3人目:26歳、子供無し
ツーショットダイヤルで知り合った彼女は、ハワイで挙式して1年の主婦。電話越しの私の声を気
に入ってくれたらしく、しばらく話しているうちに自分が番組のサクラであることを打ち明けてく
れた上に、会ってくれることになった。こう書くと、ツーショットダイヤルでの出会いが万事うま
くいっていたかのようだが、今思えば私も当時は完全に深夜のツーショットダイヤル中毒で、目も
当てられないほどに散財した中の僅かな成功例なのだ。
待ち合わせ場所の駅ビルの一角に現れた彼女は、ボーイッシュなショートカットのスレンダーなス
タイルだった。目つきが少し変わっていて、やや黒目が上のまぶたに寄り気味の冷たくうつろな感
じの表情だったが、話し方を聞くと普通な人で安心した。
この後二つの粗相をしてしまう。1つは財布に金のないことに気づいた私は、ATMでお金を引き出
すために彼女を郵便局まで連れて行って外に待たせてしまった。彼女は何度かこうして男と会った
ことがあったらしいが、「会ってすぐにATMに連れて行かれたの初めて」とボヤいていた。その
後、彼女を雰囲気のいいアジア料理のレストランに連れて行く約束をしていたのだが、行ってみる
となんと営業を辞めていた。結局、その近くのフツーな中華料理屋に入ってチャーハンセット。こ
こでもまた彼女はブーたれたのだが、不思議と本気で怒っているようには見えなかった。
食べ終わった私達は、当然のようにホテルへ。40歳の初めての人妻とも入ったラブホだ。膝下ま
であるブラウンのロングブーツを彼女が脱ぐと、薄めのベージュのストッキングを履いた細くて綺
麗なふくらはぎと足の台が目に飛び込んできて火がついた。「綺麗な脚だね」、と言いたかったと
ころを「綺麗なブーツだね」と言ってしまったら、「旦那に買って貰ったの。気に入ってるん
だ。」という返事。好きなブーツを買って貰っても旦那は裏切れるのかと思いつつも、キスからス
トッキング越しのクンニに入っていた。
実はこの日、私のアパートの最寄りの雑貨店で簡易型のポラロイドカメラを買ってきていた。もち
ろん彼女を撮るためだ。服を脱がす前にそのことを思い出した私は、彼女に撮影して良いか切り出
してみたところ、まんざらでもない様子。で、早速まだ開封もしていないポラロイドの箱を取り出
し、物珍しそうに眺める彼女の着衣姿から撮り始めた・・・のだが、何かおかしい。そう、フィル
ムがなかったのだ。彼女に指摘されて初めてそのことに気づいた私は、ベッドの下に投げ捨てた箱
を取り上げて中を確認したのだが、無い。箱を取り上げた彼女がくすくす笑いながら、「フィルム
は別売りです、って書いてあるよ」。その日3つめの粗相。しかも一番痛かった。
結局、撮影は諦めて行為を続行。私が体験した人妻の中では唯一、生での挿入を許して貰えなかっ
た人だが、ストッキング越しに興奮した綺麗な脚を指先から股間まで口にふませてもらった。何よ
り彼女で印象的だったのは、初めて激しい潮吹きを見せて貰った女性だということ。マングリ返し
で指マンをしていたところ、絶叫とともにまるで噴水のように生暖かい液体がアソコから噴出し、
手を動かす度にいくらでも出てきた。良い物を見せて貰ったという感じだ。
彼女とは、その年のクリスマスの二日前にも同じホテルで会うことが出来たのだが、この時はなぜ
か一切挿入させてもらえなかった。代わりにフェラと手コキでイカされ、飛び出した私の精液は全
て飲んでしまった。あと、なぜかなぜか、長い爪で私の皮膚をつねっては、痛がる私の様子を楽し
んでいた。あの時の彼女の感覚は今でも理解できない。
結局の所、あとで電話で聞いたところでは、妊娠が分かった直後だったらしい。クリスマスなのに
彼女がいないと電話でぼやく私を不憫に思って会ってくれたらしい。その後、電話口で泣く女の子
が誕生するまで電話でのやり取りは続いたが、二度と会うことはなかった。