思ったのに。
それとも軽い気持ちだった?」
「だって、ヒロさんあれから全然会ってくれないし」
「ヤダったんだもん。あの子と二股かけられているの」自分で不倫なのによく
言うなぁと思いながらも、納得いく答えだった。
「ごめん。ヒロさんの本気で言ってくれてたのに」
「そうだよ。いつ気づくかなぁ・・・って待ってた。あんまり気づかないか
ら、そのままバイバイしちゃうところだった」
オレが悲しい顔をしたのか、おばさんもシュンとなって、
「ごめん、嘘。けど、ユウくん仙台行っちゃうしさ、いつもお話したかったん
だけど、卒論忙しそうだったし・・・ICQにもめったにいなかったしね」
手をギュっと握って、「このままいなくなっちゃうのってかなぁって・・・だ
からホントはあたしも今日電話するつもりだったの」
偶然ってすごいね~とおばさんは笑っていたが、僕はじんわり涙が浮かんでき
て堪えていた。
宏子に会えて本当によかった。
「今日また飲みに誘うつもりだったから、遅くても時間は平気なんだけど、ど
うする?」
あの家に戻るのは正直嫌だったが、個人のものもたくさんあったし、一度は帰
らなければいけなかった。
「じゃあさ、あたしクルマ出してあげるから、一気に運んじゃおうよ」
おばさんの好意に甘えて、最低限なもの大事なものだけ運び出すことにした。
当分、彼女の顔もみたくなかったので、会わなきゃいいなと躊躇してたら、
「あたしがいるからさ・・・お前とはバイバイでいいじゃない。いなきゃ置き
手紙でいいって。お互い様、恨みっこなしだよ」
合鍵で部屋に入ると荒れたままで人気がなかった。きっと彼女のほうも顔を合
わせたくなかったんだろう。
おばさんと一緒に荷物を運び出し、喉が乾いたので居間で一服した。
「可愛い部屋ね。あの子が借りてるの?」
「俺の部屋はこのまえヒロさんを犯ったとこ」
「やだ、言い方が下品、そういうの嫌い」
おばさんがポラロイドを見つけると、彼女が撮った華道の作品なんかを見てい
た。
「女ってわからないね。あたしもユウくんと出逢うまで、おしとやかな奥様だ
ったのよ」とクネクネする。
「これさ、エッチしたの撮ったりしたでしょ?ウフフ・・・あ!もしかしてま
だ持ってんじゃない?ちょっと、出しなさいって」
僕はさっき隠した華道の作品と並べられていたハメ撮り写真の存在を見抜か
れ、しぶしぶ出した。
「腹立つなぁ・・・こういうの。もう未練がましい。きっと浮気した男とも撮
ってるんじゃない?」
おばさんがぷんぷん怒りながらタンスなんかを漁る。僕は止める気力もなかっ
た。
「あ、やっぱり・・・女の隠すとこって皆一緒ね」
彼女はなんでも手帳にメモや日記を書いていて、僕が覗くとすごく怒ったが、
普段使っているのと同じ装丁の手帳をおばさんが手にしていた。
開くとパラパラっとポラ写真が落ちてきた。僕と同じような構図で彼女の局部
が映し出されていた。
ひとつ違うのは、彼女の膣口からいつも汚らしい白い汁が垂れていたことだっ
た。
「ヒロさん、帰ろうか?」僕はおばさんの手から手帳を取り上げると、ゴミ箱
に投げ入れた。
「ね、最後に仕返ししとこっか?」とおばさんが言った。
「え?恨みっこなしってヒロさんが言ったくせに」
「あたしのユウくん盗ったくせに、こんなの・・・なんか一発ガツンと仕返し
したいじゃない」
おばさんは怒っていたけど、ポロポロと涙を流していた。僕の代わりに泣いて
くれてたのが嬉しかった。
「うー・・・ここってユウくんとあの子が毎晩エッチしてたんでしょ?やだな
ぁ・・・はやく済ませよ?」
いつも彼女としてるようにおばさんの股を広げて、狭いベッドに体重を預け
る。
彼女の匂いに混じっておばさんの匂いがする。思い出を振り払うように腰の動
きを強め、熟した身体に指を食い込ませる。
「なんか・・・すごい。レイプされてるみたい」おばさんが遠慮なく声を出
す。
「中、いいの?」というと「人妻をナメるなよ~ウフフ・・・あたしのほうが
いいことさせてあげる」と口づけを交わす。
ギュっと足を巻きつけて僕を逃がさないように捉えると「きて。あたしのエッ
チなお口にいっぱい出して」と誘う。
彼女にしたことがなかった中出しを二回もおばさんにしてしまった。
おばさんが両手で割れ目を開くとサーモンピンクの可愛い口からドロドロと濃
いザーメンが流れ出し、そのまま布団に染みを作った。
「ね、早く撮ろう」パシャとフラッシュした。三分後には先程の彼女と同じ構
図で、手で目を隠したザーメンを垂れ流す美女の写真が浮かび上がった。
「バレない?」「これじゃ、わかんないでしょ。ウフフ、いつも見てるのに
ね」
おばさんが下着を履こうとしたので、手を掴んで引き寄せた。
「やん・・・もっとする?もう・・・君って案外執念深いね」
今後は手を化粧台につかせると立ちバックでおばさんを犯した。ジュプジュプ
と音を立て、おばさんの背に汗の池ができる。
「なんか・・・すごい興奮する」ハァハァとおばさんの口から溢れる。
「ヒロさん、ごめんもういきそう」「いってもいいよ。後でまたいっぱいして
ね」
さっき出したばかりなのに、あっという間にイッてしまった。あれだけあった
彼女への憎しみなんかもどこかへ消えてしまってた。
「キャ!危ないって」僕は繋がったままおばさんを腰を抱き抱えると、そのま
まベッドに腰を落とした。
そしておばさんの膝裏に手を入れ、姿見の鏡の前で御開帳した。
「こういうのも撮りたかったのね・・・」おばさんは呆れながらもポラを構え
て写真を撮った。ジーっと白い印画紙が出てくる。
「あのさ、個人的にヒロさんとのポラ撮りたいな」というとおばさんはニッコ
リして同じ格好のまま顔が映るようにカメラを構えた。
「うわ!エロいなぁ・・・あたしの顔。間違えてこっち置いちゃダメだから
ね」
ベッドの上にあてつけのポラ写真の二枚置くと、おばさんが財布から1万円置
いていった。
「お布団汚しちゃったし、勝手にポラ撮ったしね。少ないけど、いいよね?後
味悪いの嫌だし」
そうして一年近く半同棲生活を送った部屋を最後にした。
おばさんのBMWは僕の荷物でいっぱいになったが、なんとか発進できた。
契約をひと月残したアパートへ荷物を置くと、狭い部屋でおばさんと乾杯を交
わした。
「破局おめでとう!んで、あらためて・・・あたしと付き合う?」と首を傾げ
る。
僕は黙っておばさんを抱きしめた「もう・・・不倫なんだよ。ごめんね」
おばさんはその夜、一度もコンドームをつけてとは言わなかった。