○署長室
署長のデスクに座って目の前のパソコンディスプレイに目を落としている黒瀬
「なんだこりゃ…」
先ずはチャットを少し読んで
「同僚署員に対してここまでとは」
そう考えていた時、青山が署長室に
「泰世、どうだった?あの田中とやらは?それとこの署長のパソコン見てくれ。
呆れてモノが言えんよ。」
青山がさっとパソコンを操作して
「コラ画像にエロビデオそれぞれ多数、それにこのチャット…
私の方も田中巡査から色々と聞きまして…こちらが聞いてもいないことベラベラと
喋ってくれたよ(笑)」
その時新しいチャットが飛び込んでくる
【俺今日の合同練習で、りんりんに上四方固めかけるから(笑)】
【お前少し体の位置ずらして、自分の股間悠木の顔近辺に、持ってくる気だろ(笑)】
【さあ仮にそうなっても、練習の流れの中でだから。わざとじゃないぞ。】
【じゃあ俺は袈裟固めの練習しようっと。俺の顔の近くにあのおっぱいが来ても
それこそ練習の流れの中でだから(笑)】
青山「なんだこれは…こりゃ酷いな。翔ちゃんこれ読んでみろよ。」
青山に代わり再度署長席に座る黒瀬
「これは…これじゃ悠木巡査、署で共有されてる、玩具じゃないか。
この署は徹底的な改革が必要だな。」
そう言うと、スマホを取り出しどこかへ電話をかけ始める黒瀬。
その時署長と副署長が部屋に入って来る。
黒瀬がデスクに座って電話をしているのを見て青ざめる署長と副署長
署長「黒瀬警視長…違うんですこれは…その…」
電話を終えた黒瀬、
「何が違うんですか○○署長。署員の皆様が心待ちにしている[合同練習]とやらも
この後あるみたいですので、今日の聞き取りはここまでにしますが…
明日からこの翠ヶ丘警察署に対して、臨時特別課を行います。徹底的に調べさせて
いただきますのでご承知のほどを。
あ~それから、パソコンのデータ消しても無駄ですので
証拠隠滅を図ろうとしたら、今以上に心象悪くしますよ。」
署長「……」
副署長「(小声)署長…どうします?悠木と他一名、綺麗どころ見繕ってそれぞれに宛がってはいかがですか?」
署長「(小声)ば、馬鹿そんなことしたら、火に油注ぐだけだろ。」
副署長「(小声)そうですよねぇ……」
署長「(小声)まあ良くて俺は、降格の上どこか田舎の警察署に左遷だろなあ…」
「どうかなさいましたか?そうだ。今日の合同練習私達にも見学させてください。」
署長「合同練習ですか?それは構いませんが…(そうだ、うちには全国十位の○○が
いるし、こいつらの鼻っ柱折ってやれば、恥ずかしくて処分有耶無耶になるかも。
そうだ、生き残るすべはそれしか…)
見学と言わず、御一緒に参加してみませんか。いつもなかなかな練習してまして」
「参加か…それも楽しそうだな青山。久しぶりに汗流すか。」
青山「そうですね。この頃デスクワークばかりで身体なまっちゃって。
(久しぶりって翔ちゃんよく言うよ。全国三位の実力者の癖に、毎日の稽古
欠かさないんだから。一瞬でも気を抜いたらいくら俺が今全国一位とはいえ
直ぐに追い抜かされそうだし…)」
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