相手を縛ったり言葉責めで辱めたり、なんならムチやローソクまで…
一見相手を屈服させるかのように思えるこの光景
しかし経験豊富な、SMを趣味嗜好とされる方々が口にするのは「最も大事なのは信頼関係」。
素人目には相反するように思えますが、それだけ奥が深く、だからこその魅力が秘められているのでしょう。
今回はサディズムとマゾヒズムが織り成す倒錯的プレイ「SM」について!
SMの魅力
未経験の方からすると、SMと聞いてイメージするのは「痛そう、怖そう」「アブノーマル」といったところでしょうか。
お堅い仕事をしているあの人、そんな彼の密かな趣味はSM…
なんて話があったり、強いストレスを抱えている人にほど向いているのかもしれません。
SMの魅力は「欲望をむき出しにできる」「本当の自分をさらけ出せる」というところにあるでしょう。
また昨今ではSMに対する印象も少しずつ身近になってきたといいましょうか、ソフトSMであれば気軽に楽しめるということで経験者も多いと思います。
性への探求はもちろんの事、実はマンネリ対策や性生活のちょっとしたスパイスに、とてもおあつらえ向きなプレイなのです。
- 征服されてるような感じが好きです。 (女)
- 背徳感があり、エロティック (女)
- 好きな人に征服されている感覚。いつもの自分では無い奴隷な自分に興奮します。 (女)
- 非日常を味わえる (女)
- いつもと違う快感を味わえる、刺激的 (女)
- 縛られると主人の女って思えて好きです (女)
- 女性が屈辱的な快楽に抗う姿に猛烈に興奮する。 (男)
- 緊縛に興味ある。綺麗に縛られた時は美しく思える (男)
- 快楽の新しい扉が開ける (男)
男女共に、およそ8割の方がSMに対して「興味がある・好き」という回答でした。
希望するプレイの傾向は、女性がほぼ「M」を希望、男性も大部分が「S」を希望する結果に。男は責め女は責められるという需要と供給のバランスはとれているようですね。
男性側のM希望もありますが女性のS希望は少なく、いわゆる『女王様』という存在がいかに貴重であるか、という事を感じさせられます。
ソフトSMを希望する方が多く、
現代的なソフトでポピュラーなSMプレイで、普段のSEXに彩をという楽しみ方が多いのかな、という印象です。
最も大事なのは信頼関係
さてこのSMプレイですが、まず
最初に覚えておいていただきたいのが「最も大事なのは信頼関係」であるという事です。
被虐行為を楽しむと言っても、相手が本当に嫌がる事をするのはただの虐待です。また事故や怪我をしないように最深の注意も必要。
相手を思いやる気持ち無くして成立しない、それがSMプレイです。
経験豊富なナンネットユーザーの皆様からも信頼関係が大切という声を多くいただきました。
- SMは信頼関係が大事、どこまで出来るかのさじ加減は信頼関係がないと出来ない。なのでよっぽどの変態でない限り、初めて会った人とは出来ないと思う。 (女)
- SM32年目でSもMもプレイしますが 注意してほしいのは知識や経験が乏しいなら無理も無茶もするなという点と自称Sは「Sと名乗っておけばどんな態度や言葉づかいも許さないれる」なんて勘違いをするなという点です あんたに対して信頼尊敬の念がないうちはいくら相手が自称Mであってもあんたの奴隷どころか部下でも子分でもない偉そうなだけだとすぐメッキが剥がれることに気づいてほしい (女)
- 縄で縛られてみて解ったんだけど、SMってのは、パートナーを想いやれる人がする行為なんやなぁって思った。 「自分はSだから」と、そこら辺の紐や何かで縛るヤツや、「プレイだから」と叩くヤツは、ただのクソなヤツなんやなってのが解った。 (女)
- SMの魅力は、やはりパートナーとの信頼関係だと思います。SはMが望む苦痛や羞恥を与え、MはSから与えられる責めを快楽にする。そのためにはMはSを信頼して自分の全てを差し出し、Sはそれに最大限応えることが必要です。その信頼関係は、ある種の愛情だと私は考えます。 (女)
- 雰囲気大事です。見ず知らずの方とはSMはできません。 言葉責めされてもどんどん自分の気持ちが冷めます。ただ信頼した相手だと驚くくらい興奮しちゃいます (女)
- 初対面の人とプレイした時、信頼関係があるから成り立つプレイだと思った。 信頼関係や趣味嗜好の合う人とはとても官能的なプレイです。 (女)
