吸引器が外されると、乳頭には黒い小さなゴム製の輪が残っていた。
乳頭の肥大は、このゴムリングのせいだった。
指先でコネ回され、爪で軽く弾かれるたびに「んっ…!」とビクつく。
最初は痛みだった刺激が、次第に強く、許されないほど甘い刺激に変わっていくのが自分でもわかる。
無毛の恥丘に今度はマッサージ器が当てられる。
緩やかな振動が下腹部に伝わり、「なに...なんなの…」と目を泳がせる。
穏やかな心地よさが、子宮口への刺激と重なる。
それは紛れもなく子宮が降下している感触だった。
精神では拒んでいるのに、身体は無関係に欲情し、反応している。
降下した子宮を振動が直接刺激し始め、美咲は眼を見開いた。
「ん ゙っ...! んぐぅっ...!」
お腹の奥がくくんと痙攣し、腰が勝手に震える。
「この下に、女があるんだものな。感じても仕方ない。
ここにあることがわかる様に印をつけよう」
その言葉と共に、下腹部に淫紋が彫られることになった。
「ん゛ーっ…!」とギャグを噛みしめながら、熱い感触が肌に刻まれていくのを感じる。
その後、医療計画書が届いた。
・点滴による栄養補給(ボールギャグで口を塞がれているため、口からの摂取は困難。摂取できるのは精液のたんぱく質ぐらい)
・調教の長期化で性感度が鈍る対策として、クリトリスの包皮を除去し、直接刺激を受けられるように改造する
・室内生活が続くためのビタミンD不足対策として、SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)を投与。副作用で乳房の拡張と母乳の分泌が起き、許容投与量の200%まで試みる予定
「んぐっ…」
自分の身体が、これからどう改造されていくのかを知らされ、恐怖と、止められない疼きが同時に腹の底で渦巻く。
ゴムリングで敏感になった乳首をまた摘まれ、無毛のあそこを振動させられながら、美咲はただガクガクと足を震わせる。
「計画書の承認欄にサインをしてもらおうか。」
美咲は朦朧とした中で「そんなことはしません。」と拒絶の言葉を吐いた。
「でも、美咲。サインしたいんだろう。どんなことをされるか楽しみなんだろう。」
「いや、そんなことして欲しくない」
「そうか、それじゃ、旦那さんの意見も聞いてみようじゃないか。」
携帯電話をスピーカーにすると2度のコールで夫が電話に出た。
「美咲、大丈夫なのか」
「あなた、助けに来て。」
「美咲、ごめんな。その人の言うとおりにしてくれ。」
「なぜ、助けてくれないの。」
「契約書にサインしてしまったんだ。だから、お前はもうその人のもんなんだ。」
「助けてくれないのね」
「ごめん。」
「奥さん。電話切れちゃいましたね。さあ、サインお願いしますよ。」
「私を、どうしようというの。」
「それは、計画書をよく読んでください。」
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