2019/07/30 08:46:08
(7ahXEysV)
昨年の2月に地方都市へ異動になった
高校時代に過ごした思い出の地
校舎は増築されていたが寮はそのまま
10数年ぶりの訪問に寮母さんは笑顔で迎え入れてくれた
「田村くんって聞こえたから…」
奥からマネージャーだったミユが現れた
子どもが保育所に入ったタイミングで寮の手伝いをしていると聞いた
「相変わらず世話好きなんだな」
朝飯後の片づけから晩御飯の仕込みと準備をしてるらしく
「まぁね、田村はこっちに転勤?」
「なんか良い話あったらよろしく!」ミユに名刺を渡した
少しポッチャリになったが、可愛いママって感じだ
ミユからの電話は、ほとんどが呑みの誘いだ
同じ寮で甲子園を目指して過ごした先輩や仲間との再会
そこで、仕事の繋がりも出来て感謝している
去年の6月に事務の子が体調不良で急に辞めることになって
こっちで再会した仲間にも声を掛けたが、その時期に人を確保するのは困難だった
そんな時にまた、ミユから電話があった
「妹が仕事探してるんだけど、ダメかな~?」
DVが原因で離婚し、実家に戻ってきたらしい
専門学校で資格も取得していた
上司に履歴書を渡すと、面接をして即採用になった
「とりあえず半年は臨時雇用だけど」電話でミユに伝えると
翌日にミユと妹と就職祝い?をすることになった
「紹介してくれた田村が妹を知らなきゃ変じゃない?」
まぁ、それもそうだな…
給料日後で少し財布に余裕もあったし
約束の時間に少し遅れて待ち合わせ場所へ到着すると
ミユと妹のマユが居た
5つ年下のマユは28歳だが、20代半ばに見えた
ミユは相変わらずマシンガントークで喋りまくる
マユはおとなしく謙虚な感じだった
「ミユに似なくて良かったなー」
「どういう意味、喧嘩売ってる?」
三人で楽しく打ち解けるように呑んだ
今年1月に正社員となったマユには新人研修があった
採用して半年を経過した社員が対象になる
本社で火曜日から3日間受講するのだが、前後泊もあり月曜に出発
マユは運転免許がなく、交通の便も悪いため俺が運転手を兼ね久しぶりに本社へ
久しぶりに妻の手料理と娘と長い時間一緒に過ごせた
溜まってたんだけど妻は生理で悶々としてしまった
研修を終えてほっとした顔をしたマユを乗せて帰路の途中
猛吹雪で見通しが悪いと支店長から電話が入った
無理をせず、途中で泊まっていいからと…
マユがスマホでホテルを探すものの
「空いているのは高いです…和室は空いてすけど…」
少し無言のまま車の中で時間が過ぎた
「私は大丈夫ですけど…予約しちゃいます?」
「マユに任せるよ」
マユは家に電話していた
「うん、吹雪いてて今日は帰れないから」
電話が終わると
「ホテルは朝ごはんだけなので、途中のコンビニに寄ってください」
着くと18時になっていた←しかも旅館って(汗
チェックインをすると部屋に案内された
大きな和室に布団が二つ
(一緒なの…?)
「私たち、夫婦に見えるかなぁ…」
(いやいや、俺 スーツだし)
「やったー 温泉あるみたいですよ!」
(温泉旅館って書いてあったし)
「私、温泉に行ってきます」
「あー、俺はビール飲んでからにする」
マユは私服なので、そのまま温泉へ
俺は部屋着(温泉ホテルにありがちな半そでとスエットみたいなヤツ)に着替え
缶ビールを一本取り出し、残りを冷蔵庫へ
コンタクトを外しに洗面台へ行くと
マユの下着入れが置いてあり、中が見えた
ブラが奇麗に整頓されていた
急に悶々としてしまった