- いくらMの自覚あっても相手次第です。 この人になら何されてもいいって思わなきゃ同じプレイでも全然違います。 (女)
- ケガしないようにする、信頼関係が出来てからでないと危険 (男)
- 一口にSMと言っても嗜好は人それぞれ、愛がなければただので暴力 (男)
- 注意点としては、女性は物じゃないって事とAVばかりを参考にしてるニワカSが多すぎて勘違いされてる女性が多い気がします。 SさんはMさんの嗜好にどれだけ合わせられるかでマッチングが決まると思いますので、自分が得た知識を元に責めても、お相手の方は満足出来ない事も多々あります。 SとMはギブアンドテイクで成り立っていると思います。 失敗しすぎた結果がこれです。 (男)
- 緊縛されたМ女さんの表情が何とも言えず愛おしく感じます。 Sにはエムを思いやる自制心が必要と思ってます。 (男)
- 傷めつけるSMは違うので、主従関係が必要です。 話てみて、プレイを楽しめたらいいかな。 ハマればどちらも快感を覚えます (男)
- パートナーの身体的安全とプライベートや私生活を守ること。 (男)
- 相手が嫌がることはしない事 (男)
自分のS気質を押し付けるのではなく相手のM気質を満たしてあげる、という心がけが大切。
そういった事を解っていない「自称S気質」は嫌がられるということを覚えておきましょう。
- 自称Sが一番質が悪い。 (女)
- 性癖を語り合える場所によく遊びに行きますが、パートナー探し、選びに苦戦されてる方の話を結構聞きます。 ご主人様選びを間違えるととんでもないことになりそうです。 オラオラした勘違い自称S男性をよく見かけます。 (女)
- Mだけど命令されるのは嫌いなので 勘違いSに命令されて冷める (女)
- 最近はいばってばかりの勘違い俺様Sが沢山いるそうで、いばってばかりではなくそこにMに対して愛情なども欲しい。勘違いSさんは減ってほしい。 (女)
- 自称ソフトMなんですが命令されるのは嫌だし、痛いのも苦しいのも嫌いなので自称Sな乱暴なだけな人に目をつけられ嫌な目にあう事が多くあり、自分の性癖は言わないようになりました。 紳士なSな方は言わなくてもMなのも見抜きますし、嫌なことはせず虐め上手です (女)
- 勘違いS男が多い。 AVの見過ぎ。 (女)
- 互いにリスペクトし合うのを忘れてる人が多い気がする。特に自称Sの男。 (男)
- なんちゃってSにならないようにMの気持ちもわかるようにたまにMになりきってのオナニーをしています。 強要してしばらくレスになった事があります。 (男)
- 傷めたり罵るだけのSの偽物が多くてだめっすなあ。わかってる方はS、Mどちらの気持ちもよくわかってます。だからこそ、体だけでなく心もズブズブはまるんすなあ。 (男)
- やり過ぎて嫌われた (男)
初心者向けのソフトSM
痛そう怖そうというイメージが先行するだけあり、正しい知識が伴わないと危険なプレイもあります。
まずは初心者向けのソフトSMを楽しんでみてください。背徳感と開放感にのめり込む事間違いなし!
○言葉責め
相手を辱めながら征服するかのように言葉で責めたてます。
なんら道具を必要とせずお手軽です。ただし、それなりに言葉のセンスが必要で、設定を間違えると相手から冷ややかな目で見られてしまうことに…
お互いの好みにあったセリフをチョイスしたいですね。
- 言葉でいじめられて 感じてしまいました (女)
- 自称Sの男性と出会った際、盛り上がってもないのに勝手に言葉責めらしきものをしてきたけど、何も感じないどころかイラついた。 (女)
- 相手のボキャブラリーが微妙すぎて入り込めなかった。 (女)
○手足拘束
タオルなどの拘束しても身体を痛めない物を使用しましょう。
自由を奪われた状態が興奮度を高めてくれます。
- 動けないところを快楽攻めされるのがたまらない。 (女)
○目隠し
視界が閉ざされる事で他の感覚が研ぎ澄まされ、いつもより敏感に反応してしまいます。
いつ何処から何をされるのか…その緊張感が脳を刺激し、話題の脳イキとの相性も抜群です。
- 拘束と目隠しでおもちゃ責めされた事がありすごく気持ちよかった。痛いのはイヤ (女)
○スパンキング
お尻を叩き軽快な音と共に屈辱と屈服感、支配欲を満たします。
もちろん叩くという事は痛みを伴いますが、お尻は脂肪が多いので怪我をしにくく、それほど痛いわけでもないので初心者向けです。
とはいえ、やりすぎにはご用心!
