○応接室
青山の言葉を受け黒瀬
「それもそうか。彼氏・彼女の前だと話しずらいこともあるか…
では私が結城巡査、青山君が田中巡査から事情を聴くってことで、場所別れよう。
青山君と田中巡査はここ(応接室)を使ってくれたまえ。
私と悠木巡査は署長室でも借りるとするよ。」
借りると口では言いながら、署長を部屋から追い出す気満々の黒瀬
青山「分かりました。署長のところまでご一緒しますよ。田中巡査悪いが
待っていてくれたまえ。」
田中巡査に対しそう言い残すと、応接室を後にする三人。
応接室を出るとき悠木巡査が、不安そうに田中巡査に視線を送る。
○署長室への移動中内緒話 黒瀬と青山
案内も兼ね前を歩く悠木巡査に聞こえぬよう以下小声
青山「翔ちゃんいくらドストライクとはいえ、流石に今直ぐは不味いぞ。」
「盛りの付いた中坊じゃあるまいし、それくらい弁えてるよ。それに間を割く
ことくらい泰世にかかれば朝飯前だろ(笑)」
青山「まあ、それはそうなんだが…いつもは俺が無理聞いてもらってるし、
今回は分かったよ任せとけ(笑)」
単語のいくつかは悠木巡査の耳に届いている。
○署長室前⇒署長室
署長室の前に着き悠木巡査が「ここです。」と
「ありがとう。」と悠木巡査に向けて一言言った後、ノックもせずにドアを開ける
黒瀬。
署長デスク前で署長と話していた副署長が、ドアが開いた音に反応して、
副署長「誰だね、あれほど日頃口を酸っぱくして……」
言葉を発しながらドアの方を振り返った副署長は、発していた言葉を途中で飲み込む。
署長「□□君、誰だね。」
署長は暢気な声で、いつもの癖でディスプレイの電源だけ落として顔を上げる。
ディスプレイの電源を入れれば、画面にはエロチャットやエロビデオが表示されている
状態だった。
署長「黒瀬警視長に青山警視正、それに悠木君まで。聞き取りは終わりましたか?」
「話し中悪かったね。もう少し悠木巡査・田中巡査から話を聞きたいんだが、二人が
一緒だと話しずらいこともあるような気がして、この部屋を借りに来たんだ。」
言葉では借りに来たと言いながらも、早く出て行けといったオーラをぷんぷんと
出している黒瀬。
署長・副署長「ハッ…ハイ。どうぞお使いください。」
足早に出て行く署長・副署長だったが、部屋を出てドアを閉めたところで
副署長「署長、さっき見ていたページ閉じましたよね?」
署長「あっ…いつもの癖でディスプレイの電源切っただけだ…」
副署長「不味い…不味いですって署長……勤務中にあんなページ見てたことが本庁に
バレたら……」
署長「だよなぁ、不味いよなぁ。でも今更戻るのもなあ…見ないことを願うしか…」
○その頃応接室で一人になった田中
田中「さっきのりんちゃんの目可愛かったなぁ…好きって目線で送ってくれたのかな」
悠木鈴の目線の意味を完全に取り違えている田中。
田中「それにしても本庁のエリート様って、凄い迫力だな。あの迫力で取り調べ
なんてしたら、すぐ自白しそうだな。駄目元で取り調べの場面見せてくださいって
頼んでみようかな…それに青山警視正のあの身体つき、柔道とか強そうだよな。
黒瀬警視正もスーツに隠れた身体、絞れてそうだし。」
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