意外に近かった

平日休みの私は、よくチャットで遊んでます。簡単に異性とコミュニケーションが取れ、エッチな時間を共有する事など現実には有り得ない私は、今ドップリとはまっています。
田舎の地方都市だから出会いなどは期待出来ません。でも半年前、すごい偶然の出会いを果たしました。
自分と同世代の相手を探すには日中がベストと信じている私は、予定のない日は午前中からPCでチャットをします。空振りの日もありますが、その日はすぐにその女性が私のチャット部屋に来てくれました。
互いの夫婦生活の愚痴から始まった話題は、好みの体位や得意の愛撫方法などに代わり、レスを打ちながら股間を摩り始めた頃…
『メグミさんが近くならすぐに飛んでって逝くまで舐めてあげるのに…』　『ほんと？そぅなら私もヒロさんのをくわえて離さないョ』 ダメ元でレスをこう入れてみました。『恵田ってトコに住んでるんだ』 『え？それ近いかも…私、河西…』 『でかいショッピングセンター出来たところだよココ』 『…』 ひょっとして真面目に地元か？とドキドキしながら次のレスを待っていると、『やばいかも…○知です私』　ビンゴ。あまりの近さに引くかとも思いましたが、続いて『さっきの逝くまでしてくれるってのはホント？』と来たレスに胸が高鳴りました。
それから１時間後、待ち合わせ場所をそのショッピングセンターの屋内駐車場に決め、互いのメルアドを交換しチャットの部屋を閉じたのです。

待ち合わせの駐車場に先に着いた私は、メグミという女性がどんな人なのかを確認したく、入って来る車がよく見える場所に車を停めました。
黒の軽四駆と言ってたので直ぐに分かるはず。時計と入口の両方が気になります。約束の時間が間もなく過ぎ、世の中それほと甘くはないかと少し冷静になってきます。10分が過ぎ諦め始めた頃、本当に黒い軽四駆が駐車場に入って来ました。
あれだ。中の女性がもう少しで見えます。 （あっ…あの人は…）　その車に乗っていたのは私と同じ会社のパートさんでした。思わずシートを倒し隠れながら携帯を開きメールが来るかを確認します。直ぐに携帯が鳴りました。『ごめんなさい、今着きました。ヒロさんは今どこですか？』 やはり彼女がメグミでした。
彼女は春に入社してきたパートで、たしか私の３才下の３８歳。ほっそりとしたスタイルで度の強い眼鏡をした人妻です。会社の男性陣の評価がいまひとつなのは、その体型と眼鏡のせいと思われますが、私は逆でした。（たぶん…）崩れていないヒップのラインと眼鏡の奥の綺麗な眼は、かなり私の好みと一致しています。
そんな彼女がチャットで知り合った私と会おうとしている。興奮しました。即メールを返し彼女に気付いているコトを告げ、自分の車を教えて彼女から来るように言うと素直に車から降りてきました。
薄いオレンジのニットに白いスカート。細身の身体を包んでいます。もう股間が窮屈に感じ、彼女が来る前にひそかに息子のポジションを変えました。
いよいよ彼女が私の車の助手席の脇に来ます。彼女が覗き込む前に助手席のウィンドを開きました。慌てたように『あ…はじめましてヒロさ…　え！？　ヒ？　ん？』言葉にはなっていませんでした。
しどろもどろの彼女に『はじめましてじゃないけど、よろしくね関さん』と、ありったけの笑顔（のつもり）で挨拶しました。 『ヒロさんって、…ひろきさん…』 『ダメでしたか？私じゃ』 『ん～』と、しばらくは困った表情でいた彼女も、諦めたのか覚悟がついたのかようやく助手席に座りドアを閉めました。ふて腐れたように前を向いたまま少し唇を尖らせて『約束…覚えてる？』と言う彼女の口調には、諦めと言うよりは甘えた雰囲気が混じっています。『もちろんです。』と言いながらエンジンを掛け、二人の住む街から離れたホテルに向かいました。

ホテルの部屋に入る前、エレベーターの中で私は彼女の手を握り指をからませました。ほんの数秒のためらいの後、優しく握り返してくれたコトで彼女の気持ちを確かめられた気がして、ちょっとホッとしました。
部屋に入り直ぐ彼女を抱きしめれば、彼女も私の背中に腕を回してくれます。妻とは違う彼女の洗った髪の匂いは、あらためて自分のしているコトを浮気だと思い起こさせます。久しぶりの他の女性の感触に股間も痛い程反応し、彼女、めぐみのお腹の辺りを押していてます。抱きしめながら軽いキスをし、半開きの唇に舌を差し入れます。互いの舌先を柔らかく擦り合わせると腰をモゾモゾくねらせ始め、硬い勃起を確かめるように自らの身体に密着させます。背中からニットの下に手を差し入れ直接肌を摩った時に、初めてめぐみは『あぁ…』と女の声をあげました。

…続く