- スパンキングとか、好きです。ただ、誰に叩かれても嬉しいわけではないと、やってみて気づきました。 (女)
- おしりを叩かれすぎて、おしりがアザだらけになり、椅子に座れなくなってつらかった (女)
更に突き詰めたハードSM
SMの魅力に目覚めはじめると、もっといろんな事をしてみたいと思うようになるかもしれません。
玄人の方々はよりハードなプレイをされています。
代表的なものに「緊縛」「吊るし」や「ムチ・蝋燭などの道具を使用したプレイ」があります。
ただしこれらのプレイには
正しい知識が必要不可欠で、間違ったやり方をしてしまうと大怪我や事故に繋がります。我流で行わず、プロに指導してもらうべきでしょう。
下準備はもちろんの事、相手の健康を配慮し、相互理解の下で行わなければいけないという事をくれぐれもお忘れなく。
- 縄を扱う場合は上手い人でも相性があるので、イキナリ縛って来る人は危険。事故する場合が多い。 (女)
- 緊縛は危ないこともあるので怖いです 縄酔いが心地いいです (女)
- 縛りを手芸用綿ロープで行った際、強く締めすぎて肋骨にヒビが入りました。 (女)
- 拘束プレイの中で貞操帯を使った時に、一緒にあった鍵が実は違っていて鍵がなく鍵の救急車を呼んでお兄さんに貞操帯を外して貰いました。 (女)
- するのもされるのも楽しい ろうそく火傷した (女)
- 緊縛した時に口枷もつけられたことにより、手に痺れが出始めたが、相手に伝えられずつらい情態が続いた。 (女)
- 数年の関係と言ってたカップルさんが吊りプレイをしていて緊縛されていた女性側が大量に嘔吐してしまったのを見て、緊縛されるのがそれ以降怖くなってしまいました。 (女)
- 素人が独学で学んだつもりの人たちは大概怪我や後遺症に繋がることが多いので、S側はパートナーができたらお金を払ってでもSMクラブのプロからレクチャーコースで学ぶべきだと思う。M側も自分の体を守るポイントが学べるので。 (女)
- 中途半端な知識のSさんや、自称Sのただの暴力的な男性は危ないです。 (女)
- 信頼や信用が出来ないと成り立たないと思うから、とても素敵な事だと思う。ただ微量な知識で行うものではない気がします。 (女)
- 相手が慣れない方だととにかく危険だし気持ち良く無いしで逆効果です。 (女)
- 危険なので、「吊り」はしません。 (男)
- 以前のパートナーの私生活を配慮しなかった為に拡張した穴が絞まるまで時間が掛かったらしい。 治療費は、勿論俺持ち (男)
- 危険な行為も多いので意図しない傷はつけないように常に客観的な視点を維持すること。 (男)
- 安全性と衛生面には気をつける。 (男)
- 慣れてきたとき 単なる虐待とプレイの境目がわからなくなりやすい (男)
- 知識なきSMはただの暴力 (男)
本気でやめて欲しい場合の合図は決めておきましょう
被虐行為を楽しむということで、相手に「嫌」「やめてください」といったセリフを言わせることが目的にもなってくるでしょう。
これはM気質の相手を喜ばせるためであるのですが、本当に嫌な場合に「それはNG」とわかるようにする合図は決めておきましょう。
「喜んでいると思ったら本当に嫌がっていた」なんてことにならないように!
- お互いに信頼関係がないと成立しない。 本当にやめて欲しい時のワードを決めておくなど、安全にも配慮してこそ楽しめると思う。 独りよがりなSは最悪。 (女)
- 緊縛の経験がありますが、 注意しないとうっ血してしまったりすることがあるので 何か異変があったら直ぐに言うように と、念を押されました。 そういう注意をしてくださる方なら 身体をお任せできますね。 (女)
- 程度についてお互い了解を得ておくこと。 相手の本気のイヤサインに気付いたらやめてあげること。 (女)
- セフレ男性がSで、燃えすぎちゃって、スパンキングを強くしすぎて広い範囲でアザになった。「止めて」と言えなかった私も悪いけどほどほどに。 (女)
- プレイ前にしっかりとNGは話し合ってた方がいい思う。初心者の頃、荷造り用のビニル紐で後ろ手縛りされた後ベットに仰向けにされ、太もも足首も縛られ完全固定され責め続けられた。少し手しびれて来たかも思ったけど言えなくて、、、縛り経験ある人はたまに手に触れて体温確かめてくれるけど、初心者同士だったこともあり、結果、20年経った今でも右人差し指が軽く麻痺してる。SM事故には十分気を付けて欲しい思う。 (女)
- 本当に嫌なのか、してほしいのかの見極めが難しい。 (男)
- 羞恥心を取り除いてあげるのは重要。 嫌がっているのか、本当にNGの見極めは重要 (男)
- ほんとにNGな言は先に聞き出しておく。 (男)
- 一方的にこちらが責め続け、快感に溺れていく女性の姿が非常に好きです。SMはそれを最大限引き出す事の出来るプレイだと思っています。ただし相手が望まない事、NGをしっかり把握することが肝要です。 (男)
被虐行為のイメージが強く、自分の欲求を押し付けているような印象を持ってしまいますが、実は真逆な世界。
危険が伴う事もあるからこそ相手を気遣い、お互いが理解し合っていないと成立しない、それがSMプレイ。
ハードなのはちょっと…というカップルでも、ソフトなプレイでお互いの愛情を確かめ合うと盛り上がりそうですね。
ナンネットでのSMの話題は「公開調教の館」をご利用いただいております。体験談やSMについてのあれこれに、是非ご活用ください!